野波 麻帆(のなみ まほ、1980年5月13日[1] - )は、日本の女優、スタイリスト、DJ。東京都出身。東宝芸能所属。
略歴
1996年、第4回東宝「シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞したことを契機に芸能活動を始める[2]。
1997年、『寿司、食いねェ!4』でテレビドラマに、『モスラ2 海底の大決戦』で映画にそれぞれ初出演[2]。1998年、『愛を乞うひと』で国内の各新人賞と各助演女優賞を多く受賞した。2001年には『案山子 KAKASHI』で映画初主演。2002年からは『こちら本池上署』シリーズに中井あずさ役でレギュラー出演した。共演した知念里奈とはこれがきっかけで親友となった。
大のファッション好きとしても知られ、それが高じて、2007年、友人であるYOON(m-flo・VERBALの妻)とThe Othersというユニット名でスタイリストデビューした。同じ事務所の長澤まさみなどのスタイリストをしている。また、The OthersとしてDJ活動も行うなど、女優業以外にも様々な活動を行う。
2009年、『セレぶり3』で連続テレビドラマ初主演。2010年のテレビドラマ『モテキ』ではヒロインの1人を演じた。2013年の映画『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』ではヌードになってベッドシーンを演じている[3][4]。
2016年、夫と共に子供服ブランド「himher」を立ち上げた[5]。
人物
東宝シンデレラへの応募に際し、高校1年生の2学期に芸能活動が禁止であった立教女学院高等学校から芸能コースのある堀越高等学校に転校した[2]。野波は、女優になりたかったため同オーディションに人生をすべてかけたと述べているが、その後振り返りグランプリになっていなかった場合を考えていなかった自身の大胆さに恐れを感じたという[2]。
映画『モスラ2 海底の大決戦』に出演した際、野波は気持ちを伝えるために動作をつけるのが芝居をすることだと考えていたが、監督の三好邦夫からセリフで感情を表すところと雰囲気や表情だけで感情を表すところのめりはりの付け方を指示され、自身との考えの違いに戸惑った[2]。しかし、三好から参考にするよう勧められた宝塚のビデオを観て、非日常的な演技や腹式呼吸から来るセリフの話法が理解できたという[2]。野波について三好は、映画初出演で苦労した部分もあったが芝居心があり、高校生としては大人っぽい感じであったと述べている[6]。衣裳デザインを担当した本谷智子は、野波は補正の必要がなく衣裳の作りがいがあるスタイルであったといい、その完璧なプロポーションが衣裳に豪華さを与えていたと評している[7]。
デビュー当時は、目標とする女優に田中美佐子を挙げていた[2]。
私生活
2012年12月上旬、俳優の水上剣星とできちゃった結婚[8]。2013年6月29日に第1子女児[9]、2015年9月16日に第2子女児を出産した[10]。
出演
映画
短編映画
テレビ
連続ドラマ
ゲスト出演
単発ドラマ
その他テレビ番組
DVDドラマ
WEB配信
ドラマ
その他
ラジオドラマ
舞台
- 鈍獣(2004年7月-9月) - 順子 役
- コール(2009年1月-3月) - 山崎の妻・晴子 役
- セレぶり3 オン・ステージ 〜セレブは夏に恋するものだ〜(2009年8月) - 主演・ジョナ(小川おたみ) 役
- U-1グランプリ case03 『職員室』(2010年4月-5月)
- セレぶり3 ラストステージ 〜セレブは惜しまれつつ解散するものだ〜(2010年7月) - 主演・ジョナ(小川おたみ) 役
- M&O plays+PPPPプロデュース「窓」(2010年9月) - 女優・香澄 役
- テキサス -TEXAS-(2012年3月-4月、パルコ劇場)
- 星回帰線(2016年10月、東京芸術劇場、シアターウエストほか)
- サメと泳ぐ(2018年9月-10月、世田谷パブリックシアターほか) - ドーン 役
- 朗読劇 もうラブソングは歌えない「Re:」(2020年8月、東京国際フォーラム)
- After Life(2023年7月-8月、新国立劇場ほか) - 1番 役
- 『GOOD』-善き人-(2024年4月、世田谷パブリックシアターほか)[44]
プロモーションビデオ
CM
写真集
デジタル写真集
- 『KILLER QUEEN』(2010年、写真:宮澤正明、image.tv グラビアNet 2010年9月号)
脚注
参考文献
外部リンク
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