ナシクラブ(マレー語: Nasi kerabu、ナシ・クラブやナシケラブと表記されることもある)は、揚げた鶏肉もしくは魚肉、揚げ煎餅、ピクルスなどを用いたサラダの横に青色の米を盛りつけたマレーシア料理である。
ナシクラブの「ナシ」はご飯を、「クラブ」はサラダを意味する。
ナシクラブはナシウラム(英語版)の一種である。ナシクラブの特徴は青色の米であるが、この青色は合成着色料ではなく、チョウマメ(蝶豆、英語: butterfly-pea、マレー語: kembang telang)の花弁を用いて米を炊いた結果、青色に着色する[1]。通常は青色の飯を用いるが、白米やターメリックを用いて炊いた飯を用いることもある。ナシクラブはソロッラダ(solok lada)や揚げたクロポッ(keropok、えびせんべいに近い料理)とともに供される事が多い[2]。
ナシクラブはクランタン州やトレンガヌ州と言ったマレー半島の東海岸沿いで人気のある料理であるが、現代ではタイ南部でも見かけることができる。タイ南部では、カーオヤム(khāoyam、タイ語: ข้าวยำ、IPA: [kʰâːw jam])として知られている。
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※米を用いない物もある。