『随煩悩経』[1](ずいぼんのうきょう、巴: Upakkilesa-sutta, ウパッキレーサ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第128経。『付随煩悩経』(ふずいぼんのうきょう)[2]、『長寿王本起経』(ちょうじゅおうほんぎきょう)[3]とも。
類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第72経「長寿王本起経」等がある。
釈迦が、比丘アヌルッダ(阿那律)に、煩悩について説いていく。
構成
登場人物
場面設定
ある時、釈迦は、コーサンビーのゴーシタ園に滞在していた。
そこで比丘たちによる諍いが起き、釈迦が諍いを止めるよう忠告するも、あしらわれてしまう。
釈迦は托鉢へ行き、食事を終え、嘆きの偈を述べ、バグ、アヌルッダ、ナンディヤ、キンビラ等が居るバーラカローナカーラ村へ行く。
釈迦はアヌルッダに11の煩悩について説く。
アヌルッダは歓喜する。
日本語訳
- 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典4』(第11巻下) 大蔵出版
- 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)後分五十経篇II』 片山一良訳 大蔵出版
- 『原始仏典 中部経典4』(第7巻) 中村元監修 春秋社
脚注・出典
- ^ 『南伝大蔵経』
- ^ 『パーリ仏典』片山
- ^ 『原始仏典』中村
関連項目
外部リンク