WiLL サイファ(ウィル サイファ、 WiLL Cypha )は、トヨタ自動車でかつて生産、販売されていたハッチバック型の乗用車である。
WiLLブランドの自動車第3弾として発売され、2000年・2001年に登場したWiLL ViやWiLL VSとは異なるコンセプトで2002年10月に発売された。デザインコンセプトは「ディスプレイ一体型ヘルメット」[2]。
プラットフォームを初代ヴィッツと共有する。エンジンは前輪駆動(FF)が2NZ-FE型 1.3L 、四輪駆動(4WD)が1NZ-FE型 1.5L、共に直列4気筒エンジンを採用し、トランスミッションは4速ATである。
ネットワーク社会とクルマが融合する「サイバーカプセル」がテーマ。広告キャッチコピーは「育てるクルマ」[3](CMのナレーションでは「自分以上に育てるクルマ」)。
この車種はトヨタで初めて車載情報通信サービスの「G-BOOK」に対応しており、対応車載機(カーナビゲーションシステム)を標準装備していた。そのためトヨタのコンパクトカーとしては初となる2DIN+2DINのオーディオ別体ナビゲーションでもあった。
また、「P-way」と呼ばれる、斬新なカーリースプランが用意されていた[4][5]。携帯電話のように、基本料金+走行距離従量制料金が月額リース料金として請求され、その走行距離は搭載されているG-BOOK端末から送信される走行距離情報で計算されるというものだった。当初は、販売数の5%程度の契約を見込んでいたが、新しい販売手法として注目が高く、実際には17%と大きく上回った。しかし、利用客の走行距離が想定していたよりも短かったため、採算割れになることから2003年7月で取り扱い終了となった[6]。
2004年4月のビスタ店の統合、6月にはカローラ店に同クラスのパッソの登場、さらには2005年2月にヴィッツがフルモデルチェンジしたことで、WiLLプロジェクト終了と同時に2代目ヴィッツに統合される形で2005年7月に生産終了、8月に販売終了となった。
トヨタカローラ店とネッツ店(旧・トヨタビスタ店)で取り扱われていた。
ウィキメディア・コモンズには、トヨタ・WiLL サイファに関するカテゴリがあります。
この項目は、自動車に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(自動車ポータル/自動車PJ/乗用車PJ)。
Lokasi Pengunjung: 3.137.171.145