国道409号(こくどう409ごう)は、神奈川県川崎市高津区から千葉県成田市に至る一般国道である。
概要
神奈川県の北東部に位置する川崎市高津区を起点に、東京湾に面する同市川崎区と千葉県木更津市とを、東京湾横断道路である「東京湾アクアライン」で結び、木更津市から千葉県の房総半島を東西に横断して、北総地域の中心地でもある成田市とを結ぶ延長約123 kmの一般国道の路線で、主な通過地は神奈川県川崎市川崎区、千葉県木更津市、市原市、長南町、茂原市、大網白里市、東金市、八街市、富里市である。川崎市内では別名・府中街道、木更津市から茂原市までは房総横断道路の愛称名でも呼ばれる。茂原市茂原交差点 - 東金市小野交差点間は、国道128号および国道126号と重複する区間である。
1981年(昭和56年)4月30日一般国道の路線を指定する政令(政令第153号)により、1982年(昭和47年)4月1日付で一般国道409号(川崎市 - 成田市)として制定施行された。制定施行当初は東京湾の海上区間(川崎市川崎区 - 木更津市)によって分断されていたが、1997年(平成9年)12月18日に有料道路である東京湾アクアラインが開通して分断は解消された[1]。川崎市では、市内を縦貫する重要な道路となっているほか、首都高速神奈川1号横羽線 (K1) や首都高速湾岸線 (B) とは大師JCTや浮島ICで連絡し、木更津市内では館山自動車道の木更津北ICで連絡する。また、長南町内を走る首都圏中央連絡道(圏央道)とは茂原長南ICで連絡し、富里市内で東関東自動車道と富里ICで結ばれるなど、各高速道路へアクセスしている。
川崎市川崎区の国道15号交点(競馬場前交差点)- 同区浮島間は、川崎縦貫道路一般部(I期区間)として整備中である。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
歴史
路線状況
通称・バイパス・有料道路
重複区間
- 国道410号(千葉県木更津市・長須賀交差点 - 袖ケ浦市・高谷交差点)[要出典]
- 国道128号(千葉県茂原市・茂原交差点 - 東金市・小野交差点)
- 国道126号(千葉県東金市・台方十字路交差点 - 東金市・小野交差点)
道路施設
- 東京湾アクアトンネル
- 有料バイパス区間にあたる東京湾アクアラインの海底トンネル。一般国道トンネルとしては日本最長の9,610 mで、水面下60 m地点も国道として日本一低い位置を通ることで知られる。
- 中川橋(小櫃川、袖ケ浦市)
交通量
24時間交通量(平成17年度道路交通センサス)
都道府県名 |
地点 |
台数
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神奈川県 |
川崎市高津区溝口1224 |
19,244
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川崎市幸区下平間20 |
28,535
|
川崎市川崎区中瀬2丁目10 |
19,463
|
川崎市川崎区殿町3丁目26-1 |
20,769
|
千葉県 |
木更津市中島(金田) |
06,232
|
茂原市上茂原168 |
16,623
|
地理
国道409号の自動車専用道路である東京湾アクアラインのアクアトンネル最深部は、海面下約60 mの深さに道路があり、日本の国道のなかでも一番低い所を通る場所だとされている[7]。
通過する自治体
交差する道路
川崎市-木更津市
木更津市-成田市
脚注
注釈
- ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
- ^ 2002年4月1日、市制施行して、富里市となる。
- ^ a b c d e f g 2022年3月31日現在
出典
参考文献
関連項目
外部リンク
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国道409号に関連するカテゴリがあります。
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1 - 100 (1 - 57号は旧一級国道。59 - 100号は欠番) |
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101 - 200 (旧二級国道、109 - 111号は廃止・欠番) |
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201 - 300 (201 - 271号は旧二級国道、214 - 216号は廃止・欠番) |
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