『ナラカパーナ経』[1](ナラカパーナきょう、巴: Naḷakapāna-sutta, ナラカパーナ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第68経。『那羅伽波寧村経』(ならかはねいそんきょう)[2]、『娑鶏帝三族姓子経』(しゃけいていさんぞくしょうしきょう)[3]とも。
類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第77経「娑雞帝三族姓子経」がある。
釈迦が、ナラカパーナで新入りの比丘たちに仏法を説く。
構成
登場人物
場面設定
ある時、釈迦はコーサラ国のナラカパーナに滞在していた。
その時、後の主要な仏弟子の一角となる多くの良家の出家者たちが出る。
釈迦は彼ら新しい比丘たちに、五蓋や四向四果などについて説く。
比丘たちは歓喜する。
日本語訳
- 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典2』(第10巻) 大蔵出版
- 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)中分五十経篇I』 片山一良訳 大蔵出版
- 『原始仏典 中部経典2』(第5巻) 中村元監修 春秋社
脚注・出典
- ^ 『パーリ仏典』片山
- ^ 『南伝大蔵経』
- ^ 『原始仏典』中村
関連項目
外部リンク