国道303号(こくどう303ごう)は、岐阜県岐阜市から福井県三方上中郡若狭町に至る一般国道である。
概要
起点の岐阜市から岐阜地区および西濃地区の北側を通り、滋賀県では琵琶湖の北側に位置する長浜市や高島市を経由する。その後福井県に入り旧鯖街道の宿場でもある熊川宿を経て、終点の三方上中郡若狭町に至る路線である。概ね山間部を通行する路線で、国道161号と重複する湖北バイパスは大半が立体交差化された暫定2車線、その他の区間は片側1車線の道路が確保されている。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
歴史
路線状況
かつては八草峠をはじめとして狭隘区間が多かったが、現在はバイパス道路やトンネルの建設による改良が進んでおり、通行の困難性は解消されつつある。岐阜県揖斐郡揖斐川町 - 滋賀県長浜市木之本町の川上・八草バイパス、金居原バイパスも2008年(平成20年)11月14日に全線開通した。長浜市木之本町木之本付近は狭隘な旧道も未だに国道に指定されており、半ば酷道の様相を呈している。
通称
- 岐阜東西通り(岐阜市・国道157号重複区間)
- 忠節橋通り(岐阜市・国道157号重複区間)
- 西美濃ナツツバキ街道(本巣市、揖斐川町)
- 鯖街道、若狭街道(国道367号重複区間)
バイパス道路
重複区間
- 国道157号(岐阜県岐阜市徹明町・神田町5交差点(起点) - 本巣市・三橋交差点)
- 国道417号(岐阜県揖斐郡揖斐川町三輪 - 揖斐郡揖斐川町東横山)
- 国道365号(滋賀県長浜市木之本町田部・田部東交差点 - 長浜市木之本町黒田・木之本IC口交差点)
- 国道8号(滋賀県長浜市木之本町千田・千田北交差点 - 長浜市西浅井町塩津浜・塩津浜交差点)
- 国道161号(滋賀県高島市マキノ町野口 - 高島市今津町弘川・弘川交差点)(湖北バイパス)
- 国道367号(滋賀県高島市今津町保坂・保坂交差点 - 福井県三方上中郡若狭町・三宅交差点(終点))
道路施設
橋梁
道の駅
交通量
24時間交通量(平成27年度道路交通センサス)
都道府県名
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地点
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台数
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岐阜県
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揖斐郡大野町相羽
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13,061
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滋賀県
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長浜市西浅井町八田部
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08,689
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高島市今津町杉山
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07,699
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福井県
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三方上中郡若狭町熊川
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07,379
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地理
通過する自治体
交差する道路
主な峠
- 八草峠(岐阜県揖斐川町 - 滋賀県長浜市)
- 万路越(滋賀県長浜市 - 滋賀県高島市)
- 1984年(昭和59年)7月に峠のやや北に奥琵琶トンネルが開通。この峠はそれまで道路が通されたことがなく通年通行不可[注釈 8]。
- 七里半越(滋賀県高島市)
- 水坂峠(滋賀県高島市)
- 1985年(昭和60年)6月18日に水坂トンネルが開通。旧道は期間を定めた冬季閉鎖を行っておらず通年通行可能だが、突然の大雪の際に閉鎖されることもある。
- 寒風峠(滋賀県高島市)
- 1980年(昭和55年)度下半期に寒風トンネルが開通。旧道は廃道のため通行不可。路肩や法面も一部崩壊しており立ち入るのも危険である。
ギャラリー
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岐阜県揖斐郡大野町
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滋賀県長浜市木之本町
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福井県三方上中郡
若狭町熊川
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
国道303号に関連するカテゴリがあります。
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バイパス道路 | |
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道路名・愛称 | |
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自然要衝 | |
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道の駅 | |
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構造物 |
忠節橋 - 尻毛橋 - 薮川橋 - 久瀬トンネル - 久瀬大橋 - 名倉大橋 - 奥いび湖大橋 - 八草トンネル - 川上トンネル - 池ノ平トンネル - 高山谷トンネル - 金居原トンネル
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旧道 | |
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1 - 100 (1 - 57号は旧一級国道。59 - 100号は欠番) |
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101 - 200 (旧二級国道、109 - 111号は廃止・欠番) |
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201 - 300 (201 - 271号は旧二級国道、214 - 216号は廃止・欠番) |
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