|
この項目では、数字の99について説明しています。算数で掛け算などを覚える方法については「九九」をご覧ください。 |
99(九十九、きゅうじゅうく、きゅうじゅうきゅう、ここのそじあまりここのつ、つくも)は自然数、また整数において、98の次で100の前の数である。
性質
- 99は合成数であり、約数は1, 3, 9, 11, 33, 99である。
- 二桁最大の自然数である。
- 5番目のカプレカ数であり 992 = 9801 、98 + 1 = 99 となる。1つ前は55、次は297。
- 993 = 970299 になり下2桁が99になる。n と n3 の下2桁が同じになる8番目の数である。1つ前は76、次は100。
- ハーシャッド数でない9の倍数のうち最小の数である。
- 1/99 = 0.01… (下線部は循環節で長さは2)
- 19番目の回文数である。1つ前は88、次は101。
- 99 = 23 + 33 + 43
- 99 = (9 + 9) + (9 × 9)
- 各位の和が18になる最小の数である。次は189。
- 各位の平方和が162になる最小の数である。次は778。(オンライン整数列大辞典の数列 A003132)
- 1~11までの約数の和である。1から連続する整数の約数の和とみたとき、1つ前は87、次は127。
- 99 = 102 − 1
- 99 = 4 × 52 − 1
- 99 = 12 + 72 + 72 = 32 + 32 + 92 = 52 + 52 + 72
- 99 = 32 × 11
- 同じ数を2つ並べてできる9番目の数である。1つ前は88、次は1010。(オンライン整数列大辞典の数列 A020338)
- 99 = 182 − 225
- 円周上に異なる8つの点をとってそれぞれを結んだとき99個の領域に分けることができる。1つ前の7点は57、次の9点は163。(オンライン整数列大辞典の数列 A000127)
- この数は n = 8 のときの n4 − 6n3 + 23n2 − 18n + 24/24 の値である。
その他 99 に関連すること
99番目
漢字による表現
九十九
- 九九(くく)は乗算の暗算での覚え方。
- 九十九は、つくもと読む。九十九は、九十九髪()の略称であり、また、フトイという植物の古名でもある。
- 九十九は、「つづら」とも読む。旧来の「葛籠」(つづら)の織り目が九十九に見えることから、葛籠の隠語として九十九をつづらと読ませたとされる。織り目が九十九に見える旧来の葛籠は、平織りと違って縁の折れ目部分でも繊維が斜めに交差するため、壊れにくく丈夫なのが特徴。
- 九十九電機屋号の愛称。
- 『九十九』(つくも)は森田修平監督の短編アニメ作品。→ SHORT PEACE
「白」
漢数字の百から一を取り除くと「白」という字になることから 99 を意味する。
- 白寿:99歳のお祝い。百から一を取り除くと「白」という字になることから。
- 九十九髪():老女の白髪や、老女を指す。ツクモ(江浦草、フトイの異名)は植物名で、白髪をこれに喩えたもの。またツクモが「次百(つぐもも)」に通ずるからであるともいう。
地理
芸能・スポーツ
宗教
その他
脚注
- ^ 出野哲也「日米比較プロ野球背番号を楽しむ小事典」彩流社、P219
関連項目