山本 圭(やまもと けい、1940年〈昭和15年〉7月1日[1] - 2022年〈令和4年〉3月31日[2])は、日本の俳優、声優。身長167cm、血液型はO型[1]。有限会社活動屋所属[3]。趣味は渓流釣り[1]。
妻は囲碁棋士の小川誠子[4][5]。長女もいる[6]。父は山本勝巳、父方の叔父は山本薩夫[7]。兄は山本學、弟は山本亘[7]。
来歴・人物
大阪府[1]大阪市生まれ[8]。成蹊大学政治経済学部を中退[7][8]。大学中退後、1960年に俳優座養成所第12期生となり、1963年に正式に入団(1980年に退団)。
1962年、叔父・薩夫監督の『乳房を抱く娘たち』でスクリーンデビュー。
1966年、テレビドラマ『若者たち』で三男・佐藤三郎役を演じて人気を獲得(1968年からの映画化三部作にも同役で出演)。世間に名を広めるとともに、毎日映画コンクール助演男優賞を受賞。
内面に強さを秘めた人物像を演じている。
舞台俳優としてもシェイクスピア作品に多く出演(『ハムレット』のほか、1978年に男優のみの配役で行われた俳優座の公演『お気に召すまま』ではシーリア役を演じ、「女性の役をやるなんて思いもかけなかった」(1977年11月26日付朝日新聞)と話していたが、1993年の無名塾公演『リチャード三世』でも女性役のマーガレットを演じている)。かつて富次郎役で出演した映画『いのちぼうにふろう』の舞台公演『いのちぼうにふろう物語』には、名も無い男役で出演した。
テレビドラマでは主役級の脇役として活躍し、兄弟一家の後見人を演じた『ひとつ屋根の下』、ヒロインの父親を演じた『白線流し』などに出演した。
2022年3月31日午前9時20分、肺炎のため死去。81歳没。訃報は約1か月後の4月25日に所属事務所から公表された[2]。
受賞歴
出演
テレビドラマ
映画
舞台
- 落ち葉日記(1966年、俳優座)
- ハムレット(1972年 / 1980年、俳優座)
- 戦争と平和(1973年、俳優座)
- 幽霊(1976年、俳優座)
- ケネディの子ら(1976年、俳優座)
- お気に召すまま(1978年、俳優座)
- マンドラゴラの毒の華(1981年、無名塾)
- マクベス(1982年、無名塾)
- ハムレット(1984年、無名塾)
- どん底(1985年 / 2000年、無名塾)
- 鹿鳴館異聞(1990年)
- リア王(1993年、銀座セゾン / 松竹)
- リチャード三世(1993年、無名塾)
- いのちぼうにふろう物語(1997年 / 2004年、無名塾)
- ウィンザーの陽気な女房たち(2001年、無名塾)
- 森は生きている(2003年、無名塾)
テレビアニメ
劇場アニメ
吹き替え
朗読
- 恋人たちの季節(1970年、LP)
- 新潮カセット&CD 一握の砂(2001年/CD)
- 朗読CDシリーズ「心の本棚」川柳の楽しみ(2004年/CD)
ナレーション
CM
その他
脚注
外部リンク
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