柳楽 優弥(やぎら ゆうや、1990年3月26日[1] - )は、日本の俳優。東京都東大和市出身[2]。スターダストプロモーション制作3部所属。妻は女優の豊田エリー。
経歴
芸能事務所に所属していた友達がドラマに出ていたのを見て、「自分も周りを笑わせたい」という理由で芸能界入りを希望[3]。母親に相談し[3]、スターダストプロモーションに応募する[注 1]。映画『誰も知らない』が初オーディションだったが、監督の是枝裕和に「目に力がある」と主役に抜擢された。この『誰も知らない』が俳優としての最初の活動となるが、撮影に1年かけ、公開はさらに1年経ってからだったため、メディアに出たのはHONDAのCMやドラマ『クニミツの政』の方が先となった[2]。
その主役を演じた映画『誰も知らない』が2004年、第57回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、当時14歳で史上最年少かつ日本人で初めて男優賞を受賞した[2]。柳楽は学校の定期試験を受けるために授賞式前に帰国しており、式には監督の是枝が代理で出席している。このニュースを機に一躍有名になり大いに話題を呼んだ。また、同年8月25日に「文化関係者文部科学大臣表彰」を授与され[5]、『TIME』誌アジア版では「2004 Asia's Heroes」に日本ではイチローとともに選出された[2][6]。
2007年にはアニメ・オムニバス映画『ジーニアス・パーティ』の中の「BABY BLUE」で初めて声優を務めた。
2008年に入ってからは体調を崩し、仕事量を減らす[2]。同年8月29日、自宅にて安定剤を大量に服用し病院に運ばれたが、同日に退院[7]。後日「家族との口論が原因で自殺未遂ではない」と自身のホームページで公式発表している[7]。
同年11月、井上凛の執筆協力により原案小説『止まない雨』を発表[8]。
翌年2010年1月公開の映画『すべては海になる』で佐藤江梨子とともに主演に抜擢され、俳優への復帰を果たした。
2012年、蜷川幸雄演出の『海辺のカフカ』で初舞台。主人公田村カフカを演じた。
2014年、福田雄一監督・脚本の『アオイホノオ』で連続ドラマ初主演。
2015年、主演映画『合葬』が第39回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門に正式出品される[9]。
2016年、主演映画『ディストラクション・ベイビーズ』で、第90回キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞などを受賞。
2017年、NHK『おんな城主 直虎』で大河ドラマ初出演[10]。
人物
妹がいる[11]。
バラエティ番組などは緊張して話さなくなるため、寡黙な印象をもたれるが、普段はよくしゃべる[12]。いずれは仕事でも中居正広のようなMCをやりたいという願望もあるという[13]。
趣味は武道、茶道、乗馬[14]。中学の時はサッカー部に所属[15]。高校生の時にはバンドを組んでギターを担当[16]。大人になってからも趣味でロックバンドを組み、ボーカルを担当している[8]。コロナ禍では家族でアウトドアで過ごすことが多くなり、釣りに夢中になって1級船舶免許も取得した[17]。
18歳の当時はかなり太っており、一度だけ会った中村勘三郎に「君は見栄えが悪いから俳優辞めなさい」と言われたことで奮起し痩せることができた。「本当にありがたくて」「おかげさまですごく原動力になりました」と感謝している。[18]
20歳の頃、俳優の仕事から離れていた時期には社会勉強のために約1年間、車のディーラーでの洗車のアルバイトと飲食店でのホールスタッフのアルバイトを経験していた[19]。2019年にはニューヨークに語学留学し、パンケーキ屋で手伝いをしたこともある[20]。
私生活
2009年12月2日、自身のブログで女優・豊田エリーと婚約したことを発表[21]。翌2010年、豊田の誕生日でもある1月14日に婚姻届を提出し、1月15日に明治神宮にて挙式[22]。同年5月14日、妻・豊田エリーが妊娠4か月であることを発表[23]。10月13日、第1子となる女児が誕生し、柳楽は20歳で父になった[24]。
豊田は堀越高等学校[25]の先輩であり、一目惚れした柳楽が同級生に頼んで連絡先を聞いたのが交際のきっかけ。また、男性は18歳になるまで結婚できない事を知らなかったため、17歳の時にプロポーズしてしまい「18歳にならないと結婚できないよ」と言われたものの、2年後の19歳の時に改めてプロポーズしたことを明かしている[26][27]。
出演
映画
劇場アニメ
テレビドラマ
Vシネマ
Webドラマ
舞台
ドキュメンタリー
CM・広告
PV
KinKi Kids「Topaz Love」(2018年)[121]
書籍
受賞歴
映画
テレビドラマ
脚注
注釈
出典
外部リンク
受賞歴 |
---|
|
---|
1946 - 1960 | |
---|
1961 - 1980 | |
---|
1981 - 2000 | |
---|
2001 - 2020 | |
---|
2021 - 2040 | |
---|
|
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
---|
1950年代 | |
---|
1960年代 | |
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
---|
1940年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
|
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
---|
1950年代 | |
---|
1960年代 | |
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
---|
1回 - 10回 | |
---|
11回 - 20回 | |
---|
21回 - 30回 | |
---|
31回 - 40回 | |
---|
41回 - 50回 | |
---|
51回 - 60回 | |
---|
61回 - 70回 | |
---|
71回 - 80回 | |
---|
81回 - 90回 | |
---|
91回 - 100回 | |
---|
101回 - 110回 | |
---|
111回 - 120回 | |
---|
121回 - 130回 | |
---|
|