長澤 まさみ(ながさわ まさみ、1987年(昭和62年)6月3日[3] - )は、日本の女優[4]。本名同じ。身長169cm[1]。東宝芸能所属。
静岡県磐田市出身。堀越高等学校卒業。
父は元サッカー日本代表で、Jリーグ参入前のジュビロ磐田(ヤマハ発動機サッカー部)の監督を務めた長澤和明。
経歴
母親やその友人らの勧めで第5回(1999年度)東宝「シンデレラ」オーディションに応募し、35,153人の中から2000年1月9日に当時、史上最年少の12歳(小学6年生)でグランプリに選ばれ、芸能界入り。同年公開の『クロスファイア』で映画デビュー(クランクイン:2000年2月9日、上映2000年6月10日)。その後、ティーン雑誌『ピチレモン』の専属モデルとなった。2000年12月11日に初ドラマ『秘密〜弁護士迫まり子の遺言作成ファイル〜』(TBS)が放送された。
2001年、連続ドラマ『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』(読売テレビ)に初レギュラー出演。それに合わせ、中学2年の春に上京。中野区立第九中学校(現・中野区立中野中学校)へ進学[5]。当初は大塚ちひろ(現・大塚千弘)と2人暮らしであった。
2002年にはNHK連続テレビ小説『さくら』に出演。
2003年には『ロボコン』に初主演し、第27回日本アカデミー賞新人俳優賞等を受賞した[注釈 1]。同年公開のゴジラシリーズ第27作『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』および翌年のシリーズ最終作『ゴジラ FINAL WARS』では、東宝「シンデレラ」オーディションで審査員特別賞に選ばれた大塚ちひろと小美人役で共演した[注釈 2]。
2004年、『世界の中心で、愛をさけぶ』にヒロインとして出演。白血病治療の副作用による脱毛症を抱えた亜紀の役を演じ、自ら申し出てスキンヘッドになった[6]。この作品は長澤の出世作となり、興行収入85億円の大ヒットと共に多数の映画賞を受賞、長澤自身も第28回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を史上最年少で受賞するなど、長澤が幅広い世代から支持を受ける大きなきっかけとなる作品になった。『世界の中心で、愛をさけぶ』の撮影が主に香川県で行われたため、2004年11月に「香川かがやき大使」に就任(任期は2006年春まで)[7]、2005年8月から11月までJR山手線で車体広告電車が運行された[8][9]。
2005年は、テレビドラマ『優しい時間』(フジテレビ)、『ドラゴン桜』(TBS)に出演、第56回NHK紅白歌合戦では審査員を務めた。同年から『東宝カレンダー』の表紙を毎年飾っている。
2006年に『功名が辻』でNHK大河ドラマ初出演。同年秋には、かつて薬師丸ひろ子が主演して記録的大ヒットとなった映画『セーラー服と機関銃』のリメイクとなる連続ドラマ(TBS)に主演。同名の主題歌を「星泉」名義(ドラマでの役名)で発表した。
2007年4月クールの月9ドラマ『プロポーズ大作戦』に月9初出演及び初主演(山下智久とダブル主演)。平均視聴率は当クールで唯一15%を超え、最高視聴率も20%超えを果たした(最終回)。
2008年4月クール『ラスト・フレンズ』(フジテレビ)に主演。上野樹里と共演し、最高視聴率22.8%を記録した。
2011年8月、PARCO劇場において、本谷有希子の作・演出による舞台「クレイジーハニー」で初舞台を踏んだ。同年9月23日公開の『モテキ』では、セクシーシーンに挑戦し、新境地を開いた。完成披露パーティーで、このことについて「脚だけとか胸だけが映るカットがあって、すごく恥ずかしかった」と語っている[10]。
2013年、台湾ドラマ『ショコラ』で海外ドラマに初挑戦。中国語のセリフを披露する。
2015年、出演作『海街diary』が第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品される[11][12]。
2018年4月クール『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ)に主演。「月9」枠の出演は、『SUMMER NUDE』から約5年ぶり。「月9」枠の主演は『プロポーズ大作戦』以来11年ぶりで、単独主演は初めてとなる[13]。2019年5月には、『コンフィデンスマンJP ロマンス編』のタイトルで映画化され、2020年7月には第2作となる『コンフィデンスマンJP プリンセス編』、2022年1月には第3作となる『コンフィデンスマンJP 英雄編』が公開された。
人物・エピソード・交友関係
受賞歴
映画(受賞歴)
- 2003年度
- 2004年度
- 2006年度
- 2011年度
- 第54回ブルーリボン賞 助演女優賞(『モテキ』)
- 第35回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞(『モテキ』)
- 第3回日本劇場スタッフ映画祭 優秀主演女優賞(『モテキ』)
- 第11回 ニューヨーク・アジア映画祭 スター・アジア・ライジング・スター賞(『モテキ』)
- 2015年度
- 2017年度
- 2019年度
- 2020年度
ドラマ
その他(受賞歴)
- 2004年度
- 2006年度
- 2006 ベスト・ヘア賞
- 第3回ザ・ビューティー・ウィーク・アワード・ショートヘア部門受賞
- VOGUE NIPPON Women of the Year 2006
- 2007年度
- 2009年度
- 2012年度
- 2012 THE BEST BEAUTY OF THE YEAR
- 2023年度
- 第8回 女性が選ぶ“理想のボディ”ランキング 1位[42]
- 2024年度
- 第9回 女性が選ぶ“理想のボディ”ランキング 1位[43]
出演
※ 主演作品は太字表記
映画
テレビドラマ
舞台
公演中止
ドキュメンタリー番組
バラエティ番組
CM
ラジオ
その他
PV
WEB
声優
ディスコグラフィ
CD
DVD
- 『長澤まさみ』(2001年8月3日)
- 『THE COMPLETE 長澤まさみ』(2001年11月25日)
- 『First Love』(2002年8月5日)
- 『東京里美発見伝』(2003年9月25日)
- 『Summertime Blue』(2004年3月24日)
- 『IQUEEN Vol.1 長澤まさみ“CHANGE”【Blu-ray】』(2012年3月28日)
- 『IQUEEN Vol.11 長澤まさみ“MAX”【Blu-ray】』(2012年10月24日)
写真集
- 『そら』(2001年9月、学研)
- 『me』(2002年4月、ホーム社)
- 『少女伝説』(2002年11月、双葉社)
- 『Summertime Blue』(2003年9月、学習研究社)
- 『NO MEANING』(2007年6月、幻冬舎)
- 『チャイ飲む?』(2008年8月27日、幻冬舎)
- 『長澤まさみ smart』(2009年4月18日、宝島社)
- 『IQUEEN VOL.1 長澤まさみ』(2011年8月9日、パルコ出版)
- 『IQUEEN VOL.11 長澤まさみ』(2012年8月29日、パルコ出版)
- 『ビューティフルマインド』(2021年8月5日、宝島社)[173]
脚注
注釈
- ^ 長澤本人はこの映画を通じて演技に目覚めたとの事で、今もなお最も好きな作品に挙げている。
- ^ 『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』のサウンドトラックCDには、大塚と2人で歌った『モスラの唄』が収録されている。ちなみに、長澤、大塚のそれぞれの役名は「マナ」、「ヒオ」である。
- ^ 沢尻エリカ REAL ERIKA出演時にリクエストした。自身が担当するラジオ番組でも複数回触れている。
- ^ "僕らの音楽 Our Music". 僕らの音楽 Our Music. 8 December 2006. フジテレビ。。スキマスイッチと対面し、古くからの曲も聴いていると語った。『ラフ ROUGH』のスキマスイッチ生ライブ付試写会では、シークレットゲストとして、登場。舞台袖裏で、このライブを聞いて感激し、スキマスイッチに会うなり「大好きです!」を連発した。
- ^ 石崎とは家族ぐるみで親交が深く、女優になってからも食事を共にすることが多い。石崎が監督業に歩み出すきっかけを作ったのは長澤である(石﨑信弘#エピソードの項を参照)。
- ^ "やべっちFC〜日本サッカー応援宣言〜". やべっちFC〜日本サッカー応援宣言〜. 1 January 2007. テレビ朝日。。長澤は小学校1,2年生の頃に中山雅史から求婚されたエピソードを披露している。のちに中山は女優の生田智子と結婚したが、その生田は長澤にオーディションへの応募を勧めた一人でもある。
- ^ 「パナソニックドラマスペシャル」として放映予定であったが、2011年3月11日の東日本大震災発生に伴う広告活動自粛のため、ノースポンサードでの放送となった。
- ^ この共演は、さんまが「長澤まさみに会いたい」とスタッフに話したことから実現した(さんまの発言による)。
- ^ 2023年~
- ^ 映画『アイアムアヒーロー』のスピンオフ作品[165]。
出典
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
長澤まさみに関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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*は複数回の受賞。男性は1992年から、60代以上は97年から、10代は99年から対象 |
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