泰州市(たいしゅうし)は中華人民共和国江蘇省に位置する地級市。
歴史
前117年(元狩6年)、前漢により海陵県が設置された。411年(義熙7年)、東晋により海陵郡が設置された。583年(開皇3年)、隋により海陵郡は廃止されて、呉州に編入された。
937年(昇元元年)、南唐により海陵県に泰州が置かれたが、元代の一時期に泰州は泰州路と改められた。明代以降は泰州とされたが、1912年に州制が廃止となり泰県が設置され、1949年に県級市の泰州市が設置された。
1996年8月、揚州市から分離したことに伴い、県級市より地級市に昇格し現在に至る。
地理
江蘇省の中部、長江の北岸に位置する。塩城市、南通市、蘇州市、無錫市、常州市、鎮江市、揚州市と接する。
行政区画
3市轄区・3県級市を管轄下に置く。
年表
この節の出典[1][2]
蘇北行署区泰州専区(1949年-1950年)
- 1949年10月1日 - 中華人民共和国蘇北行署区泰州専区が成立。泰州市・泰県・泰興県・靖江県・東台県・台北県・海安県・如皋県が発足。(1市7県)
- 1950年1月11日 (1市3県)
- 如皋県・海安県が南通専区に編入。
- 東台県・台北県が塩城専区に編入。
- 揚州専区溱潼県の一部が泰県に編入。
- 1950年2月6日 - 泰州専区が揚州専区と合併し、新制の泰州専区の発足により消滅。
蘇北行署区泰州専区(1950年-1952年)
- 1950年2月6日 - 揚州専区(1市6県)・泰州専区(1市3県)が合併し、新制の泰州専区が発足。(2市9県)
- 1950年5月12日 (10県)
- 泰州市・泰県が合併し、泰県が発足。
- 揚州市が県制施行し、揚州県となる。
- 1950年6月6日 - 泰県の一部が分立し、泰州市が発足。(1市10県)
- 1950年8月8日 - 揚州県が市制施行し、地級市の揚州市に昇格。(1市9県)
- 1952年11月15日 - 江蘇省の成立により、江蘇省泰州専区となる。
江蘇省泰州専区
- 1952年11月15日 - 江蘇省の成立により、蘇北行署区泰州専区が江蘇省泰州専区となる。(1市10県)
- 1953年2月6日 - 泰州専区が揚州専区に改称。
泰州市
- 1996年7月19日 - 揚州市泰州市が地級市の泰州市に昇格。海陵区が成立。(1区4市)
- 1997年8月20日 - 海陵区の一部が分立し、高港区が発足。(2区4市)
- 2009年1月8日 (2区4市)
- 姜堰市の一部が海陵区に編入。
- 泰興市の一部が高港区に編入。
- 2009年4月30日 - 姜堰市の一部が海陵区に編入。(2区4市)
- 2009年11月24日 - 姜堰市の一部が高港区に編入。(2区4市)
- 2012年12月17日 - 姜堰市が区制施行し、姜堰区となる。(3区3市)
- 2019年10月8日 - 姜堰区の一部が海陵区に編入。(3区3市)
- 2019年11月21日 - 揚州市江都区の一部が海陵区に編入。(3区3市)
交通
鉄道
道路
- 京滬高速道路、滬陝高速道路、塩靖高速道路、啓揚高速道路、泰鎮高速道路、阜興泰高速道路
- 江陰長江大橋、泰州長江大橋
出身人物
- 張懐瓘(唐代 書道評論家)
- 胡瑗 (宋代 教育家)
- 施耐庵(元末明初 文学家、《水滸伝》の著者)
- 王艮 (明代 哲学家)
- 鄭板橋(清代 書道家、画家)
- 梅蘭芳(近代 京劇表演芸術家)
- 胡錦濤(元中国共産党総書記、中国国家主席)
姉妹都市及び友好交流都市
脚注
3. 中国泰州市与日本汤泽市结为友好交流城市 2019-08-09 https://www.sohu.com/a/332606725_100203250?fbclid=IwAR0_ITOdAYVXkX95x_rV869e-ILhKKfKlrYUyPf5T9wuqxPqDIIiLOVRS5s
外部リンク
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第1回指定 (1982年) | |
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第2回指定 (1986年) | |
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第3回指定 (1994年) | |
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増補 | |
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指定時の地名のため、現在の行政区画の変更により一部に変化がある: 江陵→荊州区、襄樊→襄陽市、商丘(県)→睢陽区、日喀則→桑珠孜区、海康→雷州市、吐魯番市→高昌区、蓬萊市→蓬萊区、会理県→会理市、庫車県→庫車市 |