田中 健(、1951年[1][4]3月6日[5][注釈 1] - )は、日本の俳優、タレント、ケーナ奏者。本名は田中 研一()。所属事務所はオスカープロモーション[6]。
経歴
福岡県[1]筑後市生まれ[4]。高校時代は、バンドを友人と組みベースギターを担当する[4]。その後は、R&Bを博多のダンスホールで演奏していた。学校にばれて退学の可能性があったが、教員の助けで卒業。卒業後は博多のナイトクラブで3年ほど演奏していたという[4]。その後、東京の事務所からスカウトされ上京、1972年に日本コロムビアから「あおい健」として歌手デビューする[1][4]。キャッチフレーズは「さわやかなフィーリング・爆発するエネルギー」であった[2]。その後、1年ほどで所属していた事務所が倒産。映画監督の斎藤耕一の妻が立ち上げたプロダクションに所属し、以降は田中健の名で俳優に転じる[1][4]。日本テレビ系で1974年4月2日から放送された連続ドラマ『春のもつれ』の二郎役でデビュー[4]。代表作の一つである『俺たちの旅』は1975年にスタート以来、好評につき、シリーズ化された。映画、テレビともに葛藤や逡巡を抱えた若者役を多く演じ、青春映画には得がたいスターであったが、年を重ねるに連れてこうした個性が陰影に転じ、存在感あるバイプレイヤーの地位を占めている。
1990年からは南米に取材に出かけて出会ったケーナの奏者としても知られ[7][8]、『絆 -きずな-』の劇中でもケーナを演奏し[9][1]、教本の出版に参加。なお、田中が使うケーナは俳優仲間でクラフトが得意な平泉成が製作している。
また、「ケニー・テイラーJr.」の名前で音楽活動を行っていたこともある[10]。
1986年に女優の古手川祐子と結婚。古手川の実家に住んでいた時期に、マスコミから「マスオ」と呼ばれたこともあった。1987年に娘が誕生、1999年に離婚。2000年に女優の加賀まりこの姪で女優の加賀千景と再婚。
NHK大河ドラマでは2度佐久間信盛役を演じ、それまで老優が演じることが多かった信盛役を文人肌といわれた一面を垣間見せながら演じた。『信長 KING OF ZIPANGU』では、周囲が美しい笛の音に感動する中、主人公の織田信長だけが怒りを露わにするというエピソードがあり、次第に信長の真意と行動をつかみかねてゆく描写の一つとして挿入された。
食通としても知られ[11]、2001年1月25日放送の『どっちの料理ショー』鴨南そばVSフカヒレそば対決ではフカヒレそばを食べきった。また、料理上手でもあり家庭でも進んで台所に立つ。娘が学校に持参する弁当は殆ど田中が手ずから作ったものを持たせている[12][13]。
2010年にはメンズファッション協会よりグッドエイジャー賞を受ける[14]。乗馬・遠泳・ベース・ドラム演奏を特技とし、座右の銘は「今日は明日の準備」[6]。
出演
映画
テレビドラマ
Vシネマ
- 日本極道史 血に染まりし代紋(1994年) - 主演・吉田一家若頭 高山次郎
- 凶獣の牙(1995年) - 主演・牙丈太郎(元 警視庁刑事)
- 平成維新伝 群狼がゆく(2000年) - 黒川連合会長 黒川英五郎 ※特別出演
CM
舞台
- ぼくの友達(2018年1月10日 - 2月4日、DDD AOYAMA CROSS THEATER) - フランキー 役
- ちょっと今から仕事やめてくる(2019年6月13日 - 6月23日、CBGKシブゲキ!!) - 尾高 役
テレビ番組
ディスコグラフィ
あおい健時代
シングル
アルバム
発売日
|
規格
|
規格品番
|
アルバム
|
日本コロムビア
|
1973年
|
LP
|
YS-10142-J
|
僕の純愛時代♥あおい健ファースト
Side:A
- 純愛時代
- 白鳥
- 恋の休日
- 悲しい季節
- 花はどこまで
Side:B
- 君はわが命
- ダイアナ
- カレンダー・ガール
- ハートブレイク・ホテル
- マイ・ホーム・タウン
- 君こそすべて
- 恋の日記
|
田中健時代
シングル
アルバム
オリジナル・アルバム
発売日
|
規格
|
規格品番
|
アルバム
|
日本コロムビア
|
1976年11月10日
|
LP
|
PX-7019
|
愛の詩はつくったけれど
Side:A
- 海
- 愛の詩はつくったけれど
- はじめての旅
- 新しい光と風
- 沈丁花
Side:B
- 離れていても
- 友達
- 贈り物はなあに
- あの空のもとへ
- 涙だけが
- 秋嫌い
|
1978年9月25日
|
LP
|
PX-7062
|
フラッシュバック
※プロデュース:大野雄二
Side:A
- 六本木渋滞
- ライラック街の秋
- センチメンタリスト
- LOVE IS MUSIC(アルバムver.)
- フラッシュバック / Flash Back
Side:B
- うわさのジャック
- 幸福禁止
- 赤坂二丁目 オランダ屋
- 違うときは他人
- 潮風通りの噂
|
2013年9月26日
|
CD-R
|
CORR-10913
|
ビクター
|
1983年
|
LP
|
VIH-28126
|
Amazing
Side:A
- プロローグ(ステーション)
- 眠らせて
- 恋人
- ミステリアス・レイン
- ふたりの絵
Side:B
- 愛のめざめ
- 今は哀しみを唄わず
- 愛した人へのサンバ
- ミッドナイト・ホテル
- ステーション
|
ケーナ作品
発売日
|
規格
|
規格品番
|
アルバム
|
東芝
|
1990年9月5日
|
CD
|
TOCT-5815
|
SPACE
|
1991年12月11日
|
CD
|
TOCT-6360
|
HEART TO HEART
|
ビワレコード
|
1995年10月1日
|
CD
|
BW-N003
|
呼吸瞑想
|
テイチク
|
1997年9月21日
|
CD
|
TECW-28599
|
ユーラシア
|
1998年9月23日
|
CD
|
TECW-28768
|
ひととせ 春夏秋冬
|
ライブ・アルバム
発売日
|
規格
|
規格品番
|
アルバム
|
日本コロムビア
|
1978年11月
|
LP
|
PX-7070
|
CRYSTAL LOVE STAGE
※ 1978年7月24日、中野サンプラザホールにて収録。
Side:A
- オープニング
- 六本木渋滞
- 海
- はじめての旅
- 幸福禁止
- 汐風通りの噂
- クリスタルラヴ
Side:B
- ただお前がいい
- センチメンタリスト
- 案山子
- ロックンロールメドレー
- We All Alone
- 道化師のように~クロージング
|
楽曲参加
著作
- 『田中健・ケーナ教本』田中健 (編著) (1998年)改訂版、東京 : スイート・ベイジル ; 東京 : 龍吟社/リズム・エコーズ (発売)(全国書誌番号:20087638)
脚注
注釈
出典
参考文献
外部リンク
|
---|
代表取締役会長:古賀誠一 |
女優 女性タレント | |
---|
グループ | |
---|
歌手 | |
---|
キャスター | |
---|
俳優 男性タレント | |
---|
声優 | |
---|
文化人 |
- ホリ・ヒロシ(人形師)
- 金惠京(国際法学者、日本大学危機管理学部 准教授[国際関係学専攻])
- 中西しほり
- HIROKO(美道研究家®)
- TORICO(映画監督)
- 天霧真世
- 大木隆太郎(恋愛起業家)
- 蜷川有紀(画家・女優・映像作家)
- 小西さやか(コスメコンシェルジュ)
- 坂本真樹(人工知能学者電気通信大学 副学長・情報理工学研究科教授)
- 牧田習(昆虫ハンター)
- 余慶尚美(美容家・美巡家、ヘアケアリスト(毛髪診断士))
|
---|
旧所属タレント | |
---|
関連項目 | |
---|
★は業務提携、▲は青二プロダクションとの同時所属。
カテゴリ |
|
---|
1950年代 | |
---|
1960年代 | |
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
---|
1940年代 | |
---|
1950年代 | |
---|
1960年代 | |
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
|
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
|
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
※2017年度は授賞式中止
|