株式会社中国放送(ちゅうごくほうそう、RCC Broadcasting Co.,Ltd. 略称 RCC)は、広島市中区に本社を置き、広島県を放送対象地域とするラテ兼営の特定地上基幹放送事業者である。
AMラジオ(中波放送)はJRNとNRNのクロスネット局。コールサインはJOER(広島 1350kHz)とJOEO(福山 1530 kHz)の2通り。
テレビはTBSテレビ(JNN)系列のフルネット局。コールサインはJOER-DTV(広島 18ch)、リモコンキーIDはNHK広島の隣の「3」。Gガイドの番組データの配信を行っている。
キャッチコピーは「広島家族。RCC」(2012年(平成24年)4月1日から使用)。 旧局名は広島放送(HBS、Hiroshima Broadcasting of Systems)。
企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:[10][11][12][13][14]
筆頭株主は中国新聞社。中国新聞社の創業家である山本家が個人大株主となっている。中国新聞系が33.3%以上の株式を保有し、株主総会での拒否権を有している。一方、キー局のTBSも、2005年度に毎日新聞社の出資分の株式を取得して保有している。
以下、☆印は中国新聞系(関連会社及び創業家一族)。
広島県全域が放送対象地域になっている。広島本局の出力は中国・四国地方の民放AM局では最大級の20kWであり、近接する山口県、岡山県、島根県、鳥取県、香川県、愛媛県、徳島県西部、大分県等の一部地域で直接受信ができる。しかし広島県内において、その地形的要素から、県東部での広島本局波の受信状態は必ずしも良好であるとは言えないため、併せて三原、福山、府中に3局、三次、庄原、東城に3局の中継局を持ち、それぞれ、1530kHz・1458kHzでの同期放送[注 14]を行い、3波体制により広島県全域をカバーしている。
1975年(昭和50年)4月から放送開始した『なんでもジョッキー』で、『たむたむたいむ』に出演していた山手一義が取材先にアポ無しでラジオカーで行き、生中継する『山手一義の飛び込みインタビュー』を行い、放送開始当時他局は同様の事をしていなかった[39]。
放送開始当初の通信機材は160MHzのFM送信機と、150MHz業務用無線機で、山手と放送機材を扱うスタッフで中継していた[39]。
最初のラジオカーはマツダ・グランドファミリアバン[40]で、当時は『ハロー号』と呼ばれた[39]。1983年7月にマツダ・ボンゴに更新され『トピッカー』と呼ばれた[39]。
『山手一義の飛び込みインタビュー』は20年続けられた[41]。
現在行われているキャスタードライバーが登場したのは、1990年(平成2年)11月12日で[42]、女性4人を公募し『おはようラジオ』から『なんでもジョッキー』まで出演[43]。1991年(平成3年)10月には、『小川久司のきょうもいい朝!』放送開始に合わせて、備後ラジオカーを女性ドライバー3人で開始した[44]。その頃のラジオカーは、広島・備後共に日産・パルサーセダンだった[43][44]。
2017年時点で広島に1台体制で、女性4人がRCCフロンティアに所属。2人がペアを組んで取材を行い、1人がレポート、もう1人が技術担当をしている[45]。
広島県内にある競合局は少ないが(広島FMとNHKのみ)、RCCラジオは広島県内にある全てのラジオ局の中で常に聴取率首位を独走している。 レーティング期間になると「スペシャルウィーク」と題し、各番組から様々な豪華プレゼントが用意される。
radiko(インターネットラジオのライブストリーミングサービス)については、2011年7月20日から広島県内での実用化配信実験を開始した後に、2012年1月23日から本配信へ移行。2014年4月1日から日本各地で一斉に運用を開始した「radiko.jpプレミアム(エリアフリー配信)(有料会員制)」にも対応しているが、radikoプレミアム運用開始の時点では、県外配信の対象を『RCCカープナイター』『RCCカープデーゲーム中継』『RadiPrism』(いずれも自社制作番組)に制限しており、それ以外については当面広島県内での配信に制限していた[46]。
しかし、同年8月20日に広島市北部で発生した豪雨・土砂災害で大きな被害が出た事を受け、特別措置として当日朝からradikoプレミアムでの制限を解除し、自社制作番組の多い午前から夕方を中心に全国に向けた配信を行うようになる。その後も「今回の災害に関する情報を継続的に伝える」という観点から、ナイターシーズン中は原則7:00 - 当日のカープ中継終了まで、ナイターシーズン終了後の10月1日以降は以下の時間帯に放送される自社制作番組を中心にエリアフリー配信を実施した。
2015年9月28日をもってこの特別措置が終了し、他局と同様ほぼすべての番組がエリアフリーの対象となった。
▽5:55 田口麻衣noコみみコミ
▽8:55 RCC NEWS
バックグラウンドがピンクの部分は『Veryカープ! RCCカープデーゲーム中継』、アザレアピンクの部分は『RCCカープナイター(週末)』編成時は休止。『中四国ライブネット』は一斉休止、未ネット、または裏送りとなる。
中国放送の男性社員が新型コロナウイルスに感染したことを受けての臨時措置として、2020年7月18日から8月16日の予定で一部生放送を休止していたが、延長され8月31日までが休止対象となっていた。対象となるのは月曜夜の『ヨルノバ』、土曜昼の『松ちゃん・大ちゃんのふくふくサタデー』、日曜昼の『ショコラジ』であり、各番組の出演者やスタッフに罹患者や、社員との濃厚接触者はいないものの、スタジオの消毒や換気の関係などから休止が決まっており、月曜と土曜は臨時に東京からのネット番組を放送している(日曜も当初は同様の措置であったが、以降は外部制作会社配給番組や再放送番組で埋め合わせたり、本来ならナイター中継で休止予定であった『中四国ライブネット』の先行振替放送に充てるケースもある)。9月5日の『ふくふくサタデー』よりいずれの番組も放送を再開している。
平日朝
平日昼前
平日昼過ぎ
平日夜(ナイターオフ)
平日夜
平日深夜
金曜日
土曜日
日曜日
その他
時報は正報音のみで、予報音「プッ、プッ、ポーン」が(ハ高音)となっている。なお、サイマル放送を行なっているradikoでは時報音が流れず、この部分は無音となっている。 スポンサーがいない時間帯は、RCCラジオのイベント・交通啓発・番組の宣伝スポット後に「○時です。」と告知し時報音が放送される。全部の日のオールナイトニッポン2時台と平日のオールナイトニッポン0(zero)4時台と日曜・月曜22時台と毎年度上半期月曜18時台の始まりの時報音の部分は無音となっている。
・RCC制作番組(2024年4月現在)
5時10分~5時15分
毎週火曜~金曜
21時50分~21時55分(再放送)
5時55分~6時
8時14分~8時17分
6時30分~9時
9時~11時55分
14時~17時
12時~15時
15時~16時50分
17時46分~19時
19時~19時30分
19時30分~20時
20時~20時30分
20時30分~21時
21時~22時55分
4時30~4時45分
毎週土曜(日曜)
4時30分~4時45分(再放送)
11時55分~12時
22時~23時
23時~23時30分
23時30分~23時45分
毎週土曜
19時~19時30分(再放送)
23時30分~0時
19時30分~20時(再放送)
7時~10時55分
11時~11時30分
11時30分~11時45分
12時~12時30分
12時30分~12時55分
13時00分~13時30分
16時30分~16時55分
17時~17時30分
毎週月曜
23時~23時30分(再放送)
22時~22時55分
毎週日曜
20時~20時55分
6時15分~6時45分
毎週日曜(月曜)
0時00分~0時30分(再放送)
7時10分~7時20分
10時~10時30分
10時30分~11時
11時45分~12時
3時~4時(再放送)
16時~16時30分
17時~17時15分
23時30分~23時45分(再放送)
18時~20時
17時46分~17時57分
21時~21時50分
14時〜17時
17時57分~21時
18時〜21時
7:48㊋㊌
8:26㊋㊌
9:50㊋㊌
アナログ親局がVHFだった民放では本州で唯一の『3』である。
アナログ親局は、4chだったが、RCCと同じTBS系列局で大阪親局アナログ4chを踏襲した毎日放送(MBS)や福岡親局アナログ4chを踏襲したRKB毎日放送とは異なり、アナログ親局の『4』には固執しなかった。
広島県のリモコンキーIDは最初にNHK広島の『1』『2』が決定し、アナログ親局と同じ『4』は広島テレビ(HTV)が選択したため、RCCはTBSテレビ系列準拠の『6』ではなく、結果的に「リモコンの最上段でNHKと並び、チャンネル選択がしやすい」として、空いていた『3』を選択した[51]。 RCC以外(HTV・HOME・tss)は全局キー局(日本テレビ[注 30]・テレビ朝日・フジテレビ[注 31])に合わせたところ、広島県内のリモコンキーIDは山形県や大分県等と同様に開局順に並ぶ結果になった。
なお、TBS系列でリモコンキーID『3』を使用している局は、本局、テレビ山口(tys)、長崎放送(NBC)、熊本放送(RKK)、大分放送(OBS)、琉球放送(RBC)である。
このため、広島県で空いた『6』[注 32]はそのまま空いており、スピルオーバーが届いているエリアで隣県の局に割り振られるのが常である[注 33]。
本局を鳥取県・島根県で越境受信される場合はチャンネルポジションが『7』か『9』以降(前者はNHK鳥取放送局、後者はNHK松江放送局が『3』のため)に、山口県では『6』以降(『8』を除く)に設定される(テレビ山口が『3』のため)。
2011年7月24日終了時点
2011年7月24日正午に地上アナログ放送が終了。その後はブルーバックによるお知らせ画面(総務省地デジコールセンターの電話番号を表記)を流し続けた。23時55分ごろから1959年(アナログ放送開始)から52年間を振り返るVTRが流され、続けて『中国地方の子守唄』をハープで演奏する映像(奏者は不明)が流れた後、ホワイトバックに「JOER-TV JOEE-TV 52年にわたるご視聴ありがとうございました。これからはデジタル放送でお楽しみ下さい。 RCC中国放送(正式ロゴマーク)」のテロップが表示された。完奏後、本名正憲アナウンサー[52]の「JOER-TV、JOEE-TV。ご覧の放送は、RCC中国放送です。52年にわたり、アナログ放送をご覧いただき、ありがとうございました。これをもちまして、アナログ放送を終了いたします。これからは、デジタル放送で、RCCテレビをお楽しみ下さい。」のナレーションの後、23時59分にアナログ放送は停波した。RCCの社史『RCC開局60年 デジタル化の道のり [50-60年史]』には「アナログ放送終了3秒前(11時59分57秒)」、「中国地方の子守唄のハープ演奏」、「JOER-TV JOEE-TV 中国放送のテロップ」がそれぞれ掲載されている。
以下のケーブルテレビで区域外再放送されている。
以前は以下のケーブルテレビでも区域外再放送が行われていた。
制作局の表記のない番組はTBSテレビ制作。太字は同時ネット。
制作局の表記のない番組はテレビ東京制作。
※以下は競技自体は継続中
ほか
制作局の表記のない番組は東京12チャンネル→テレビ東京制作。
☆は広島ホームテレビへ移行、★は腸捻転時代に完結後、広島ホームテレビでも再放送された番組。
★があるものは、広島ホームテレビに移行した番組。
(民間放送教育協会共同制作番組。中国放送他TBS系列局制作の場合あり)
(広島ホームテレビの編成から漏れた一般番組)
所属はラジオ局アナウンス部[67][注 67][注 68]。左は入社年。
※丸かっこ内の数字はアナウンス部在籍期間。
※は元アナウンス部長。●は故人。
RCCフロンティアに所属している[86]。
BS-TBS 6(2K) / BS-TBS 4K
1加盟局が運営・出資する衛星放送(CSチャンネル)2旧TBSは2009年に現TBSに放送免許を譲渡。3旧CBCは2014年に現CBCに放送免許を譲渡。4OTV大阪テレビ放送は後にABCに吸収。OTV閉局当時はJNNが未発足であったが便宜的に記述。5旧RKBは2016年に現RKBに放送免許を譲渡。6旧MBSは2017年に現MBSに放送免許を譲渡。7旧RSKは2019年に現RSKに放送免許を譲渡。8旧BSNは2023年に現BSNに放送免許を譲渡。9母体新聞社及び加盟局と友好関係のある新聞社。10JNN系列局はないが、友好関係がある新聞社(過去に系列局を置く計画があったが、断念した)。11TBSラジオなどが加盟するラジオネットワーク。12旧称・TBSカンガルー災害募金。
12001年に旧TBS(東京放送ホールディングス)はTBSラジオにラジオ放送事業と放送免許を譲渡・継承。 22013年に中部日本放送(CBC)はCBCラジオにラジオ放送事業と放送免許を譲渡・継承。 32016年に旧RKB(RKB毎日ホールディングス)は新RKBに放送免許を譲渡・継承。42017年に第1次MBS(MBSメディアホールディングス)は第2次MBSに放送免許を譲渡・継承。 52018年に旧ABC(朝日放送グループホールディングス)は朝日放送ラジオにラジオ放送事業と放送免許を譲渡・継承。 62019年に旧RSK(RSKホールディングス)はRSK山陽放送に放送免許を譲渡・継承。72021年に第2次MBSはMBSラジオに放送免許を譲渡・継承。82023年に旧BSN(BSNメディアホールディングス)は新BSNに放送免許を譲渡・継承。 9旧称・TBSカンガルー災害募金。
12005年に札幌テレビ放送(STV)はSTVラジオにラジオ放送事業と放送免許を譲渡・継承。22006年に旧ニッポン放送(フジメディアHD)は現ニッポン放送(LF)にラジオ放送事業と放送免許を譲渡・継承。32017年に第1次MBS(MBSメディアHD)は第2次MBSに放送免許を譲渡・継承。42018年に旧ABC(朝日放送グループHD)は朝日放送ラジオにラジオ放送事業と放送免許を譲渡・継承。52019年に旧RSK(RSK HD)はRSK山陽放送に放送免許を譲渡・継承。62021年に第2次MBSはMBSラジオに放送免許を譲渡・継承。72023年に旧BSN(BSNメディアHD)は現BSNに放送免許を譲渡・継承。82023年に旧KBC(KBCグループHD)は現KBCに放送免許を譲渡・継承。
民放テレビ局の網掛の凡例■…NNN・NNS系列局、■…ANN系列局、■…JNN系列局・Gガイドホスト局(通常は兼務)、■…TXN系列局、■…FNN・FNS系列局備考1. ^ NNN・NNS系列のJRT四国放送はJNN系列局が存在しない地域のGガイドホスト局(デジタルGガイドのみ。かつてのアナログGガイドはJNN系列のMBS毎日放送が対応していた。)
FM鳥取J / DARAZコミュニティ放送(8)
エフエムいずも
エフエムくらしきJ / エフエムゆめウェーブ (笠岡放送)/ 岡山シティエフエムJ / つやまコミュニティFM
エフエムはつかいち / エフエムふくやまJ / FMハムスター / FM東広島 / FMみはら / 尾道エフエム放送 / 中国コミュニケーションネットワーク(J)
エフエムきらら / FM山陽小野田 / エフエム周南 / FMながと / エフエム萩J / コミュニティエフエム下関 / ぷらざFM(J)
Lokasi Pengunjung: 3.139.70.106