伊藤 沙莉(いとう さいり[5][6]、1994年〈平成6年〉5月4日 - )は、日本の女優(元子役)、ナレーター、 タレント、ダンサー、歌手[7]。
千葉県出身[1]。 アルファエージェンシー所属。
略歴
2003年、9歳で[8]テレビドラマ『14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜』(日本テレビ系列)に出演しデビューする[1]。演技未経験ながら、身体が少女に若返ってしまった女性研究員という難役を演じた[9]。
2005年にはテレビドラマ『みんな昔は子供だった』(フジテレビ系列)や『女王の教室』(日本テレビ系列)に出演。
2015年、『トランジットガールズ』(フジテレビ系列)で佐久間由衣とダブル主演を務め、テレビドラマ初主演[10]。
2016年、『全員、片想い 』「MY NICKNAME is BUTATCHI」で映画初主演[11]。
2023年、『シッコウ!!〜犬と私と執行官〜』(テレビ朝日系列)でゴールデンプライムタイムの連続ドラマ初主演[12]。
2024年、『虎に翼』(NHK)で連続テレビ小説の主演を務めた[13][14]。
同年放送予定の第75回NHK紅白歌合戦の司会の一人に起用される[15]。
人物
人柄
- 名前は、「個性的に育ってほしい」と願った母が「さいり」と名付け、これに祖父が漢字を当てた。読みは「沙」一字で「さい」とのことである[16]。
- 特技はダンス。初めはダンサー志望だった[17]。2003年には「ALL Japan Dance Contest」の東京予選、および「サンリオダンスコンテスト」のキッズ部門でそれぞれ優勝する。
- ハスキーボイスが特徴である[18][19]。
交友関係
家族
実兄はお笑いコンビ「オズワルド」のツッコミ・伊藤俊介[25][26]。当初は兄から「(自分たちが)兄妹だと言わないで」と言われた[27]。オズワルドがテレビで活躍してから頻繁にネタにされ[28]、2022年2月19日の『まつもtoなかい〜マッチングな夜〜』にてテレビ共演。
兄の俊介、姉、本人の3人兄妹の末っ子であり、母子家庭育ち。父は道路工事会社を営んでいたが、バブル崩壊のあおりで会社が倒産し[29]、自宅に借金取りが押しかけた[29]。家庭環境について伊藤は2021年6月12日放送の『人生最高レストラン』で、今は亡き父親が「若干やらかして飛んだ」と蒸発し、家を追われて一家離散したことを明かした[30]。幼少の頃両親が離婚して以来3兄妹は母に引き取られ、母と母の姉(伯母)に育てられた[31]。ボロボロのアパートに暮らし、3枚の布団で家族5人が寝る形だったが伊藤は「うれしかった。みんなを近くに感じられるから」と述べた[30]。母はスナック、牛乳配達の仕事を経て[29]、塗装の職人[32]として働いた。伊藤は兄について「昔から兄とは映画やお笑いの趣味が似ていたのでいつも兄の感想が気になるし、私の仕事を見ていてほしいと思う人」と述べている[32]。現在もたびたび実家に帰省している[33]。
女優として
- ずっと憧れていてリスペクトしていた女優は樹木希林[17]。
- 2020年、作家の樋口毅宏との対談で「新しいことをやるのが好きなので、機会に恵まれたら韓国映画にもぜひ挑戦してみたい。あとは今まで役で世間を裏切ってこなかったので、思いっきり裏切ってみたい」と述べている[17]。
- 「女王の教室」出演時に、天海祐希から「あなたはカメラが自分に向いてないときでも、必ずしっかりお芝居をしている。いつか誰かが見つけてくれるから、手を抜いたり気を抜いたりしないで。あなたは素敵だから、ずっとそのままでいて」と言葉をかけられ、それをずっと守ってきたと話す[34]。
受賞歴
- 2003年
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- ALL Japan Dance Contest(東京予選優勝)
- サンリオダンスコンテスト(キッズ部門優勝)
- 2018年
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- 2019年
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- 2020年
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- 2021年
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- 2022年
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- 2023年
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- 2024年
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出演
役名の太字は主演。
テレビドラマ
配信ドラマ
DVD
映画
テレビアニメ
劇場アニメ
吹き替え
ドキュメンタリー・教養
音楽番組
バラエティ
配信バラエティ
情報番組
- あさイチ(NHK総合)- ゲストコメンテーター(不定期出演)
- あさイチ「プレミアムトーク伊藤沙莉さん▽ひよっこから最新主演作まで」(2022年2月4日、NHK総合)
PV
CM
- 小学館ホームパル『英会話スクール 〜ダンス篇〜』(2004年)[169]
- 日清食品「日清ラ王 袋麺」(2017年)
- 住友生命「Vitality」
- 『廊下で1UP』篇(2018年)[170]
- 『オーダーで1UP』篇、『その時、バイタリティ(徒歩)』篇(2019年1月25日 - )[171]
- 大東建託「いい部屋ネット」『わたしのいい部屋、みつけた!』篇(2019年)[172]
- 日本マクドナルド
- 「大人のクリームパイ」『大人とはなんぞや』篇(2020年)[173]
- 「マックフルーリー® ブラックサンダー」『聞いてませんでした』篇(2020年)[174]
- 「三角チョコパイ 黒白」『三角チョコパイの季節』篇、『一日早い』篇(2020年10月 - )[175]
- 「三角チョコパイ」『君と三角と歌』篇(2021年10月12日 - )[176]
- 「ベルギーショコラパイ」「カナディアンメープルカスタードパイ」(2022年1月11日 - )[177]
- 「夜マック」『倍バーガー』篇(2022年1月15日 - )[178]
- 「ひとくちチュロス」『う、ふ、ふ、ふ』篇(2022年2月10日 - )[179]
- 「桜もちパイ」『春、ほおばる。』篇(2022年3月22日 - )
- 「夜マック ごはんチキンタツタ」『ごはんバーガー』篇(2022年4月19日 - )[180]
- 『夜マック店長/ごはんバーガー』篇(2022年6月28日 - )
- 「三角チョコパイ」『黒と白の王様』篇(2022年10月11日 - )[181]
- 『夜マック店長/おなかがすいた日』篇(2023年3月14日 - )[182]
- 「三角チョコパイ」『黒とザクザクミルクキャラメル』篇(2023年10月10日 - )[183]
- 「バタースコッチパイ」(2024年1月9日 - )[184]
- 「ひとくちチュロス」『なめらかになった』篇(2024年2月13日 - )[185]
- 「三角チョコパイ」『キレキレ収穫祭』篇(2024年10月8日 - )[186]
- 「いまだけダブチ」『いまだけダブチ』篇(2024年10月22日 - )[187]
- サントリー食品インターナショナル
- 健康茶統合 伊右衛門プラス(2020年)[188]
- 「ボス カフェベース」『キッチリ夫と、テキトウ妻』シリーズ(2021年4月 - )[189]
- 「ボス カフェベース」『予想より、絶対うまい。-キッチリ父登場-』篇(2022年6月29日 - )
- メルカリ
- 『メゾンメルカリ・おくる・もらう/知る』篇(2020年8月1日 - )[190]
- 『メゾンメルカリ・管理人の悩み』篇、『メゾンメルカリ・初出品(本/バッグ)』篇(2020年9月5日 - )[191]
- 『メゾンメルカリ・新しい住人』篇(2021年3月6日 - )[192]
- 『メゾンメルカリ・新品じゃなくても』篇(2021年9月30日 - )[193][194]
- TVer『テレビトーク』シリーズ(2020年)[195]
- 東京ガス「水まわりの定額修理サービス」(2020年)[196]
- ピップ「ピップエレキバン」『コリコリ3姉妹』篇(2021年4月3日 - )[197]
- スタジオマリオ
- 『マリオで笑おう』篇(2021年4月17日 - )[198]
- 『笑顔に全力』篇(2022年4月16日 - )[199]
- 自賠責保険広報活動(WebCM)『ちゃんと見てみて!期限確認!自賠責保険』(2022年2月28日 - )[200]
- スマートニュース(2022年7月1日 - )[201]
- ダイハツ工業「ムーヴ キャンバス」[202][203][204]
- 『はじまり』篇、『それから』篇(2022年7月5日 - 2022年)
- 『カフェと友人』篇(2022年12月28日 - )
- 花王
- 「めぐりズム 蒸気でホットアイマスク」『休み方って、自由でなくっちゃ。』篇(2022年10月7日 - )[205]
- 「ビオレ メイク直しシート」『メイク直しの時間ない!』篇(2024年3月4日 - )[206]
- エスエス製薬「アレジオン20」『わたしオン、気持ちいい春』篇、『わたしオン、ベランダパーティー』篇(WebCM)(2024年1月22日 - )[207]
- 全国信用金庫協会『信用金庫って、そうなんだ。 / “そもそも信用金庫って?”』篇、『信用金庫って、そうなんだ。 / “なんでも相談できる信用金庫”』篇(2024年10月1日 - )[208]
- ポケモン「Pokémon Trading Card Game Pocket」『お家で開封』篇 / 『スキマ時間で開封』篇 / 『スキマ時間で開封』篇(2024年10月30日 - )[209]
舞台
- 東京俳優市場2010春 第3話「本当の恋の見つけ方」(2010年4月30日 - 5月5日、千本桜ホール) - アヤ 役
- 幕が上がる(2015年5月1日 - 24日、Zeppブルーシアター六本木) - 高田梨奈 役
- 転校生(2015年8月22日 - 9月6日、Zeppブルーシアター六本木) - 高田美幸 役[210]
- すべての四月のために(2017年) - 安田春子 役
- 首切り王子と愚かな女(2021年) - ヴィリ 役
- COCOON PRODUCTION 2022+CUBE 25th PRESENTS,2022『世界は笑う』(2022年) - 秋野撫子 役[211]
- COCOON PRODUCTION 2023『パラサイト』(2023年) - 金田美姫 役[213]
ラジオ
※はインターネット配信。
ラジオドラマ
イベント
その他
作品
楽曲参加
書籍
脚注
注釈
出典
外部リンク
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括弧内は作品年度を示す、授賞式の年は翌年(2月)
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※2017年度は授賞式中止
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1回 - 10回 | |
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11回 - 20回 | |
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21回 - 30回 | |
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31回 - 40回 | |
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41回 - 50回 | |
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51回 - 60回 | |
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61回 - 70回 | |
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71回 - 80回 | |
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81回 - 90回 | |
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91回 - 100回 | |
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101回 - 110回 | |
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111回 - 120回 | |
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121回 - 130回 | |
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1 - 10作 | |
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11 - 20作 | |
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21 - 30作 | |
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31 - 40作 | |
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41 - 50作 | |
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51 - 60作 | |
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61 - 70作 | |
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71 - 80作 | |
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81 - 90作 | |
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91 - 100作 | |
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101 - 110作 | |
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111 - 120作 | |
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※2021年以降はアナウンサー以外の女性司会者(2021年以降は紅組だけでなく全体の司会を担当) |