劇団ひとり(げきだんひとり、本名:川島 省吾〈かわしま しょうご〉、1977年〈昭和52年〉2月2日[1] - )は、日本のお笑いタレント、司会者、俳優、声優、作家、映画監督。
千葉県[1]千葉市花見川区出身。太田プロダクション所属[1]。妻はタレントの大沢あかね。
人物
千葉県立京葉工業高等学校機械科に入学するが1年弱で中退後、千葉県立船橋高等学校定時制普通科卒業。高校1年生の1993年[1]に『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ)内のコーナー「お笑い甲子園」に、「バーテックス」というコンビを組んで出場。1996年、太田プロダクションに所属しデビュー[3][4]。事務所の同期には有吉弘行がいる[3][2]。太田プロに入ってからは、一時代子役として活躍した経歴のある劇団日本児童出身の秋永和彦とお笑いコンビ「スープレックス」を組んで活動するが、2000年5月に解散[5]。
2000年にピン芸人「劇団ひとり」になってからは[1]テレビのバラエティ番組に出演するほか、小説家デビューするなどマルチタレントとして活動。
2008年10月から『学べる!!ニュースショー!』(テレビ朝日)のMCを務めるが、1年で終了。特番で復活してからは『そうだったのか!池上彰の学べるニュース』(テレビ朝日)にリニューアルされたため、「池上彰に自分の番組を乗っ取られた」と自虐ネタにしている[6]。
以降は地上波ゴールデンのテレビ番組では他の出演者を盛り上げるお笑い風を演じているが、『ゴッドタン』(テレビ東京)の佐久間宣行プロデューサーは、変態的な芸とお茶の間タレントを両方できると評価している[7]。
芸名・呼称
コンビが解散してピン芸人になった際に、ネット上で芸名を公募し「カツカレー」という芸名を選んだが、事務所から「これでは未来が見えない」と却下された。続いて「波打際立夫(なみうちぎわたちお)」という芸名を選ぶも同じ理由で却下。安田和博(デンジャラス)に相談したところ「好きな俳優とかいる?」と聞かれ、ロバート・デ・ニーロが好きと答えると「炉端出二郎(ろばたでにろう)」と付けられた。これも却下され、最終的には自分で「劇団ひとり」という芸名に決めた。
「劇団」もしくは「ひとり」のどちらかで呼ばれることが多いが、タモリからは「ゲゲゾッゾ」(ただしこの呼び方はネタ)、くりぃむしちゅーや後輩のスピードワゴンからは本名の「川島」「川島さん」、『ゴッドタン』で共演する矢作兼(おぎやはぎ)からは「劇ピン」「ピンちゃん」と呼ばれることがある。
『SMAP×SMAP』(フジテレビ)では「『省吾』って呼ばれたい」、『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ)では「『劇ピー』って呼んでください」と発言(山下智久の愛称である山Pに由来)。妻の大沢あかねからは「しょごタン」と呼ばれているとの事[8]。
『午前0時の森』(日本テレビ)で共にMCを務める村上信五(関ジャニ∞)からは、本名の「省吾」「省吾さん」と呼ばれている[9]。これは、番組初回放送にて、互いの呼び方をそれぞれの本名の下の名前で呼び合う事に決めた為であり、自身は村上の事を「信五」と呼んでいる[10][9]。
趣味・嗜好
親族
両親は日本航空勤務(父は国際線パイロット、母は元客室乗務員)で職場結婚。兄と妹がいる。母はミス札幌選出歴があり、マナー教室を主宰。両親の仕事の関係で小学2年生から5年生までアメリカ合衆国アラスカ州アンカレッジに住んでいた。当時、フィギュアスケート選手の村主章枝が近所に住んでおり、交流があった[20]。ただし英会話能力は、日常会話程度であると自認している。
SF作家の川島ゆぞは伯父。
大叔父である川島三郎は高知新聞で漫画を連載する傍ら、発明家でカセットテープ再生機のオートリバースの機能を発明した[21]。その息子は銅像作家の濱田浩造。
妻の大沢あかねとの間に一男二女あり。義祖父(大沢あかねの祖父)は野球評論家の大沢啓二。
曽祖父は昭和初期に高知市長を務めた川島正件[22]。土佐藩士中岡慎太郎の異母姉、縫と結婚した安芸郡岩佐番士頭・川島総次は先祖にあたる[23]。
その他
芸風
芸名にも表れている通り、様々なキャラクターを演じ分ける一人芝居風のコントを行う。『憑依芸人』とも呼ばれる。川島省吾を「座長」として川島演じる数々のキャラクターを「団員」と呼ぶ。誇張の少ない妙に生々しい演技が特徴で演じるキャラクターはマニアックな人物が多い。最近は演技力に注目され、俳優としてのイメージが強いせいかネタを披露することが激減したが『やぐちひとり』では山岡春樹姿で出続けた。2020年東京オリンピックの開会式(2021年7月23日)においても芸風を活かしたコント風の映像で登場している[27]。
泣き芸が得意で事務所の先輩で同じく泣き芸を持つ上島竜兵(ダチョウ俱楽部)からは泣き芸をやめてくれと言われている。泣き芸はメンタームのリップクリームを直接目に塗るという仕込みが必要だが、常には携帯していないので、長時間ロケの場合は泣けないこともある。泣き芸によって数多くのバラエティ番組に呼ばれたが、目の調子が悪くなり医師からドクターストップがかかったため泣き芸は封印された[29]。
作品
作詞
小説
エッセイ
- そのノブは心の扉(2008年3月、文藝春秋/2010年6月、文春文庫)
- 劇団ひとり カプチーノを飲みながら(2010年12月、太田出版)
- そのノブはひとりの扉(2012年10月、文藝春秋)
絵本
- ♪ピンポンパンポンプー(2020年11月、マガジンハウス) - キャラクターデザイン
- パリン グリン ドーン(2022年6月、マガジンハウス) - キャラクターデザイン
- Wピース なさいくん(2024年4月、マガジンハウス) - キャラクターデザイン
- Wピース のんちゃんびりーくん(2024年4月、マガジンハウス) - キャラクターデザイン
漫画
映画
テレビドラマ
出演
テレビ番組
バラエティ
現在の出演番組
- レギュラー
- 不定期出演
- 特番
- 思考実験バラエティ!もしもの世界(2018年7月19日 - 、NHK Eテレ)- MC
過去の出演番組
- レギュラー
- 特番
- 笑っていいとも!特大号(2006年12月27日 - 2013年12月25日、フジテレビ)
- 仕事とお金のマジメな話(2021年12月30日・2022年4月3日・6月23日、テレビ朝日) - MC
- もっと評価されるべき審議会(2022年5月26日・6月2日・11月24日・12月1日・8日) - 審議長(MC)
- シンにっぽん人物伝(2022年9月18日、日本テレビ) - MC
- 火曜NEXT!「激談ひとり」(2022年11月9日・16日、フジテレビ) - MC
- 事前アンケートは全部ブレーン芸人が考えました(2022年12月3日、フジテレビ) - ブレーン芸人
- マジックパレス(2022年12月10日、フジテレビ) - MC
- 笑いの正体(2022年12月28日、NHK総合) - 中居正広の代役MC
- さよなら大好きな場所(2024年4月5日、テレビ朝日)
WEB番組
ドラマ
アニメ
- ポンキッキ内「ビーンワールド」(2006年、フジテレビ・フジテレビ721) - 全ての声を担当
ラジオ番組
現在
過去
実写映画
配信映画
劇場アニメ
広告
連載
ゲーム
舞台
- 熱海殺人事件(2005年7月18日、博品館劇場)
- うす皮一枚(2006年9月8日 - 10日、本多劇場)
- 舞台・ウレロ☆未公開少女(2013年3月2日 - 3日 六本木ブルーシアター)
- 東京03 FROLIC A HOLIC ラブストーリー「取り返しのつかない姿」(2015年6月4日、赤坂ACTシアター) - お笑いコメディーライブにゲストとして出演。DVDで発売されている。
DVD
プロモーションビデオ
受賞歴
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
|
---|
現在出演中の番組 |
|
---|
過去の出演番組 |
|
---|
ドラマ | |
---|
PV | |
---|
映画 | |
---|
著書 | |
---|
関連項目 | |
---|
関連人物 | |
---|
カテゴリ |
|
---|
あ行 | | |
---|
か行 | |
---|
さ行 | |
---|
た行 | |
---|
な行 | |
---|
は行 | |
---|
ま行 | |
---|
や行 | |
---|
ら行 | |
---|
わ行 |
- ワールドヲーター
- 関口ジョニーズ
- 大谷貴文
- 飯島優太
- あしとみしんご
- 和賀勇介
|
---|
旧所属タレント | |
---|
関連項目 | |
---|
カテゴリ |
|
---|
放送終了時の出演者 |
| 総合司会 | |
---|
アシスタント | |
---|
| 月曜日 | |
---|
火曜日 | |
---|
水曜日 | |
---|
木曜日 | |
---|
金曜日 | |
---|
増刊号 | |
---|
Holiday | |
---|
スペシャル | |
---|
コーナー |
|
---|
番組全体 | |
---|
|
---|
派生番組 |
|
---|
主要コーナー | |
---|
派生ユニット | |
---|
イラスト | |
---|
歴代スタッフ |
放送作家・スーパーバイザー | |
---|
テーマ曲作詞・作曲・編曲家 | |
---|
振り付け | |
---|
プロデューサー・チーフプロデューサー | |
---|
|
---|
関連人物 | |
---|
関連項目 | |
---|
関連番組 |
|
---|
関連CD | |
---|
カテゴリ・テンプレート | |
---|
1 ▼は週替り出演。 2 ●は月1回出演。 3 ★はフジテレビアナウンサー(当時)。 4 LFはニッポン放送のラジオ番組。 5 TXは東京12チャンネル(現・テレビ東京)で放送された番組。 |
|
---|
1950年代 | |
---|
1960年代 | |
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|