1977年の映画
1977年の映画(1977ねんのえいが)では、1977年(昭和52年)の映画分野の動向についてまとめる。
1976年の映画 - 1977年の映画 - 1978年の映画
出来事
世界
日本
- 2月
- 3月
- 3月5日 - 東映東京撮影所、第10回記念大バザール開催(6日まで)。
- 3月21日 - 女優田中絹代(67歳)死去。
- 4月
- 4月1日 - 日本教育テレビ(NET)が「全国朝日放送」(現・テレビ朝日、EX)と改称。
- 4月7日 - 松竹、製作面での合理化として大船撮影所を分離するため、傍系会社の松竹映像創立。
- 4月18日 - 松竹会長城戸四郎(82歳)死去。
- 5月
- 東宝、完全自動映写機バレンタイン・スオードを一部直営劇場に導入。
- 5月10日 - 東京有楽町・東宝有楽ビルを有楽町電気ビル新築のため解体。
- 5月21日
- 5月24日 - 俳優近衛十四郎(63歳)死去。
- 5月25日 - 東宝、松岡功社長就任。
- 6月
- 7月
- 8月
- 8月5日 - 東宝が後援し、東宝企画、東宝美術が製作運営した「大西郷博覧会」が鹿児島市で開幕(10月23日まで)[16]。
- 8月6日
- 8月15日 - 映画『愛のコリーダ』の宣伝用スチール写真や脚本などを含む同名の単行本が猥褻()であると、著者大島渚と出版社三一書房が起訴される[17]。
- 9月
- 9月1日
- 9月11日 - 東京・新宿文化ビルの再開発にともない、新宿文化劇場、新宿蠍座閉館。
- 9月19日 - 東宝東和が日本初のオーストラリア映画『少年と海』の輸入配給を発表(10月29日公開)[18]。
- 10月
- 11月
- 12月
周年
日本の映画興行
- 入場料金(大人)
- 1,300円
- 映画館・映画別
- 1,230円(統計局『小売物価統計調査(動向編) 調査結果』[29] 銘柄符号 9341「映画観覧料」)[30]
- 入場者数 1億6517万人[31]
- 興行収入 1523億7300万円[31]
- 出典:「1977年度日本映画・外国映画業界総決算」『キネマ旬報』1978年(昭和53年)2月下旬号、キネマ旬報社、1978年、118 - 128頁。
各国ランキング
日本配給収入ランキング
- 併映作に関する出典:「1977年邦画四社<封切配収>ベスト5」『キネマ旬報』1978年(昭和53年)2月下旬号、キネマ旬報社、1978年、124頁。
- 上記以外の出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、352頁。ISBN 978-4873767550。
- 併映作に関する出典:「1977年邦画四社<封切配収>ベスト5」『キネマ旬報』1978年(昭和53年)2月下旬号、キネマ旬報社、1978年、124頁。
- 上記以外の出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、352頁。ISBN 978-4873767550。
- 出典:#10の出典「キネマ旬報」1978年2月下旬号総決算。それ以外の出典『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、352頁。ISBN 978-4873767550。
北米興行収入ランキング
1977年北米興行収入トップ10
順位 |
題名 |
スタジオ |
興行収入
|
出典
|
1.
|
スター・ウォーズ
|
ルーカスフィルム / 20世紀フォックス
|
$307,263,857
|
[38]
|
2.
|
トランザム7000
|
ユニバーサル映画
|
$126,737,428
|
[39]
|
3.
|
未知との遭遇
|
コロンビア ピクチャーズ
|
$116,395,460
|
[40]
|
4.
|
グッバイガール
|
MGM / ワーナー・ブラザース / Rastar(英語版)
|
$102,000,000
|
[41]
|
5.
|
サタデー・ナイト・フィーバー
|
パラマウント映画
|
$94,213,184
|
[42]
|
6.
|
オー!ゴッド
|
ワーナー・ブラザース
|
$51,061,196
|
[43]
|
7.
|
遠すぎた橋
|
ユナイテッド・アーティスツ
|
$50,750,000
|
[44]
|
8.
|
ザ・ディープ
|
コロンビア映画
|
$47,346,365
|
[45]
|
9.
|
007/私を愛したスパイ
|
ユナイテッド・アーティスツ
|
$46,838,673
|
[46]
|
10.
|
アニー・ホール
|
ユナイテッド・アーティスツ
|
$38,251,425
|
[47]
|
日本公開映画
1977年の日本公開映画を参照。
受賞
誕生
死去
脚注
注釈
- ^ 『The Hollywood Story』では、185.1 $MILLIONS となっている[2]。
- ^ 〔引用者註〕東宝の資料では「10月21日」となっていたが、『日活100年史』の「10月31日」を採用した。
- ^ 東宝の資料では「12月20日」となっている。
- ^ 『クロニクル東映-II 1947-1991』では「12月25日」となっている。
- ^ 春日太一著『あかんやつら』によれば、『日本の首領 野望篇』は前作を大幅に下回る興行成績に終わり、3作目での打切りが決定[34]。
- ^ 〔引用者註〕『宇宙戦艦ヤマト』は配給収入9.3億円なので8位となり、『春琴抄』は9位、『寅次郎と殿様』が10位となるはずだが、『キネマ旬報ベスト・テン85回全史』には『宇宙戦艦ヤマト』の記載なし。
出典
- ^ Finler, Joel Waldo (2003) (英語). The Hollywood Story. Wallflower Press. p. 359. ISBN 978-1-903364-66-6. https://openlibrary.org/books/OL8767837M/The_Hollywood_Story 2024年2月12日閲覧。
- ^ “Star Wars: Episode IV - A New Hope” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2019年11月8日閲覧。
- ^ “悲愁物語”. キネノート. キネマ旬報社. 2019年11月11日閲覧。
- ^ “PFFの歴史 History”. ぴあフィルムフェスティバル. 2023年1月22日閲覧。 “1977 「第1回ぴあ展(映像部門)」(東映大泉撮影所)にて自主映画をオールナイト上映。”
- ^ “西郷南州百年祭記念 大西郷博”. 博覧会資料COLLECTION. 乃村工藝社. 2023年1月24日閲覧。
- ^ 松本昌悦, 「「愛のコリーダ」事件控訴審判決(憲法判例研究(3))」 中京大学法学部 『中亰法學』 17巻 2号 p.22-43,1983年, NAID 110006201087
- ^ “少年と海”. キネノート. キネマ旬報社. 2023年1月24日閲覧。
- ^ “東映クロニクル”. 東映公式サイト. 東映. 2020年4月1日閲覧。
- ^ “八つ墓村(1977)”. キネノート. キネマ旬報社. 2019年11月10日閲覧。
- ^ “第18作 男はつらいよ 寅次郎純情詩集”. 『男はつらいよ』公式サイト. 松竹映画. 2016年12月27日閲覧。
- ^ “第19作 男はつらいよ 寅次郎と殿様”. 『男はつらいよ』公式サイト. 松竹映画. 2016年8月5日閲覧。
- ^ 「1977年度日本映画・外国映画業界総決算 日本映画」『キネマ旬報』1978年(昭和53年)2月下旬号、キネマ旬報社、1978年、123頁。
- ^ “小売物価統計調査(動向編) 調査結果”. 統計局. 2016年8月3日閲覧。
- ^ “主要品目の東京都区部小売価格:昭和25年(1950年)〜平成22年(2010年)” (Excel). 統計局. 2016年8月3日閲覧。
- ^ a b “過去データ一覧”. 一般社団法人日本映画製作者連盟. 2016年8月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 『キネマ旬報ベスト・テン全史: 1946-2002』キネマ旬報社、2003年、223頁。ISBN 4-87376-595-1。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン全史: 1946-2002』キネマ旬報社、2003年、198-199頁。ISBN 4-87376-595-1。
- ^ 春日太一『あかんやつら: 東映京都撮影所血風録』文藝春秋、2013年11月15日、353頁。ISBN 978-4-16-376810-6。
- ^ 西沢正史「宇宙戦艦ヤマト 完結編 特集I 天国と地獄をみた男・西崎義展」『キネマ旬報』1983年(昭和58年)3月下旬号、キネマ旬報社、1983年、96頁。
- ^ a b 河内のオッサンの唄 よう来たのワレ - KINENOTE
- ^ おとうと(1976) - KINENOTE
- ^ “Star Wars, Box Office Information”. Box Office Mojo. May 26, 2014閲覧。
- ^ “Smokey and the Bandit, Box Office Information”. Box Office Mojo. January 26, 2012閲覧。
- ^ “Close Encounters of the Third Kind, Box Office Information”. Box Office Mojo. May 26, 2014閲覧。
- ^ Box Office Information for The Goodbye Girl. Worldwide Box Office. September 13, 2013.
- ^ “Saturday Night Fever, Box Office Information”. Box Office Mojo. May 26, 2014閲覧。
- ^ “Box Office Information for Oh, God!”. The Numbers. January 26, 2012閲覧。
- ^ “A Bridge Too Far (1977) , Box Office Information”. Box Office Mojo. 2016年11月18日閲覧。
- ^ “The Deep, Box Office Information”. Box Office Mojo. May 26, 2014閲覧。
- ^ “The Spy Who Loved Me, Box Office Information”. Box Office Mojo. January 26, 2012閲覧。
- ^ “Annie Hall, Box Office Information”. Box Office Mojo. January 26, 2012閲覧。
参考文献
外部リンク
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1880年代 | |
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1890年代 | |
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1900年代 | |
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10年代 | |
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20年代 | |
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30年代 | |
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40年代 | |
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50年代 | |
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60年代 | |
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70年代 | |
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80年代 | |
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90年代 | |
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2000年代 | |
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10年代 | |
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20年代 | |
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