2020年の日本(2020ねんのにほん)では、2020年(令和2年)の日本の出来事・流行・世相などについてまとめる。
他の紀年法
日本では、西暦の他にも以下の紀年法を使用している。なお、以下の紀年法は西暦と月日が一致している。
カレンダー
祝日
2019年(平成31年/令和元年)の改元や開催が予定されていた東京2020オリンピックに伴い、一部の祝日が移動する。
在職者
皇室
三権
世相
2020年の流行語
「3密」(小池百合子)が新語・流行語大賞の年間大賞を受賞した[a 1](その他の受賞語は後節「#流行語」も参照)。
2020年の漢字
「密」・・・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行により、「3密」など人々が常に「密」(みつ)を意識しながら生活したことや「密」を避けるために提唱された新しい生活様式の中で、大切な人との関係がより密接となり人とのつながりの大切さが再認識されたこと、政界や芸能界など密か(ひそか)に行われた秘密が多かったことなどから[b 1][a 2]。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行
2019年12月に中国・武漢で確認された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は年明け後すぐに日本でも確認され、2月以降に感染が拡大した。これに伴い感染拡大防止のためイベント・スポーツの自粛[a 3] や学校の臨時休校[a 4]、経済活動の縮小などの措置が実施されたほか、4月には都市部などで更なる感染拡大の兆候が出てきたことから、日本政府により緊急事態宣言が発令された[a 5]。
また世界規模での感染拡大(パンデミック)により、本年夏の開催が予定されていた東京2020オリンピックとパラリンピックの1年程度の延期も決定された[2]。
周年
できごと
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
社会
政治
選挙
経済
金融
教育
交通
道路
鉄道
航空
イベント
天候・天災・観測等
気象・地象・天象
自然災害
観測(天象含む)
文化と芸術
流行
流行語
ユーキャン新語・流行語大賞
11月5日にノミネート30語が発表され、今年を象徴する新型コロナウイルス関連の言葉が半数以上を占めた[a 251]。12月1日に年間大賞とトップテンが発表され、半数の5つが新型コロナウイルス関連の言葉となった[a 252]。
以下に本年の受賞語を列記する[c 15][b 14]。なお、肩書きや役職などは受賞当時のものである。
出版
文学
音楽
映画
新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行により映画の撮影や映画館などにも様々な影響が出ており、公開延期が相次いでいる。
邦画
- アニメーション映画については後節「#アニメ」を参照。
洋画
テレビ
お笑い
- コンテスト番組の優勝者
- 上方漫才大賞
- NHK上方漫才コンテスト
- ABCお笑いグランプリ
- M-1グランプリ(テレビ朝日系)
- R-1ぐらんぷり(フジテレビ系)
- キングオブコント(TBS系)
- 女芸人No.1決定戦 THE W(日本テレビ系)
ラジオ
アニメ
アニメーション映画
テレビアニメ
配信アニメ
ゲーム
コンピュータゲーム
Nintendo Switch用ゲームソフト『あつまれ どうぶつの森』が記録的大ヒット。新型コロナウイルスの流行による外出自粛の「巣ごもり特需」[63][64][a 258] により、大きく売り上げを伸ばした。8月末までの国内累計出荷本数が700万本を突破し、日本におけるゲームソフト最多出荷本数記録である『スーパーマリオブラザーズ』の681万本を35年ぶりに更新した[65]。
4月、任天堂は、新型コロナウイルスの流行により、中国での生産が限定的な状況が続いて供給が追いつかないことから、Nintendo SwitchとNintendo Switch Liteの出荷を一時停止する措置を行い、この影響でSwitch本体の中古品価格が高騰する一因になった[a 259][a 260]。
Nintendo Switchの推定年間販売台数は595万6,943台(Nintendo Switch Liteを含む)で前年[66] を上回った[67]。
バンダイナムコのアイドルマスターシリーズが誕生から15年目を迎える[68][69]。
1月9日、Nintendo Switch用ゲームソフト『ポケットモンスター ソード・シールド』の有料ダウンロードコンテンツ(DLC)の販売が発表される。ポケットモンスターシリーズの有料DLCは本編シリーズとして初となる。
ゲームソフト
ゲーム機
スポーツ
総合競技大会
各競技
野球
サッカー
相撲
競馬
モータースポーツ
誕生
誕生した事に特筆性のある人物等(世襲制の跡継ぎ、絶滅寸前の生物の誕生、等)を記載しています。それ以外については、Category:2020年生を参照してください。
死去
フィクションのできごと
- 1月 - 3月 - この間にブレイブポリスが発足する。(アニメ『勇者警察ジェイデッカー』)
- 6月28日 - 午後4時39分頃、突如東京都で連続爆破事件が発生。死傷者・行方不明者200万人以上を出す大惨事となった。これがエクスアームの一次接触とされる。(漫画『EX-ARM エクスアーム』)
- 6月 - 世界各地に正体不明の「敵」が出現し、破壊活動を開始。この「敵」は第一級災害指定異来生物「アンノウン」と呼称されるようになる。(小説・アニメ『プロジェクト・クオリディア』シリーズ)[† 1]
- 8月6日 - 本震と余震によって地球上のあらゆるデジタル機器を完全に破壊できる規模の、史上最大級の「情報震」が発生する。(小説『ぼくらは都市を愛していた』)[† 2]
- 12月24日 - エヴァ・フォルツォイクが復活する。(アニメ『勇者警察ジェイデッカー』)
- ケムール人が1960年代の地球へと出立。(特撮テレビ番組『ウルトラQ』)
- ウルトラマンダイナとスーパーGUTSがダイモス軌道上でグランスフィアを撃破するが、ダイナ(アスカ・シン)はグランスフィア撃破時に生じたワームホールに飲み込まれ、時空のかなたへと飛ばされる。その後、同日は「アスカ記念日」となる。(特撮テレビ番組『ウルトラマンダイナ』)[† 3]
- 地球が異星人の攻撃を受け、これを迎撃したNASAコスモスセンターの最新鋭戦闘機隊も壊滅。この戦闘で恋人を失ったヒロコ=A=FOXが、NASAが未完成状態で封印していた戦闘機「オルディネス」を発進させ、異星人に挑む。(ゲーム『オルディネス』)[† 4]
- 宇宙企業IUU社が、宇宙船の周囲のみ光速を増大させることによる超光速航法「光速伸張航法」の特許を申請する。(小説『光世紀パトロール』)[† 5]
- 外宇宙から「ドラゴン」が襲来し、世界中がフロワロの花で覆われる。(ゲーム『セブンスドラゴン2020』)[‡ 1]
- 月面で夢の新鉱物が発見され、設計デバイス「GA-BAN」で設計された月面資源採掘船「ドデカトロン」が採掘に向かう。(三菱みなとみらい技術館の体験展示「トライアルスクエア」)[‡ 2]
- 兵器複製技術を用いる異星文明が地球侵略を開始。人類は人工島「トーポ・アイランド」で製造されたプラズマ波動兵器と、それを装備したスーパー戦闘機を用いて反撃を開始する。(ゲーム『トライゴン』)[‡ 3]
- E.C.ドイツ、ヴァレンシュタイン大学のミハイル・ランドルト教授が、化学反応によって高速で硬軟化する特殊素材を応用した新型のアクチュエーターを発表。E.C.ドイツのシュネッケ社により、これを用いた人型作業機械「WAW」の開発が開始される。(ゲーム『フロントミッション』)[‡ 4]
- 動物の尻尾を模したアクセサリが女子高生の間で大流行する。(アニメ『謎の老婆』シリーズ「おくれるリモコン」)
- 西暦が終わり、神世紀へと移行。(イラストノベル『乃木若葉は勇者である』)[† 6]
二次情報
一次情報
その他
この年の成人式の参加該当者は、1999年4月2日から2000年4月1日生まれになるため「参加者全員が20世紀生まれ」の最後の成人式だった。
注釈
- ^ なお、2019年(令和元年)12月23日は明仁が退位し上皇となった後に誕生日を迎えたことから、天皇誕生日ではなく平日であった。
- ^ ただし、発売を記念してグローバルローンチイベントが世界各国で順次開催されており、日本では発売前日の11月11日18時より発売日を迎える24時まで6時間、東京都千代田区外神田の神田明神境内にて特別ライトアップが行われた[32]。
出典
報道
報道発表
公式発表
速報
一次文献
個人
参考文献
- 「読者が選んだ2020年金融界10大ニュース」『ニッキン』日本金融通信社、2020年12月18日、10-11面。
関連項目