第41回アカデミー賞(だい41かいアカデミーしょう)は、1969年4月14日に発表・授賞式が行われた。
式典
第41回目を迎えたアカデミー賞授賞式では、キャロル・リードの『オリバー!』が作品賞・監督賞を受賞したが、俳優部門ではそれぞれ異なる作品に出演した俳優が受賞するなど、分散した結果となった。主演女優賞ではキャサリン・ヘプバーンとバーブラ・ストライサンドが得票同数で並んだため、史上稀に見る2人同時受賞となった。
また、長編ドキュメンタリー映画賞は『ヤング・アメリカンズ/歌え青春!』が受賞したが、1967年にすでに公開されていたことが判明したため、5月8日になって『Journey Into Self』にオスカーが与えられた。
候補と受賞の一覧
太字は受賞である。[1][2]
また、以下での人名表記は
- 作品の日本語公式情報およびAMPAS公式サイトの日本版とWOWOWによる授賞式放送での表記に準ずる。
- 見当たらない場合はデータベースサイトなどを参考。
- それでもない場合は英語表記のままとする。
統計
複数候補:
- 11 候補: 『オリバー!』
- 8 候補: 『ファニー・ガール』
- 7 候補: 『冬のライオン』『スター!』
- 4 候補: 『2001年宇宙の旅』、『レーチェル レーチェル』、『ロミオとジュリエット』
- 3 候補: 『フェイシズ』
- 2 候補: 『アルジェの戦い』、『ブリット』、『愛すれど心さびしく』、『北極の基地/潜航大作戦』、『おかしな二人』、『猿の惑星』、『プロデューサーズ』、『ローズマリーの赤ちゃん』、『栄光の座』、The Subject Was Roses、『華麗なる賭け』、『戦争と平和』
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複数受賞.
- 6 受賞: 『オリバー!』(1つは名誉賞)
- 3 受賞: 『冬のライオン』
- 2 受賞: 『ロミオとジュリエット』
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プレゼンター
プレゼンター |
賞
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バーグマン, イングリッドイングリッド・バーグマン |
主演女優賞 撮影賞
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バーグマン, イングリッドイングリッド・バーグマン |
監督賞
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ダイアン・キャロル
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フォンダ, ジェーンジェーン・フォンダ
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ラッセル, ロザリンドロザリンド・ラッセル
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ウッド, ナタリーナタリー・ウッド
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ダイアン・キャロル |
視覚効果賞 ドキュメンタリー映画賞 名誉賞 (オナ・ホワイト)
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カーティス, トニートニー・カーティス |
助演女優賞 短編実写映画賞 短編アニメ映画賞 ドキュメンタリー映画賞
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フォンダ, ジェーンジェーン・フォンダ |
外国語映画賞 衣装デザイン賞 短編実写映画賞 短編アニメ映画賞
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ホープ, ボブボブ・ホープ |
ジーン・ハーショルト友愛賞
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ランカスター, バートバート・ランカスター |
主演男優賞 視覚効果賞 科学技術賞
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レスター, マークマーク・レスター |
名誉賞 (オナ・ホワイト)
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マンシーニ, ヘンリーヘンリー・マンシーニ |
編曲賞
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ニクソン, マーニマーニ・ニクソン
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マッソー, ウォルターウォルター・マッソー |
編集賞 外国語映画賞 名誉賞 (ジョン・チェンバース)
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ペック, グレゴリーグレゴリー・ペック |
作曲賞
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ピンク・パンサー[3] |
短編アニメ映画賞
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ポワチエ, シドニーシドニー・ポワチエ |
作品賞
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リックルズ, ドンドン・リックルズ |
脚本賞
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ラッセル, ロザリンドロザリンド・ラッセル |
作曲賞 録音賞 脚色賞
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シナトラ, フランクフランク・シナトラ |
助演男優賞 歌曲賞 脚本賞 脚色賞
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ウッド, ナタリーナタリー・ウッド |
美術賞 科学技術賞
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パフォーマー
関連項目
脚注
- ^ “第41回アカデミー賞 (1969) ノミネート・受賞”. oscars.org. 2015年2月8日閲覧。
- ^ アカデミー賞データベース
- ^ Jim Fanning. “All Facts, No Fluff And Stuff”. 2015年2月8日閲覧。