ライスプディング

インド料理のライスプディング(キール

ライスプディング: rice pudding)は、ミルクで煮た料理である。同様のものが世界各地に存在する。日本では乳糜(にゅうび)、(ちちがゆ)、ミルク粥(ミルクがゆ)などとも呼ばれる。

概要

ライスプディングはミルク(多くは牛乳ヤギ乳など他の家畜の乳も使われる)で煮て作られる。主食として供されることもあるが、デザートとして甘い味付けがされる場合が多い。

デザートとしてはシナモンカルダモンなどの香辛料、各種のジャムナッツドライフルーツなどが加えられる場合がある。また温かいままか、冷やして食べられるかといった違いも地域や習慣によって多様である。

名称

「乳糜」の名は漢訳仏典に基づく。苦行を経た釈迦が、村娘スジャーターから供養されたのが乳糜つまり乳粥(サンスクリット語: पायस, pāyasa )であったとされる。この後、釈迦は悟りを開いたという。

主なライスプディング

アロス・コン・レチェ
アロス・コン・レーチェ
キリバット
シナモン砂糖を添えたミルヒライス

以下、各国に於ける代表的なライスプディングの名称を挙げる。

脚注

  1. ^ 世界の食べ物 アシュレ aşure [ノアの箱船プディング][1]
  2. ^ アシュレ〔トルコ〕41種の材料でつくるトルコの“おしるこ”[2]

関連項目