また、英語やドイツ語などゲルマン系の語のように、動詞句が多いということが特徴としてあげられる。たとえば、trá '引く' の語を使って、trá via '捨てる'、trá sü '吐く'、trá fö(ra) '除く' のように。また、 mangiá '食べる' の語を使って、 mangiá fö(ra) '浪費する' のように。
イタリア国内では、しばしばロンバルド語地域でこの言葉を使うことがあまりよいと思われていないが、スイス国内では全般的にはそうではない。従って、ロンバルド語の方言群は、スイス国内の方がよく保存されているし、活発である。いくつかのラジオ、テレビ番組が、スイスのイタリア語放送局[5][6]から時折放送される。ロンバルト語の方言に関する主要な研究所である方言学・民族誌センター(イタリア語版) (Centro di dialettologia e di etnografia; CDE) は、スイスのベッリンツォーナにある。イタリア国内には同様の施設はない。CDEは、2004年12月にLSI(Lessico dialettale della Svizzera italiana)という5巻から成る辞書を発刊した[1][2][3][4]。これは、スイス国内で話されるすべての方言群を網羅している。これは、これまで発行された中でもっとも総括的なロンバルド語の調査である。4500ページ以上にわたり、約5万7000の語彙を収録し、19万の方言に対応している。