ウィキペディアの一覧(ウィキペディアのいちらん)では、オンライン百科事典のひとつ「ウィキペディア」の様々な言語版を列記する。
ウィキペディアは、ボランティア編集者のコミュニティによって編集および保守されている多言語のオンライン百科事典である。2025年1月の時点で、ウィキペディアには353の言語版が存在しており、340の言語版が稼働中で、13の言語版が閉鎖されている。
全言語版合わせて64,268,016個の記事が存在している。(2025年1月13日現在)[2]スウェーデン語版、セブアノ語版、ワライ語版の記事のほとんどはLsjbotによって作成された[3]。
各ウィキペディアにはコードがあり、「wikipedia.org」の下のサブドメインとして使用される。言語間リンクは、クラシック ベクター(2010年版)の外装では、そのコードのアルファベット順の昇順でソート(並び替え)される。コードは、ISO 639-1およびISO 639-3で定義されている言語コードを表しており、使用する言語コードの決定は通常、IETF言語タグポリシーによって決定される。ウィキペディアは、言語版によって方言や異形をどれだけ細分化するかも異なる。たとえば、英語版ウィキペディアには、現在用いられている英語の種類(イギリス英語、アメリカ英語、インド英語、南アフリカ英語など)が含まれているが、スコットランド語や古英語(アングロ・サクソン語)などの他の関連言語や、シンプル英語(シンプル英語版ウィキペディア、simple)は含まれておらず、別個の言語版がある。スペイン語版ウィキペディアには、イベリア半島とラテンアメリカで話されるスペイン語の両方が含まれている。マレー語版ウィキペディアは、多数の方言で分けられている。
ISOマッピングとウィキペディアコードの違いは次のとおり。
アレマン語版ウィキペディアは、「gsw」のスイスドイツ語・アレマン語・アルザス語、「gct」のコロニア・トバール方言(英語版)、「swg」のシュヴァーベン語、「wae」のヴァリス語という、複数の方言を含む。
また、ウィキペディアでは正書法が異なることがある。 中国語版ウィキペディアでは現代の官話で書かれた記事を自動的に翻訳し、中国本土やシンガポールで使われている簡体字、あるいは台湾や香港、マカオで使われている繁体字で表示している。一方、ベラルーシ語のウィキペディアは「一般的な」正書法(be)とタラシケヴィツァ(ベラルーシ語版)(be-tarask)に分かれている。
下表では各言語版ウィキペディアが、アクティブユーザ(30日以内に編集をしている登録利用者)の数順におおよそ並んでいる。特に、下表ではアクティブユーザ数の「十の冪」すなわち、常用対数の小数点以下切り捨てが用いられている。つまり、「5」は105(100,000=10万)以上、「4」は104(10,000=1万)以上を意味する。文字はISO 15924に基づいている。
リンク先はそれぞれ、ウィキペディア日本語版内の(「その言語版ウィキペディア」、「言語名」、「文字の種類」(同じ文字は一番上のみ(並び替えない場合)リンク))記事、言語版ウィキペディア、言語版ウィキペディアのSpecial:Statistics(特別:統計)ページ、ウィキペディア日本語版内の各言語版ロゴマークのファイルページとなっている。
ウィキペディア日本語版はウィキペディアの全ての言語版の統計を公開している[※ 1]。
また、メタウィキメディア[※ 2]では、語族および語派別のウィキペディアの数を見る事ができる[※ 3]。