『死神くん』(しにがみくん)は、えんどコイチの漫画作品。これを原作にしたテレビドラマ。
『フレッシュジャンプ』、『月刊少年ジャンプ』で連載。
ジャンプ・コミックス全13巻、愛蔵版及び文庫版全8巻。
「死神」として魂を冥界へ連れて行く役を務める死神くんが、老若男女問わず毎回異なる登場人物に対して生の尊さを訴え、召天させていくヒューマンストーリー。死期の迫った人間、あるいは死期が迫っていないのに死の淵にある人間がメインとなることが多い。各話一話完結形式のショートストーリーで構成される。
週刊少年チャンピオンで『アノアノとんがらし』終了後、マンガ家として仕事が無かったえんどコイチは、仕事をもらうために集英社に3本の作品(このうちの1本を描き直したものが「ボクらの委員長の巻」である)[1]の持ち込みに行くも断られてしまう。その後、苦心して書いた作品(『STOP!ザ・じ・さ・つ』)が担当編集者の茨木政彦に認められ、『フレッシュジャンプ』83年6月号に掲載される。その後も半ば押しかけ持ち込みが続き、そのまま連載の形となった[1]。
「真の教育の巻」と「うそつき探偵団の巻」の間、ネタ切れに困って半年間休載したこともある(その間、『ミラクルプッツン大冒険』が掲載された)。
『フレッシュジャンプ』休刊後、『月刊少年ジャンプ』より連載継続のオファーが来てそのまま継続、1年半後に連載終了した[注 1]。その後、愛蔵版や文庫版と再版されている。
『神の選択』[注 2]は、日本テレビ系のオムニバスアニメ番組『週刊ストーリーランド』第12回『この中の誰かが死ぬ』の原作となった。
文庫版では、全話収録ながら本人の選んだ数本のみが一部もしくは全体的に改訂されている。この理由は当時の絵があまりにも下手であるからとのこと。なお、言葉など、時代性がずれてしまった物は文庫版発行時期に改めて改訂。また、初掲載時から社会通念の変化に合わせて死神くんと悪魔くんの指が4本指が5本指に変更されている[注 3]。
[]内の注意書きは、文庫版で時代に合わせて全面改稿や追記された内容に関する記述
太文字は文庫版で全面改稿された作品。
2014年4月18日から6月20日まで毎週金曜日23時15分 - 翌0時15分に、テレビ朝日系の「金曜ナイトドラマ」枠で放送された。主演は嵐の大野智で、大野の金曜ナイトドラマ主演は2009年の『歌のおにいさん』以来、5年ぶりとなった。
詳細な人物説明は原作項目を参照。ここでは簡単な続柄を記載。
複数話・単話登場の場合は演者名の横の括弧()内に表記。
☆印は死亡決定者、×印は悪魔と契約した者を表す。曖昧な役名は公式HP STORY[リンク切れ]から引用。
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