地図
恵州市(けいしゅう/フイヂョウ-し、簡体字: 惠州、拼音: Hùizhōu)は中華人民共和国広東省東南部に位置する地級市。
地理
広東省中南部に位置し、東は河源市、汕尾市に接する。西部は深圳市、東莞市、広州市そして北は韶関市に接する。南部には大亜湾、海を隔てて香港を臨む。珠江の大きな支流である東江が市域を貫く。
歴史
秦の始皇帝による中国統一がなされると、前214年に南海郡傅羅県が設置され、恵州は傅羅県の一部に位置していた。隋代の591年(開皇11年)、恵州には循州総管府が設置され、東江流域の政治、経済の中心として恵州が発展していくこととなる。
1949年に中華人民共和国が成立すると東江専区、恵陽県、恵陽専区、恵陽地区と改称され、1988年に恵州市、東莞市、河源市、汕尾市の4つに分割され現在に至る。
行政区域
2市轄区・3県を管轄する。
年表
この節の出典[1][2]
東江専区
恵陽専区(1956年-1959年)
- 1956年1月4日 - 粤東行政区恵陽県・河源県・紫金県・海豊県・陸豊県・竜川県、粤中行政区宝安県・東莞県・博羅県・増城県・竜門県、粤北行政区和平県・連平県を編入。恵陽専区が成立。(13県)
- 1958年4月8日 - 恵陽県・博羅県の各一部が合併し、恵州市が発足。(1市13県)
- 1958年4月11日 - 恵陽県の一部が分立し、恵東県が発足。(1市14県)
- 1959年3月22日 (11県)
- 竜門県が増城県に編入。
- 恵州市・恵東県が恵陽県に編入。
- 和平県が連平県に編入。
- 1959年3月31日
- 増城県・博羅県・恵陽県・宝安県・東莞県が仏山専区に編入。
- 河源県・竜川県・連平県が韶関専区に編入。
- 紫金県・海豊県・陸豊県が汕頭専区に編入。
恵陽地区(1963年-1988年)
- 1963年7月3日 - 仏山専区恵陽県・博羅県・宝安県・東莞県・増城県・竜門県、韶関専区河源県・連平県・和平県・竜川県、汕頭専区紫金県を編入。恵陽専区が成立。(11県)
- 1964年10月31日 - 恵陽県の一部が分立し、恵州市が発足。(1市11県)
- 1965年7月19日 - 恵陽県の一部が分立し、恵東県が発足。(1市12県)
- 1970年 - 恵陽専区が恵陽地区に改称。(1市12県)
- 1975年3月24日 - 増城県・竜門県が広州市に編入。(1市10県)
- 1979年3月5日 - 宝安県が市制施行し、地級市の深圳市に昇格。(1市9県)
- 1983年12月22日 - 汕頭地区海豊県・陸豊県を編入。(1市11県)
- 1985年9月5日 - 東莞県が市制施行し、東莞市となる。(2市10県)
- 1988年1月7日
- 恵州市が地級市の恵州市に昇格。
- 海豊県の一部が分立し、地級市の汕尾市となる。
- 河源県が市制施行し、地級市の河源市に昇格。
- 東莞市が地級市の東莞市に昇格。
- 恵陽県・博羅県・恵東県が恵州市に編入。
- 海豊県・陸豊県が汕尾市に編入。
- 紫金県・連平県・和平県・竜川県が河源市に編入。
恵州市
- 1988年1月7日 - 恵陽地区恵州市が地級市の恵州市に昇格。恵城区を設置。(1区4県)
- 1994年5月6日 - 恵陽県が市制施行し、恵陽市となる。(1区1市3県)
- 2003年3月6日 (2区3県)
- 恵陽市の一部が分立し、恵陽区が発足。
- 恵陽市の残部・博羅県の一部が恵城区に編入。
経済
総合家電メーカーTCL集団の本社が立地する。
交通
航空
鉄道
道路
教育
文化
住民の多くは客家にルーツがあり、客家の風習、食事、建築を今に伝えている。
脚注
外部リンク
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恵州市に関連するカテゴリがあります。
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省都:広州市 |
副省級市 |
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地級市 |
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注:大鵬新区と深汕特別合作区は民政部によって承認された正式な行政区画でなく、深圳の市管轄の経済管理区である。 |
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第1回指定 (1982年) | |
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第2回指定 (1986年) | |
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第3回指定 (1994年) | |
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増補 | |
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指定時の地名のため、現在の行政区画の変更により一部に変化がある: 江陵→荊州区、襄樊→襄陽市、商丘(県)→睢陽区、日喀則→桑珠孜区、海康→雷州市、吐魯番市→高昌区、蓬萊市→蓬萊区、会理県→会理市、庫車県→庫車市 |