小池 栄子(こいけ えいこ、1980年11月20日 - )は、日本の俳優、タレント。本名、坂田 栄子(さかた えいこ)[2] 、旧姓は小池。東京都世田谷区下北沢出身[2][3]。夫は元プロレスラーの坂田亘。
イープロダクション所属。かつて、イエローキャブ(旧社)の系列会社だったサンズ(後のサンズエンタテインメント)に所属していたが[4]、2004年11月に両社の社長だった野田義治がイエローキャブを辞任したことをきっかけとして、親会社のイエローキャブへ移籍。2015年2月、所属していたイエローキャブの倒産に伴い独立し[5]、個人事務所イープロダクションを設立。
人物像
デビューまで
小池の幼少期、実家はレジャーランドも経営していた祖父が創業したパチンコ店を営んでいた。奇抜なものを好んでいた祖父の趣味で床板に透ける建材を使用し、ワニを飼っていたという。パチンコ店は後にゲームセンターに変わっている[6]。
世田谷区立代沢小学校、和洋九段女子中学校・高等学校卒業[7]。和洋九段女子へ進学した理由として、中学受験前の学校説明会などで創作ダンス部の実演に魅了されたからという。実際に小池は中学1年生から高校3年生まで同部に所属し、部活動に精進していたといい、今でもダンスは特技の一つである[8]。『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』の企画「芸能人社交ダンス部」ではダンスの実力を遺憾なく発揮、ゴルゴ松本とのコンビでは1級に加え、国内タイトルも獲得した。2005年にイギリスで開かれたブラックプールダンスフェスティバル(全英オープン大会)に出場する快挙も成し遂げた。
15歳のとき「バスト93センチGカップ女子高生」として、雑誌「ホットドッグ・プレス」(1996年9月10日号)及びテレビ番組『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(同年8月28日放送分)に出たことがある。また芸能界デビュー前にカットモデルをしていたことがあるが、今まで生きてきた中で、アルバイトはその5時間しか経験したことがないという。実家が裕福であったために小遣いに不自由したことも無く、学校に通学する際にもタクシーを利用していたことが度々あったほど。「アルバイトをする理由もなかったし、その分を遊ぶ時間に充てたかったから」とも語っている[9]。
最初は保育士志望だったが、イエローキャブ社長の野田義治にスカウトされ、芸能界入りを果たす[10]。当初は俳優を目指して芸能界入りしたが、最初のドラマ出演後のオーディションで「そんなに太っていたら映像では使えない」と言われ、なかなか次の仕事が決まらなかった。そこへ「写真なら角度などで誤魔化せるから」とグラビアの仕事が舞い込む。「スカウト時に水着はやらない条件(自分のスタイルに自信が無かった)で芸能界入りしたのに……」と思いつつ渋々グラビアを始めた(この頃について後年「事務所に騙された」とコメントしている)が、「胸が大きいのはコンプレックスだけど、これを売りにすれば良いのでは」と考えを改め、それ以降は積極的にグラビアに取り組むようになる[11]。
ブレイク後も長らくグラビアを続けて、本人もグラビアの仕事は嫌いではなく「求められる限り続けたい」と常々語っていたが、イエローキャブ分裂を機にグラビアからは事実上引退し、俳優活動に比重を移している。
左利きであるが始球式の投球は右投げ[12]。
91cmのFカップネタ
デビュー当時のキャッチフレーズは「宇宙一のメロンパイ」[13]。
「胸の手術を受けたのでは」と雑誌に掲載され、これに小池側が激怒し、裁判沙汰になったことがある(その後、掲載者に不利な証言が多数得られたため、地裁判決直前に掲載者が謝罪して和解)。またこの間に、テレビに出演する女性の肖像権を管理すべきと発言し、2004年の「肖像権を守る会」設立に全面協力し、CMやポスターでモーニング娘。らと共演した。当時の所属事務所の社長であった野田義治は「X線写真を撮ってでも偽パイ疑惑を晴らしたい」と言った上で、実際に『アッコにおまかせ!』の中でX線写真を撮ったことがある。その結果、豊胸ではない(少なくともシリコンバック挿入による豊胸ではない)ことが証明された。ただ、胸が平均値より垂れていることが判明しショックを受けていた[14]。
夫と格闘技
プロレスラーの坂田亘とは5年に渡る交際の末、2007年8月29日に婚姻届を提出。この直後フジテレビ『メントレG』にゲスト出演し、小池本人の持ち込み企画という形で、結婚に至るまでの交際エピソードなどを紹介する内容の番組収録(2007年9月2日に放映)が行われた[15]。2008年7月24日に結婚披露宴を行った[16]。坂田が気に入ったという細身なデザインのウエディングドレスを着こなすため、小池は坂田のサポートのもと、ダイエットに励んだという。
総合格闘技イベント「PRIDE」でフジテレビ地上波放送のメインキャスターを2002年から務めた[17]。同じく格闘技イベント「ハッスル」(2007年11月25日、横浜アリーナ)にもゲスト出演。高田総統の化身とも言われる最凶戦士ザ・エスペランサーに対し、夫と共に参戦。夫の危機に際して「小池栄子似の天使」として登場し、エスペランサーの破壊ビームを跳ね返すなど活躍。夫の勝利をアシストした。
2007年まで自動車運転免許を持っていなかったが、「2007年中に取る」と宣言、無事に免許を取得した[18]。
交友関係など
矢沢心とは高校時代にドラマ『ナオミ』で共演して以来の友人。小池の著書『小池の胸のうち がんばるの、やめてみます』では無二の親友と記しているほどの仲である。元親友のMEGUMIとは、前掲書によれば、お酒を呑みながら悩みを相談し合う間柄だという。顔に関しては、島田紳助から新幹線やウミガメに似ていると言われたり[19](“癒し系”ならぬ“威圧系”の顔とも言われる[13])、木村拓哉からは「ミートくん(漫画『キン肉マン』に登場するキャラクター)似」、石橋貴明からは「悪いウルトラマン」などと言われた[14]。『オレたちやってま〜す』や『ワンナイR&R』で共演した宮迫博之とは仲が良く、宮迫は小池について「人見知りが演技にも出るほど」と語っている[20]。紳助や村上龍、松本人志は小池のことを「頭の回転が早く、気が利く女性.番組に居てくれると安心する」と高く評価している[21]。実際、ビジネス界の実力者が数多く出演する『日経スペシャル カンブリア宮殿』というビジネス番組では村上龍と共にレギュラー出演しており、インタビュアーとしての機転の利いた受け答えを見ることが出来る[22]。
CHAGE and ASKAのASKAの大ファンである。2005年11月に自身のラジオ番組にASKAがゲスト出演した時はとても感激し、放送終了後もしばらくスタジオ内で余韻を味わっていたという。またその際に番組内で、2004年8月に行われたCHAGE and ASKAの「熱風コンサート」に観客として客席にいたことを明かした。ASKAは「全然分からなかった」と驚いていた[23]。
歌手のBoAの大ファンでもある[24]。
関西テレビ深夜のアイドル番組「BAT.corp」にテコ入れ要員として2000年夏、期間限定出演。番組企画のひとつとしてスパワールド「スパプー」CMにフロントメンバーとして出演した。ワンナイのコント「ごくせん」のパロディ「Sせん」において女王様キャラを演じていた[25]。
サザンオールスターズ2003年復帰第一弾のシングル『涙の海で抱かれたい 〜SEA OF LOVE〜』のPVに出演。桑田佳祐が是非出演して欲しいと依頼したことで実現。テレビCMでも小池の水着姿がクローズアップされ「大きなオッパイ」と桑田が発言している。なお、小池は前年2002年の『別冊カドカワ 独占!桑田佳祐』に「桑田さんのPVに出るのが夢」とメッセージを寄せていた[26]。また、2024年7月より放送のフジテレビ系ドラマ『新宿野戦病院』の主題歌『恋のブギウギナイト』のMVにドラマ内で演じる役のまま出演している[27]。
出演
テレビ
バラエティ・教養・ミニ番組ほか
テレビドラマ
映画
舞台
ラジオ
CM
音楽
- TOMORROW(2001年11月14日発売、ソニーレコード) - メモリーキャッツ名義
PV
劇場アニメ
ゲーム
吹き替え
ナレーション
- NONFIX「アロハ桜〜ハワイ日系二世兵士からの贈り物〜」(2005年8月10日、フジテレビ)
- ザ・ノンフィクション「銀座の夜は いま… 菜々江ママの天国と」(2020年5月8日、フジテレビ)
- ザ・ノンフィクション「銀座の夜は いま…2 ~菜々江ママとコロナの1年~」(2021年5月2日、フジテレビ)
インターネット
受賞歴
- 2002年
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- 2008年
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- 2009年
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- 2012年
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- 2014年
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- 2016年
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- 2017年
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- 第20回日刊スポーツ・ドラマグランプリ 助演女優賞(『世界一難しい恋』)[115]
- 第93回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 助演女優賞(『母になる』)
- 第8回コンフィデンスアワード・ドラマ賞 助演女優賞(『母になる』)[116]
- 2020年
-
- 2023年
-
作品
写真集
VHS・DVD
- cure (1999年、ポニーキャニオン)
- Final Beauty (2000年、竹書房)
- With… (2001年)
- G-Taste (2001年、キングレコード)
- Salty Dog (2001年、アクアハウス)
- Too (2001年、ポニーキャニオン)
- Hot (2001年、ポニーキャニオン)
- 小池栄子 (2002年、h.m.p)
- Moon Valley (2002年、ラインコミュニケーションズ)
- カバーガールズ (2003年、コロムビアミュージックエンタテインメント)
- ON/OFF (2003年、パイオニアLDC)
- Far East (2003年、イーネット・フロンティア)
- digi+KISHIN DVD (2004年、ポニーキャニオン)
著書
脚注
注釈
- ^ 2022年7月30日に『レギュラー番組への道』で放送されたテレビドラマのレギュラー化。
- ^ 同書によると、『カンブリア宮殿』への出演は、本人の中で大きな転機の一つになった仕事ととらえられている。
出典
外部リンク
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※は授賞式中止
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1回 - 10回 | |
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11回 - 20回 | |
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21回 - 30回 | |
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31回 - 40回 | |
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41回 - 50回 | |
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51回 - 60回 | |
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61回 - 70回 | |
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71回 - 80回 | |
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81回 - 90回 | |
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91回 - 100回 | |
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101回 - 110回 | |
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111回 - 120回 | |
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121回 - 130回 | |
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男性 | |
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特別 賞 | |
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*は複数回の受賞。男性は1992年から、60代以上は97年から、10代は99年から対象 |