11月には1日に坂本がプロデュースした加藤登紀子のアルバム『愛は全てを赦す』、5日には高橋が参加したMELONのシングル「P.J.」、同じく高橋が参加した桂木文のアルバム『ひとりぼっちのコンチェルト』、10日には細野が参加した松田聖子のアルバム『Candy』、坂本が参加した来生たかおのアルバム『遊歩道』、21日には¥ENレーベルのシングル第一弾として細野のシングル「三国志メイン・テーマ」、細野と高橋が参加したMELONのアルバム『DO YOU LIKE JAPAN?』、坂本と渡辺香津美のアルバム『TOKYO JOE』、坂本が参加した前川清のアルバム『KIYOSHI』がそれぞれリリースされた[2]。12月には5日にYMO初のビデオ『イエロー・マジック・オーケストラ』と細野と坂本が参加した山田邦子のアルバム『贅沢者』がリリースされ、8日にはジャパンの日本武道館公演に矢野顕子と共に坂本と高橋がゲスト出演、16日には細野と高橋が参加したシーナのアルバム『いつだってビューティフル』と同じく細野と高橋が参加したビックリハウスのカセットアルバム『音版ビックリハウス~ウルトラサイケ・ビックリパーティー』、21日には細野のソロベストアルバム『アーリー細野晴臣』と坂本が参加したわらべのシングル「めだかの兄妹」がそれぞれリリースされた[2]。
1983年に入り、1月1日には国際コミュニケーション年のテーマソングとして本作収録の「以心電信」が使用され、NHK総合にてコマーシャルが放送された他、同日には高橋のソロシングル「ARE YOU RECEIVING ME?」、細野が参加したイモ欽トリオのシングル「ティーンエイジ・イーグルス」がリリースされた[2]。1月2日には坂本が参加したTACOのアルバム『タコ』がリリースされた[2]。2月には細野が参加した藤村美樹のシングル「夢・恋・人。」、5日には2本目となるYMOのビデオ『コンピューター・ゲーム』がリリースされた[2]。3月には1日に細野が参加した川上さんと長島さんのシングル「きたかチョーさんまってたドン」、5日には細野が参加した中島みゆきのアルバム『予感』、25日には先行シングル「君に、胸キュン。」、細野と高橋が参加した藤村美樹のアルバム『夢恋人』、細野が参加したS-KENのアルバム『ギャング・バスターズ』がリリースされた[2]。
4月には1日に3人が参加した郷ひろみのアルバム『比呂魅卿の犯罪』、5日には坂本とデヴィッド・シルヴィアンの共作シングル「禁じられた色彩」、坂本が参加した矢野のシングル「わたしのにゃんこ」、細野が参加した松原みきのシングル「Paradise Beach(ソフィーのテーマ)」がそれぞれリリースされた[2]。4月9日には雑誌『サウンドール』の特別編集本『YMO BOOK~YOUNG MUZAK OZISAN』が発売、12日からはニッポン放送ラジオ番組『高橋幸宏のオールナイト・ニッポン』の放送が開始、21日にはライブビデオ『YMOウィンター・ライブ'81』がリリースされた他、坂本が参加した映画『だいじょうぶマイ・フレンド』のサウンドトラックと細野と坂本が参加した森進一のシングル「紐育物語」、25日には細野が参加した大空はるみのアルバム『VIVA』と同じく細野が参加したスターボーのアルバム『STARBOW I たんぽぽ畑でつかまえて』、27日には細野が作曲した松田聖子のシングル「天国のキッス」がリリースされた[2]。5月には1日に坂本による同名映画のサウンドトラック『戦場のメリークリスマス』がリリースされ、17日には坂本が出演しているラジオ番組『サウンド・ストリート』にて本作の特集が組まれゲストとして細野と高橋が出演、21日には3人が参加したビートたけしのシングル「TAKESHIの、たかをくくろうか」、坂本が参加した美空ひばりのシングル「笑ってよムーンライト」、細野が参加した藤真利子のアルバム『アブラカダブラ』がリリースされた[2]。
録音
本作のレコーディングは1982年10月20日から1983年1月20日にかけて、ALFA Studio "A"および音響ハウスにて行われた[2]。1982年12月29日には一度本作のレコーディングは終了し、翌年2月リリースを予定していたが、アルファレコードの製造元がビクターからワーナー・パイオニアに変更された為にリリース延期[2]。先行シングルとしてリリースされた「君に、胸キュン。」は前述のリリース延期後、最後にレコーディングされており、1983年1月12日に開始、1月20日にトラックダウンが終了。全てのレコーディング作業が完了する事となった[2]。
5月5日には『ザ・ベストテン』に再度出演、5月8日と翌週の5月15日の2週にわたってフジテレビ系クイズ番組『クイズ・ドレミファドン!』(1976年 - 1988年)に出演、8日放送分では「君に、胸キュン。」と「WILD AMBITIONS」を演奏した他に小林克也司会のコント内でメンバーはイントロクイズに挑戦、15日放送分では「君に、胸キュン。」、「YOU'VE GOT TO HELP YOURSELF/以心電信」、「ONGAKU/音楽」を演奏した他、小林司会の下で「胸キュンは売れるか? 売れないか?」というスネークマンショーを模したコントが行われた[2]。さらに5月19日には『ザ・ベストテン』、5月26日には『ザ・ベストテン』、5月30日には『ザ・トップテン』に出演した[2]。