アカデミーメイクアップ&ヘアスタイリング賞

アカデミーメイクアップ&ヘアスタイリング賞( - しょう、Academy Award for Best Makeup and Hairstyling)はアカデミー賞の中の一つ。メイクアップにおいて最優秀であると選ばれた映画作品、およびそのメイクアップ・アーティストに与えられる。1981年の、第54回アカデミー賞で初めて設けられた。 第85回からは「Academy Award for Best Makeup」の名称は 「Academy Award for Best Makeup and Hairstyling」に変更された。

受賞とノミネート一覧

テキストボックスの背景が黄色になっているものが受賞。

1980年代

作品名 候補者
1981年
(第54回)
狼男アメリカン リック・ベイカー
ハートビープス/恋するロボットたち スタン・ウィンストン
1982年
(第55回)
人類創世 サラ・モンザーニ
ミシェル・バーク
ガンジー トム・スミス
1983年
(第56回)
受賞無し
1984年
(第57回)
アマデウス ディック・スミス
ポール・ルブランク
グレイストーク -類人猿の王者- ターザンの伝説 リック・ベイカー
ポール・エンジェレン
2010年 マイケル・ウエストモア
1985年
(第58回)
マスク マイケル・ウエストモア
ゾルターン・エレク
カラーパープル ケン・チェイス
レモ/第1の挑戦 カール・フラートン
1986年
(第59回)
ザ・フライ クリス・ウェイラス
ステファン・デュプイ
The Clan of the Cave Bear マイケル・G・ウエストモア
ミシェル・バーク
レジェンド / 光と闇の伝説 ロブ・ボッティン
ピーター・ロブ=キング
1987年
(第60回)
ハリーとヘンダスン一家 リック・ベイカー
ピーター・フォークの 恋する大泥棒 ボブ・ラデン
1988年
(第61回)
ビートルジュース ロバート・ショート
ヴェ・ニール
スティーヴ・ラ・ボート
星の王子 ニューヨークへ行く リック・ベイカー
3人のゴースト トム・バーマン
バリ・ドレイバンド・バーマン
1989年
(第62回)
ドライビング Miss デイジー マンリオ・ロッケッティ
リン・バーバー
ケヴィン・ヘイニー
バロン マギー・ウェストン
ファブリツィオ・スフォルツァ
晩秋 ディック・スミス
ケン・ディアス
グレッグ・ネイソン

1990年代

作品名 候補者
1990年
(第63回)
ディック・トレイシー ジョン・カグリオーネ・Jr
ダグ・ドレクスラー
シラノ・ド・ベルジュラック ミシェル・バーク
ジャン・ピエール・エイシェンヌ
シザーハンズ ヴィ・ネイル
スタン・ウィンストン
1991年
(第64回)
ターミネーター2 スタン・ウィンストン
ジョン・ドーン
フック モンタギュー・ウェストモア
グレッグ・キャノム
クリスティナ・スミス
スタートレックVI 未知の世界 マイク・ミルズ英語版
エドワード・フレンチ
リチャード・スネル
1992年
(第65回)
ドラキュラ グレッグ・キャノム
ミシェル・バーク
マシュー・W・マングル
バットマン リターンズ スタン・ウィンストン
ロニー・スペクター
ヴィ・ネイル
ホッファ グレッグ・キャノム
ヴィ・ネイル
ジョン・ブレイク
1993年
(第66回)
ミセス・ダウト グレッグ・キャノム
ヴィ・ネイル
ヨランダ・トゥシエング
フィラデルフィア カール・フラートン
アラン・ダンジェリオ
シンドラーのリスト クリスティナ・スミス
マシュー・W・マングル
ジュディス・A・コリー
1994年
(第67回)
エド・ウッド リック・ベイカー
ヴィ・ニール
ヨランダ・トゥシエング
フォレスト・ガンプ/一期一会 ダニエル・C・ストリーピーク
ハリー・ダモーレ
ジュディス・A・コリー
フランケンシュタイン ダニエル・パーカー
ポール・エンゲロン
キャロル・ヘミング
1995年
(第68回)
ブレイブハート ピーター・フランプトン
ポール・パティソン
ロイス・バーウェル
ミ・ファミリア ケン・ディアス
マーク・サンチェス
最高のルームメイト グレッグ・キャノム
ボブ・ラデン
コリーン・キャラハン
1996年
(第69回)
ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合 リック・ベイカー
デヴィッド・ルロイ・アンダーソン
ゴースト・オブ・ミシシッピー デボラ・ラ・ミア・デネイヴァー
マシュー・W・マングル
スタートレック ファーストコンタクト スコット・ウィーラー
マイケル・ウェストモア
ジェイク・ガーバー
1997年
(第70回)
メン・イン・ブラック リック・ベイカー
デヴィッド・ルロイ・アンダーソン
Queen Victoria 至上の恋 リサ・ウィンコット
ビヴァリー・ビンダ
ヴェロニカ・ブレブナー
タイタニック ティナ・アーンショウ
グレッグ・キャノム
サイモン・トンプソン
1998年
(第71回)
エリザベス ジェニー・シャーコア
プライベート・ライアン コナー・オサリヴァン
ダニエル・C・ストリーピーク
ロイス・バーウェル
恋におちたシェイクスピア リサ・ウェストコット
ヴェロニカ・ブレブナー
1999年
(第72回)
トプシー・ターヴィー クリスティン・ブランデル
トレフォー・プラウド
オースティン・パワーズ: デラックス ミシェル・バーク
マイク・スミスソン
アンドリューNDR114 グレッグ・キャノム
エディ&マーティンの逃走人生 リック・ベイカー

2000年代

作品名 候補者
2000年
(第73回)
グリンチ リック・ベイカー
ゲイル・ロウエル=ライアン
ザ・セル エドアルド・F・ヘンリクス
ミシェル・バーク
シャドウ・オブ・ヴァンパイア アンバー・シブレイ
アン・ブキャナン
2001年
(第74回)
ロード・オブ・ザ・リング リチャード・テイラー
ピーター・オーウェン
ビューティフル・マインド グレッグ・キャノム
コリーン・カラガン
ムーラン・ルージュ マウリツィオ・シルヴィ
アルド・シグレッティ
2002年
(第75回)
フリーダ ベアトリス・デ・アルバ
ジョン・E・ジャクソン
タイムマシン ジョン・M・エリオット・Jr
バーバラ・ロレンツォ
2003年
(第76回)
ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 リチャード・テイラー
ピーター・キング
マスター・アンド・コマンダー エドワード・ヘンリクス3世
ヨランダ・トゥシエング
パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち ヴィ・ネイル
マーティン・サミュエル
2004年
(第77回)
レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 ヴァリー・オレイリー
ビル・コルソ
パッション キース・ヴァンダーラーン
クリスチャン・ティンズレー
海を飛ぶ夢 マノロ・ガルシア
ジョー・アレン
2005年
(第78回)
ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 ハワード・バーガー
タミ・レーン
シンデレラマン デヴィッド・ルロイ・アンダーソン
ランス・アンダーソン
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 デーヴ・エルシー
ニッキー・グーリー
2006年
(第79回)
パンズ・ラビリンス ダビ・マルティ
モンセ・リベ
アポカリプト アルド・シグノレッティ
ヴィットリオ・ソダーノ
もしも昨日が選べたら 辻一弘
ビル・コルソ
2007年
(第80回)
エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜 Didier Lavergne
ジャン・アーチボールド
マッド・ファット・ワイフ リック・ベイカー
辻一弘
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド ヴィ・ネイル
マーティン・サミュエル
2008年
(第81回)
ベンジャミン・バトン 数奇な人生 グレッグ・キャノム
ダークナイト ジョン・キャグリオーネ・Jr
コナー・オサリヴァン
ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー マイク・エリザルド
Thom Floutz
2009年
(第82回)
スター・トレック バーニー・バーマン
ミンディ・ホール
ジョエル・ハーロウ
イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男 アルド・シニョレッティ
ヴィットリオ・ソダーノ
ヴィクトリア女王 世紀の愛 Jon Henry Gordon
ジェニー・シャーコア

2010年代

作品名 候補者
2010年
(第83回)
ウルフマン リック・ベイカー
デイヴ・エルシー
バーニーズ・バージョン ローマと共に Adrien Morot
ウェイバック -脱出6500km- エドワード・ヘンリクス3世
Gregory Funk
ヨランダ・トゥシエング
2011年
(第84回)
マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 マーク・クーリエ
J・ロイ・ヘランド
アルバート氏の人生 Martial Corneville
リン・ジョンソン
マシュー・W・マングル
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 ニック・ダドマン
アマンダ・ナイト
Lisa Tomblin
2012年
(第85回)[1]
レ・ミゼラブル リサ・ウェストコット
ジュリー・ダートネル
ヒッチコック ハワード・バーガー
ピーター・モンターニャ
マーティン・サミュエル
ホビット 思いがけない冒険 ピーター・スウォーズ・キング
リック・フィンドラタ
タミ・レーン
2013年
(第86回)[2]
ダラス・バイヤーズクラブ アドルイーサ・リー
ロビン・マシューズ
ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中 ステファン・プローティー
ローン・レンジャー ジョエル・ハーロウ
グロリア・パスカ=キャスニー
2014年
(第87回)
グランド・ブダペスト・ホテル フランシス・ハノン
マーク・クーリエ
フォックスキャッチャー ビル・コルソ英語版
デニース・リディアード
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー エリザベス・イアニ=ジョルジオ
デービッド・ホワイト
2015年
(第88回)
マッドマックス 怒りのデス・ロード レスリー・ヴァンダーウォルト英語版
エルカ・ウォーデガ英語版
ダミアン・マーティン英語版
100歳の華麗なる冒険 ラヴ・ラーソン英語版
エヴァ・フォン・バール英語版
レヴェナント: 蘇えりし者 シアン・グリッグ英語版
ダンカン・ジャーマン英語版
ロバート・パンディーニ英語版
2016年
(第89回)
スーサイド・スクワッド アレッサンドロ・ベルトラッツィ
ジョルジオ・グレゴリーニ英語版
クリストファー・ネルソン英語版
幸せなひとりぼっち エヴァ・フォン・バール英語版
ラヴ・ラーソン英語版
スター・トレック BEYOND ジョエル・ハーロウ英語版
リチャード・アロンゾ英語版
2017年
(第90回)[3]
ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 辻一弘
デヴィッド・マリノフスキ英語版
ルーシー・シビック英語版
ヴィクトリア女王 最期の秘密 ダニエル・フィリップス英語版
ルー・シェパード英語版
ワンダー 君は太陽 アリエン・タウテン英語版
2018年
(第91回)
バイス グレッグ・キャノム
ケイト・ビスコー
パトリシア・デハニー
ボーダー 二つの世界 ゴーラン・ルンドストローム
パメラ・ゴールドアンマー
ふたりの女王 メアリーとエリザベス ジェニー・シャーコア英語版
マーク・ピルシェア
ジェシカ・ブルックス
2019年
(第92回)
スキャンダル カズ・ヒロ
アン・モーガン
ビビアン・ベイカー
ジョーカー ニッキー・レーデルマン英語版
ケイ・ジョージャウ
ジュディ 虹の彼方に ジェレミー・ウッドヘッド
マレフィセント2 ポール・グーチ
アリエン・タウテン英語版
デービッド・ホワイト
1917 命をかけた伝令 ナオミ・ドネ
トリスタン・ヴェルスルイス
レベッカ・コール

2020年代

作品名 候補者
2020/21年
(第93回)
マ・レイニーのブラックボトム セルジオ・ロペス=リヴェラ英語版
ミア・ニール英語版
ヤミカ・ウィルソン英語版
EMMA エマ マリーズ・ランガン英語版
ローラ・アレン英語版
クラウディア・シュトルツェ英語版
ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌 エリン・クルーガー・メカシュ英語版
パトリシア・デハニー英語版
マシュー・マングル英語版
Mank/マンク ジジ・ウィリアムズ英語版
キンバリー・スピテリ英語版
コリーン・ラバフ英語版
ほんとうのピノッキオ ダリア・コッリイタリア語版
マーク・クーリエ
フランチェスコ・ペゴレッティ英語版
2021年
(第94回)
タミー・フェイの瞳 リンダ・ダウズ英語版
ステファニー・イングラム英語版
ジャスティン・ラリー英語版
星の王子 ニューヨークへ行く2 マイク・マリノ英語版
ステーシー・モリス英語版
カーラ・ファーマー英語版
クルエラ ナディア・ステイシー英語版
ナオミ・ドネ英語版
ジュリア・ヴァーノン英語版
DUNE/デューン 砂の惑星 ドナルド・モワット英語版
ラヴ・ラーソン英語版
エヴァ・フォン・バール英語版
ハウス・オブ・グッチ ヨーラン・ルンドストルム英語版
アンナ・カーリン・ロック英語版
フレデリック・アスピラス英語版
2022年
(第95回)[4]
ザ・ホエール エイドリアン・モロ英語版
ジュディ・チン
アン・マリー・ブラッドリー
西部戦線異状なし ハイケ・メルカー
リンダ・アイゼンハメロヴァー
THE BATMAN-ザ・バットマン- ナオミ・ドネ英語版
マイク・マリノ英語版
マイケル・フォンテイン
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー カミーユ・フレンド
ジョエル・ハーロウ英語版
エルヴィス マーク・クーリエ
ジェイソン・ベアード
アルド・シニョレッティ英語版

参考文献

  1. ^ The 85th Academy Awards (2013) Nominees and Winners”. 映画芸術科学アカデミー. 2014年1月17日閲覧。
  2. ^ Nominees for the 86th Academy Awards”. 映画芸術科学アカデミー. 2014年3月3日閲覧。
  3. ^ The 90th Academy Awards (2018)”. Academy of Motion Picture Arts and Sciences. AMPAS. 2018年2月1日閲覧。
  4. ^ THE 95TH ACADEMY AWARDS”. oscars.org. 2023年3月19日閲覧。

関連項目

外部リンク