古谷 蒼韻(ふるたに そういん、1924年3月3日 - 2018年8月25日)は、日本の書家。日本芸術院会員、文化功労者。本名は古谷 繁(ふるたに しげる)。
蒼遼会主宰、社団法人日展顧問などを歴任した。
来歴
生い立ち
京都府出身。京都師範学校卒。本名は繁。師範学校在学中に中野越南に私淑した後、辻本史邑、村上三島に師事。
書家として
1961年日展特選、1981年日展内閣総理大臣賞。1985年「万葉・秋雑歌」で日本芸術院賞[1]。日展顧問、日本書芸院最高顧問、読売書法会最高顧問、京都書道作家協会会長。蒼遼会を主宰。1993年京都市文化功労者、2006年日本芸術院会員、2010年文化功労者[2]。
2018年8月25日午前6時55分、肺炎のため、京都市内の病院で、死去。満94歳没。叙従四位、旭日中綬章追贈[3]。
著作
- 書道技法講座 27 草書 懐素千字文 二玄社 1974
- 詩歌書例一〇〇選 8 日本 良寛 二玄社 1999.2
- 明清行草字典 二玄社 2001.10
- 古谷蒼韻作品集 1-2 ビジョン企画出版社 2009.9
脚注
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太字は恩賜賞受賞者。名跡は受賞時のもの。表記揺れによる混乱を避けるため漢字は便宜上すべて新字体に統一した。 |