土橋 靖子 |
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生誕 |
1956年10月 千葉県市川市 |
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出身校 |
東京学芸大学 |
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受賞 |
日展特選(1992年・1998年) 平成18年度芸術選奨文部科学大臣新人賞(2007年) 日展会員賞(2008年) 日展内閣総理大臣賞(2016年)
日本芸術院賞(2018年) |
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影響を受けた 芸術家 |
日比野五鳳・日比野光鳳 |
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土橋 靖子[1](つちはし やすこ、1956年10月 - )は、日本の書家。千葉県市川市出身。日本藝術院会員、公益社団法人日展理事、読売書法会最高顧問、公益社団法人日本書芸院理事長、日本書道文化協会副会長、公益財団法人全国書美術振興会理事、蛙園会代表、市川市文化振興財団理事長、芝桜会主宰を務める。2003年より朝日新聞社主催「現代書道二十人展」に出品。
来歴
1956年千葉県市川市に生まれる。幼少のころより書に親しみ、十代半ばより祖父日比野五鳳の指導を受ける。1975年私立桜蔭高等学校卒業。1979年東京学芸大学教育学部特別教員養成課程 (書道) 卒業。1980年同専攻科 (書道) 修了。卒業後、桜蔭学園、東京都の公立高等学校、東京学芸大学、大東文化大学などで教鞭をとり、同時に書家として活動。
書家として
1980年日展初入選。1992年日展特選受賞(1998年2度目の特選受賞)。2003年現代書道二十人展 (朝日新聞社主催) メンバーに選ばれる(以降連続出品)。2007年平成十八年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。同年日展審査員初就任。2008年「良寛春秋」で日展会員賞受賞。2015年大東文化大学特任教授就任。2021年3月まで勤める。2016年「墨染」で改組新第三回日展内閣総理大臣賞受賞。2018年「かつしかの里」で日本芸術院賞受賞[2]。2019年市川市文化振興財団理事就任。同年大東文化学園栄誉章受章。2020年市川市文化振興財団理事長就任。2022年書道団体・蛙園会を創立する。同年日本書芸院理事長就任。2024年日本藝術院会員就任。
書風
先師であり祖父・日比野五鳳の理念である「清らで品格ある書」を継ぎ、書の古典・古筆を基礎に、伝統をふまえた風趣に富む書の世界を目指す。近年は特に、漢字・仮名のジャンルを超えた今日的な「和の書」の創造を目指し、新しい書表現を模索し研鑽を続ける。
著書(単著)
- 『万葉集を書く かな書篇』 可成屋 2008年
- 『おとなの手習い かな書道入門』 芸術新聞社 2010年
- 『おとなの手習い 風流のかな』 芸術新聞社 2012年
監修
文部科学省検定教科書高等学校「書道」(教育図書)
個展
現在に至るまで、5回の個展を開催。
1996年 土橋靖子書作展(於 : 銀座かねまつホール)
2010年 土橋靖子書作展(於 : 東京銀座画廊)
2016年 土橋靖子書作展「和を紡ぐ」(於 : 日本橋髙島屋)
2019年 土橋靖子書作展「回帰・感謝・誠の花へ」(於 : 市川市芳澤ガーデンギャラリー)
2023年 土橋靖子書展「和漢の調べ」(於 : 日本橋髙島屋)
脚注
外部リンク
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太字は恩賜賞受賞者。名跡は受賞時のもの。表記揺れによる混乱を避けるため漢字は便宜上すべて新字体に統一した。 |