1995年の映画
1995年の映画(1995ねんのえいが)では、1995年(平成7年)の映画分野の動向についてまとめる。
1994年の映画 - 1995年の映画 - 1996年の映画
出来事
世界
日本
- 1月
- 1994年度全国映画館数1758館(前年比24館増)[3]とシネコンの本格進出により、18年振りに増加。入場人員1億2299万人(前年比94.1%)、興行収入1535億9000万円(前年比93.8%)[3]。
- 1月1日 - 松竹系企業、衛星映画演劇放送が「衛星劇場」、京都映画が「松竹京都映画」と改称。
- 1月17日 - 阪神・淡路大震災発生。多くの興行施設に甚大な被害。
- 1月26日 - 阪神・淡路大震災の義捐金()として、映連200万円を寄附。業界各団体、各社が同様の被災者支援活動を展開する。
- 2月
- 2月10日 - 阪神・淡路大震災後初の映画上映会を神戸市・板宿東宝で開催。『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』(芝山努監督)を入場無料で上映。以後、被災地で同様の催しを実施。
- 2月28日 - 東宝直営劇場や東京・シャンテ商店街に設置した阪神・淡路大震災義捐募金箱でお客から預かった募金140万4550円および東宝からの義捐金300万円を日本赤十字社を通じ被災地へ寄附。
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月
- 6月1日 - 東宝、怪獣キャラクターの日本国内外の名称表記を統一。
- 6月30日 - 東京有楽町・ニュー東宝シネマ2、閉館。
- 7月
- 8月
- 9月
- 9月5日 - 東急レクリエーション、1999年満期ユーロ円建転換社債50億円の発行を決議。
- 9月22日
- 第8回東京国際映画祭開催(10月1日まで)。フィルムマーケットは中止。
- 東宝ビデオ、東映ビデオが『ひめゆりの塔』、『きけ、わだつみの声 Last Friends』で共同キャンペーン実施を発表。
- 9月23日
- 東京国際映画祭協賛企画、松竹創業百年記念「松竹百年映画祭」を東京東銀座・松竹セントラル3で開催。
- 『君を忘れない』は大人前売り1,000円、当日入場料金1,200円という低価格で公開したが、配給収入4.5億円と期待したほどのヒットとはならなかった。
- 9月28日 - 米デジタル衛星放送会社のディレクTVが、ディレクTVジャパン設立。
- 10月
- 10月1日
- 10月10日
- 10月24日 - 大阪・ナビオ阪急15周年。10月20日からナビオ3館開場15周年記念、「シネマサンクスフェスティバル15」を開催(11月2日まで)。
- 10月25日 - 阪神・淡路大震災被災者の要望に応え、『男はつらいよ 寅次郎紅の花』の神戸ロケ実施。
- 11月
- 東宝映画営業部、興収速報システム導入。留守番電話による手作業だった日報集計を自動化。
- 11月10日 - 阪急東宝グループ事業委員会インターネット共同利用実験に参加、映画・演劇のPRを行う東宝インターネットホームページ「東宝Webサイト」を開設。
- 11月16日 - 通産省シネマ活性化研究会発足。
- 11月22日 - 松竹創業百周年記念式典を東京東銀座・松竹セントラル1にて挙行。
- 12月
- 12月1日 - 東京・新宿武蔵野館改装オープン。
- 12月3日 - 東京・日比谷シャンテ合歓の広場でゴジラの銅像除幕式挙行。
- 12月9日 - 復活ゴジラ完結篇『ゴジラvsデストロイア』(大河原孝夫監督)公開、大ヒット。
- 12月14日 - 松竹、2000年満期円建転換社債総額100億円の発行を決議。1996年1月11日にイギリス・ロンドンで発行。
- 12月28日 - 東宝映像事業部、『東宝/映画ポスターギャラリー』を出版。
周年
日本の映画興行
- 入場料金(大人)
- 1,800円
- 映画館・映画別
- 1,796円(統計局『小売物価統計調査(動向編) 調査結果』[8] 銘柄符号 9341「映画観覧料」)[9]
- 入場者数 1億2704万人[3]
- 興行収入 1578億6500万円[3]
- 出典:「1995年日本映画・外国映画業界総決算」『キネマ旬報』1996年(平成8年)2月下旬号、キネマ旬報社、1996年、159 - 160頁。
各国ランキング
日本配給収入ランキング
- 出典:#8(2)『アウト・ブレイク』出典:『キネマ旬報ベストテン90回全史1924-2016』キネマ旬報社、<キネマ旬報ムック>それ以外の出典:1995年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
- 7『アウトブレイク』,#10(1)『キャスパー』の出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、544頁。ISBN 978-4873767550。
- 10(2)『今そこにある危機』キネマ旬報1996年2月下旬号総決算。
- 上記以外の出典:1995年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
全世界興行収入ランキング
1995年全世界興行収入トップ10
順位 |
題名 |
スタジオ |
興行収入
|
1
|
ダイ・ハード3
|
20世紀フォックス
|
$366,101,666
|
2
|
トイ・ストーリー
|
ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ
|
$361,958,736
|
3
|
アポロ13
|
ユニバーサル・スタジオ
|
$355,237,933
|
4
|
007/ゴールデンアイ
|
メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
|
$352,194,034
|
5
|
ポカホンタス
|
ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ
|
$346,079,773
|
6
|
バットマン フォーエヴァー
|
ワーナー・ブラザース
|
$336,529,144
|
7
|
セブン
|
ニュー・ライン・シネマ
|
$327,311,859
|
8
|
キャスパー
|
ユニバーサル・スタジオ
|
$287,928,194
|
9
|
ウォーターワールド
|
ユニバーサル・スタジオ
|
$264,218,220
|
10
|
ジュマンジ
|
コロンビア ピクチャーズ
|
$262,797,249
|
- 出典:“1995 Worldwide Box Office Results”. Box Office Mojo. 2015年12月18日閲覧。
北米興行収入ランキング
1995年北米興行収入トップ10
順位 |
題名 |
スタジオ |
興行収入
|
1.
|
トイ・ストーリー
|
ディズニー/ピクサー
|
$191,796,233
|
2.
|
バットマン フォーエヴァー
|
ワーナー・ブラザース
|
$184,031,112
|
3.
|
アポロ13
|
ユニバーサル
|
$172,071,312
|
4.
|
ポカホンタス
|
ディズニー
|
$141,579,773
|
5.
|
エース・ベンチュラ
|
ワーナー・ブラザース
|
$108,385,533
|
6.
|
007/ゴールデンアイ
|
ユナイテッド・アーティスツ
|
$106,429,941
|
7.
|
ジュマンジ
|
トライスター
|
$100,475,249
|
8.
|
キャスパー
|
ユニバーサル
|
$100,328,194
|
9.
|
セブン
|
ニューラインシネマ
|
$100,125,643
|
10.
|
ダイ・ハード3
|
20世紀FOX
|
$100,012,499
|
- 出典: “1995 Domestic Yearly Box Office Results”. Box Office Mojo. 2015年12月25日閲覧。
フランス観客動員数ランキング
- Les Trois Frères(フランス語版)
- Les Anges gardiens(フランス語版)
- ポカホンタス
- Le bonheur est dans le pré(フランス語版)
- Gazon maudit(フランス語版)
- 007/ゴールデンアイ
- ダイ・ハード3
- 101
- スターゲイト
- Élisa(フランス語版)
- 出典:“FRANCE 1995 - BOX OFFICE STORY”. boxofficestory. 2016年1月20日閲覧。
日本公開映画
1995年の日本公開映画を参照。
受賞
死去
脚注
注釈
出典
参考文献
- 斉藤守彦『映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?』ダイヤモンド社、2009年11月27日。ISBN 978-4-478-01134-8。
- 東宝 編『東宝75年のあゆみ ビジュアルで綴る3/4世紀 1932 - 2007』東宝、2010年4月。
- 東宝 編『東宝75年のあゆみ 1932 - 2007 資料編』(PDF)東宝、2010年4月。
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1880年代 | |
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1890年代 | |
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1900年代 | |
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10年代 | |
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20年代 | |
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30年代 | |
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40年代 | |
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50年代 | |
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60年代 | |
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70年代 | |
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80年代 | |
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90年代 | |
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2000年代 | |
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10年代 | |
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20年代 | |
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カテゴリ |
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