ベッリンツォーナ(Bellinzona)は、スイス南部のティチーノ州の基礎自治体(コムーネ) で同州の州都。イタリア語圏。フランス語ではベリンゾン(Bellinzone)と表記される。
旧市街にある3つの城は「ベッリンツォーナ旧市街の3つの城と防壁・城壁群」の名で、世界遺産に登録されている。
地理
街はティチーノ川の東岸のアルプス山脈の麓に位置している。川の谷間に沿って街は広がっており、周囲はサン・ゴッタルド山地に囲まれている。
歴史
774年頃、後にフランク王国となるフランスの王国がベッリンツォーナを含むティチーノ谷を支配下においた。約200年後、神聖ローマ帝国のオットー3世が、ローマ帝国の栄光を取り戻そうとし、イタリアに領土を拡張する意図で、ルクマニア峠(Lukmanier Pass) とサン・ベルナール峠 (San Bernardino Pass) を開いた。街はミラノから取り上げられ、オットー王朝を支えたコモ司教に与えられた。
1218年の中世の書簡において、街は"Bilizione"として記述されている。
スポーツ
国内リーグの1部に相当するスーパーリーグに所属するACベリンツォーナは、市内に本拠地を持つ。
出身人物
外部リンク