永井 愛(ながい あい、1951年10月16日[1] - )は、日本の劇作家、演出家[2]。劇団二兎社主宰。
父は画家の永井潔。
来歴
東京都出身[3]。東京都立富士高校時代から演劇部に入る[4]。桐朋学園芸術短期大学演劇専攻科卒[2][1]。
春秋団に研究生として参加し、そこで出会った大石静と1981年、「二兎社」を結成[1]。脚本、演出、出演を大石と二人で行う[1]。翌1982年の、老若男女12人を二人で演じた『カズオ』は再演を重ね、初期の代表作となる[5]。
1997年、『見よ、飛行機の高く飛べるを』と『ら抜きの殺意』を発表。両作品により芸術選奨文部大臣新人賞を受賞[6]。
1991年、大石は二兎社を離れ、以後永井が単独で主宰[1]。日本劇作家協会前会長[7]、理事[8]。2016年3月より副会長[9]。
2024年、劇団青年座のために2003年に書き下ろした『パートタイマー・秋子』を、自身で初演出した[10]。
受賞歴
著書
- 『カズオ』JICC出版局 1990
- 『時の物置』而立書房 1996
- 『パパのデモクラシー』而立書房 1997
- 『僕の東京日記』而立書房 1997
- 『ら抜きの殺意』而立書房 1998
- 『見よ、飛行機の高く飛べるを』而立書房 1998
- 『萩家の三姉妹』白水社 2000
- 『兄帰る』而立書房 2000
- 『こんにちは、母さん』白水社 2001
- 『新・明暗』而立書房 2002
- 『日暮町風土記』而立書房 2002
- 『中年まっさかり』光文社 2002 のち文庫
- 『歌わせたい男たち』而立書房 2008
- 『片づけたい女たち』而立書房 2013
- 『書く女』而立書房 2016(樋口一葉を描く)
- 『ザ・空気』而立書房 2018
- 『ザ・空気 ver.2』而立書房, 2019.12
- 『ザ・空気 ver.3』而立書房 2021
- 『鴎外の怪談』而立書房 2021
- 『言葉を手がかりに:見ること、伝えること、考えること』集英社クリエイティブ 2022(上西充子との対談)
- 『パートタイマー・秋子』而立書房 2024
脚注
外部リンク
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- 第61回
- 第62回
- 第63回
- 第64回
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1950年代 |
- 第1回 該当作なし
- 第2回 大橋喜一『楠三吉の青春』/小幡欣治『畸形児』
- 第3回 該当作なし
- 第4回 堀田清美『島』
- 第5回 該当作なし
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1960年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 |
- 第64回 市原佐都子『バッコスの信女-ホルスタインの雌』/谷賢一『福島三部作 第1部「1961年:夜に昇る太陽」 第2部「1986年:メビウスの輪」 第3部「2011年:語られたがる言葉たち」』
- 第65回 該当作なし
- 第66回 福名理穂『柔らかく搖れる』/山本卓卓『バナナの花は食べられる』
- 第67回 加藤拓也『ドードーが落下する』/金山寿甲『パチンコ(上)』
- 第68回 池田亮『ハートランド』
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