『大業分別経』[1](だいごうふんべつきょう、巴: Mahā-kammavibhaṅga-sutta, マハーカンマヴィバンガ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第136経。
類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第171経「分別大業経」がある。
釈迦が、アーナンダに、業と輪廻に関する仏法を説く。
ある時、釈迦は、ラージャガハ(王舎城)の竹林精舎に滞在していた。
そこから離れた場所で、比丘サミッディと遊行者ポータリプッタが仏法について議論するが、意見が折り合わずポータリプッタは去ってしまう。
サミッディはアーナンダの元へ行き、一緒に釈迦の元へ話を聞きに行く。
アーナンダが事情を釈迦に話と、それを傍らで聞いていた比丘ウダーインが口を出す。釈迦はサミッディもウダーインも仏説を理解していないことを指摘しつつ、アーナンダに業と輪廻に関する説法を始める。
そこでは、業の善悪と、その果報としての転生先への反映には、時間差があることが説明される。
アーナンダは歓喜する。
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