北川原 温(きたがわら あつし、1951年(昭和26年)10月31日 - )は、日本の建築家(一級建築士)。長野県千曲市生まれ。元東京芸術大学教授(2019年3月退任)。現在東京芸術大学名誉教授、株式会社北川原温建築都市研究所代表取締役所長。日本建築学会賞作品賞、日本芸術院賞、日本建築大賞、村野藤吾賞、ケネス・F・ブラウン建築文化大賞、など多数受賞。
東京芸術大学建築科在学中に国際設計コンペで1位となり、大学院ではサウジアラビアで都市計画の仕事に携わる。20代から設計活動を始め、これまでに多くの作品が世界に紹介されている。
日本建築学会賞、村野藤吾賞、グッドデザイン賞金賞、アルカシア賞ゴールドメダル、ケネス・F・ブラウン大賞をはじめ国内外の多数の建築賞を受賞。2009年に日本建築大賞を、また2010年には日本芸術院賞を受賞。世界各地から建築展、講演の依頼を受ける。2007年に念願のヨーロッパ事務所をベルリンに開設。
建築以外の分野では、世界的なオランダのモダンバレエ団(ネザーランド・ダンス・シアター、芸術監督イリ・キリアン)の舞台美術を手掛け、パリ・オペラ座やニューヨーク・リンカーンセンターで公演。2008年にリヨン国立歌劇場で再演。2018年にはポンピドゥ・センター・パリ(フランス国立近代美術館)にて、ドローイング23点、模型4点、計27点がパブリック・コレクションとして収蔵された。
また、東京芸術大学の大学院建築専攻北川原研究室[リンク切れ]では、科学や音楽、新しい表現芸術などの分野の専門家と協力し、建築・都市・空間に関する様々な研究・創作活動を展開していた(2019年3月退任)。
建築プロデューサーを務めたミラノ国際博覧会 (2015年)日本館の立体木格子が話題を呼びミラノ工科大学キャンパスやアルテセラ自然公園にそのプロトタイプが設置された。最近ではJR中央線小淵沢駅新駅舎・駅前広場やバーゼルワールドミキモト、東京交通短期大学新校舎、豊昭学園図書館・ホール・ラーニングセンター、ナカニシ新本社R&DセンターRD1、ナカニシ新工場A1等の設計に携わる。その他、学会や研究機関の委員、建築賞などの審査委員を務める。
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