ポール・ディ・レスタ(Paul di Resta、1986年4月16日 - )は、イギリス・スコットランド出身のレーシングドライバー、モータースポーツ評論家。
プロフィール
メルセデスの育成ドライバーで2011年にフォースインディアの正ドライバーとしてF1デビュー。2010年はフォースインディアでサードドライバーを務めながらDTMにフル参戦しシリーズチャンピオンに輝いた。
趣味はモータースポーツ、フィットネス、トレーニング、友達と外出。
インディカーで4度チャンピオンを獲得のダリオ・フランキッティ、耐久レースを中心に活動するマリノ・フランキッティは従兄弟にあたる。
経歴
ポール・ディ・レスタは1994年からレーシングカートを始めた。
2003年はイギリスフォーミュラルノーでシリーズ5位。
2004年も同じくフォーミュラルノーに参戦し3位。また、イギリスF3にも参戦し5位。
2005年、2006年とユーロF3に参戦し、2006年にチャンピオンを獲得。2005年は10位。
2007年よりDTMに参戦し、初年度5位。
2008年も同じくDTMに参戦し2位。
2009年も同シリーズに参戦し3位。
2010年も同シリーズに参戦し、チャンピオンを獲得。
2011年から2013年の間、F1に参戦。
2014年よりDTMに復帰。
F1
2010年2月2日、フォース・インディアのサードドライバーになることを発表した[1]。断続的に金曜日のフリー走行に出走する。
2011年より正ドライバーに昇格し、エイドリアン・スーティルと共に参戦する。開幕戦オーストラリアGPではザウバーチームの失格にも助けられ10位入賞を果たし、続く第2戦マレーシアGPでも新人離れした堅実な走りにより再び10位入賞を果たす。第3戦中国GPでも小林可夢偉と終盤まで10位争いを繰り広げていたが、小林にオーバーテイクされてしまい惜しくも11位に終わった。第9戦イギリスGPの予選では自己ベストの6位グリッドを獲得したが、決勝ではピットストップで大幅にタイムロスがあり入賞争いから脱落し15位に終わった。デビューから2戦連続で入賞した後も、いくつかのレースで入賞圏内を走行する場面があったもののなかなかポイントに手が届かなかったが、第11戦ハンガリーGPで7位でフィニッシュし第2戦マレーシアGP以来となるポイントを獲得した。その後のレースでも安定してポイントを稼ぎ、ポイントランキング13位を記録した。またルーキーながらリタイアしたレースは僅か1戦のみと、安定したパフォーマンスを見せた。
2012年もフォースインディアから参戦。チームメイトはチームを離脱したスーティルにかわり、ニコ・ヒュルケンベルグと組むこととなった。開幕戦オーストラリアGP、第2戦マレーシアGPと連続入賞でポイントを獲得。シーズン序盤はチームを引っ張るパフォーマンスで、シーズン半分を過ぎずして昨年のポイントを上回った。第14戦シンガポールGPでは終盤に3番手のフェルナンド・アロンソに対しプレッシャーをかけ続け自己最高位となる4位入賞を果たす。だが以降のレースではヒュルケンベルグに対して後れを取り、最終戦ブラジルGPでは、ヒュルケンベルグが優勝争いに絡む好走を見せた一方で、ディ・レスタは終盤に単独クラッシュを喫してしまいポイントを取りこぼすなど、後味の悪いシーズンの締めくくりとなった。ディ・レスタ自身の成長は見られる場面もあったものの、混戦のシーズンの中で埋もれる形となり、ポイントランキングでは前年より1つ落として14位に終わった。
2013年の前半戦は8戦中7戦でポイントを獲得する順調な出足だった。特に第4戦バーレーンGPでは表彰台にあと少しのレースだった。しかしピレリタイヤが変更された第9戦から歯車が狂いだす。後半戦は11戦中2戦でのみのポイント獲得に留まり、特に第11戦からの4戦連続リタイア(第13戦は周回数の関係で完走扱い)が低迷を際だたせた。結果、翌年のF1のシートを得ることは出来ずDTMに戻ることになった。
2016年にウィリアムズの公式リザーブドライバーに就任[2]。2017年も引き続き同職を務める[3]。同年のハンガリーGPでフェリペ・マッサが体調不良によりフリー走行をもって欠場することになったため、予選からマッサの代役としておよそ3年半ぶりにF1へ出場することになった[4]。その時のカーナンバーは「40」。レースではリタイアとなった。
2020年、シーズン途中のF1 70周年記念GP(英シルバーストーン)にて、マクラーレンのリザーブドライバーに起用。
2021年、マクラーレンとリザーブドライバー契約[5]。正ドライバーのランド・ノリスあるいはダニエル・リカルドのいずれかが参戦できない場合でかつ、リザーブドライバーのストフェル・バンドーンかニック・デ・フリースが参戦できない場合に出走する可能性があったが、このシーズンでの代役参戦は実現せずに終わっている。
エピソード
レース戦績
略歴
- † : ゲストドライバーとしての出走であるため、ポイントは加算されない。
- * : 今シーズンの順位。(現時点)
フォーミュラ3・ユーロシリーズ
ドイツツーリングカー選手権
F1世界選手権
スポーツカー
ユナイテッド・スポーツカー選手権
(key)
アジアン・ル・マン・シリーズ
FIA 世界耐久選手権
ル・マン24時間レース
脚注
外部リンク
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チーム首脳※ | |
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主なスタッフ/関係者※ | |
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現在のドライバー | |
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F1車両 | |
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現在のPUサプライヤー | |
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現在のスポンサー | |
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元チーム関係者 |
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主なドライバー |
1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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※年代と順序はウィリアムズで初出走した時期に基づく。 ※ウィリアムズにおいて優勝したドライバーを中心に記載。太字はウィリアムズにおいてドライバーズワールドチャンピオンを獲得。斜体はウィリアムズにおいて優勝がないものの特筆されるドライバー。 |
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F2 | |
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プロトタイプ | |
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ラリー | |
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エンジンサプライヤー | |
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歴代チーム関係者 | |
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歴代ドライバー | |
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F1マシン | |
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エンジンサプライヤー | |
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関連会社 | |
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旧DTM (1987年-95年) |
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ITC (1995年-96年) |
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DTM (2000年-) |
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ヨーロッパF3選手権 |
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ユーロF3 |
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ヨーロッパF3選手権 |
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FIA F3選手権 |
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