METAFIVE(メタファイヴ)は、日本のバンド。
2014年に一夜限りのユニットとして結成された高橋幸宏&METAFIVEが、2015年にMETAFIVEと改名。
メンバー
活動
2014年(平成26年)
1月17日、EX THEATER ROPPONGIにて開催された「EX THEATER OPEINING SERIES 2014 NEW YEAR PREMIUM GO LIVE vol.1」にて、高橋幸宏が「テクノ・リサイタル」と銘打ち、小山田圭吾、砂原良徳、TOWA TEI、ゴンドウトモヒコ、LEO今井と共に公演[1]。当初はこのライブ限定ユニットの予定だった。
7月23日[2]、前述の公演の模様をライブ・アルバム『TECHNO RECITAL』としてリリースし、その際に新バンド「高橋幸宏&METAFIVE」を名乗る。「META」の由来は、変身を意味するメタモルフォーゼと細野晴臣がかつてテクノのことを指して使ったメタポップ[3]という言葉である。名前が決まる前の仮のバンド名は高橋幸宏とクール・ファイブだった[4][5]。以前、高橋のトリビュート・アルバムに参加した小山田、砂原、TEIの三人からなるO/S/Tと何かできないかという発想が先にあった[6]。小山田と砂原は「この曲がみんなを繋げてくれた」としてTEIの「Radio」(TEIのソロ・アルバム『LUCKY』で高橋がボーカルを務めた楽曲)を挙げている[7]。
5月31日から6月1日にかけてのオールナイトイベント「TAICOCLUB'14」(会場:長野・こだまの森)に、初めて高橋幸宏&METAFIVEとして出演。8月10日、音楽フェス「WORLD HAPPINESS 2014」(会場:夢の島公園陸上競技場)に出演、ゲストで土屋昌巳が参加した。
9月3日、映画『攻殻機動隊 ARISE border:4 Ghost Stands Alone』(9月6日より上映)のエンディング曲「Split Spirit」を、配信限定でFlyingDog(Victor Entertainment)よりリリース。楽曲は8月1日にオフィシャルサイトで世界初公開された[8]。8月8日から9月8日のあいだ、「Split Spirit」のミュージック・ビデオがスペシャルサイトで公開された。11月24日、「スペースシャワーTV開局25周年×攻殻機動隊25周年×日本科学未来館 GHOST IN THE SHELL ARISE“border:less experience”sounds curated by CORNELIUS」(会場:日本科学未来館)に出演。
2015年(平成27年)
3月13日、音楽フェス「WORLD HAPPINESS 2015」への出演を発表。この情報公開時からユニット名が「METAFIVE」のみになり[9][10]、本格的に活動を行うことを発表した。
6月17日、「Split Spirit」を収録したオリジナル・サウンドトラック『攻殻機動隊 新劇場版 O.S.T. by Cornelius』リリース。同月24日、前年11月24日のライブの模様を収録したBlu-ray Disc『攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE / 新劇場版 Music Clips: music by Cornelius』をリリース。
7月29日、TEIのアルバム『CUTE』にMETAFIVEメンバーが参加。8月23日、音楽フェス「WORLD HAPPINESS 2015」に出演。トリを務め、新曲「Don't Move」「Maisie's Avenue」などを演奏した。9月5日、音楽フェス「OTODAMA'15〜音泉魂〜」(会場:大阪・泉大津フェニックス)に出演。
11月28日、アルバム『META』特設サイトを公開、「Don't Move」のスタジオライブバージョン映像を公開[11]。12月9日、「Don't Move」を先行配信、あわせて五木田智央による『META』のジャケットデザインも公開された[12]。同月17日、「Maisie's Avenue」のスタジオライブバージョン映像を公開[13]。
2016年(平成28年)
1月6日、『META』収録曲「Luv U Tokio -Video Edit-」のミュージック・ビデオを公開[14]。同月13日、METAFIVE初のオリジナル・アルバム『META』をリリース。同月14日、アルバム発売を記念したリリースパーティ「METAFIVE “pre-METALIVE 2016 〜「META」 RELEASE party”」(会場:恵比寿LIQUIDROOM)開催。Young Juvenile Youthがオープニングアクトを務めた。同月21日、初のワンマンライブ「METALIVE 2016」(会場:EX THEATER ROPPONGI)を開催。
5月15日、野外フェス「CIRCLE '16」(会場:福岡県海の中道海浜公園野外劇場)に出演[15]。同月23日、TBSテレビ毎週水曜日深夜放送「オトナの!」が企画するフェス「オトナの!フェス OTO-NANO FES! 2016」(会場:東京都 Zepp DiverCity TOKYO)に出演[16]。
8月17日、1月21日のライブを映像作品およびCD化したBlu-ray+CD『METALIVE』発売。
8月20 - 21日、野外フェス「SUMMER SONIC」(会場:20日、大阪府 舞洲サマーソニック大阪特設会場。21日、千葉県 QVCマリンフィールド&幕張メッセ)に出演[17]。
11月9日、ミニアルバム『METAHALF』リリース。同月18日、日本テレビ「スッキリ!!」にて地上波に生出演し、『METAHALF』収録の「Musical Chairs」を披露した。高橋は、この番組を選んだ理由として「情報番組に出る意表さと、メンバーのスケジュールでは朝が空いてるから」とコメントした。
11月30日 - 12月6日、初のワンマンツアー「WINTER LIVE 2016」を開催。広島(広島CLUB QUATTRO)、大阪(なんばHatch)、東京(Zepp DiverCity)、北海道(札幌PENNY LANE 24)の4箇所で、札幌公演は2Daysで行われた。
2017年(平成29年)
2月24日、『METAHALF』アナログ盤の発売を発表[18]。前年のワンマンツアーのオープニングに使用された砂原の楽曲「Marine」を追加収録し、4月26日発売。
2020年(令和2年)
7月11日、YouTube公式チャンネルにて「METAFIVE. STILL ALIVE.」と題した動画を配信[19]。
同月23日21時、新曲「環境と心理」配信を突如発表し翌24日0時配信開始[20][21]。
2021年(令和3年)
5月11日17時、2枚目のオリジナルアルバム『METAATEM』が8月11日に発売、7月26日にKT Zepp Yokohamaにて「META LIVE」開催を発表[22][23]。同月21日、フジロックフェスティバル'21の1日目(8月20日)出演を発表[24]。
7月4日、InterFM897にてアルバム発売を記念したラジオ番組「METAFM」開始[25]。
7月21日、同月26日に開催予定だった「METALIVE」の中止を発表[26]。同月28日、アルバム『METAATEM』発売中止、並びにラジオ番組「METAFM」の番組終了を発表[27]。
8月6日、フジロックでは特別編成として、砂原良徳とLEO今井に、相対性理論のギタリスト永井聖一、GREAT3のドラマーにして高橋とLEO今井とも縁が深い白根賢一をサポートメンバーに迎えることを発表[28]。同月20日、フジロック出演[29]。
11月20日、7月26日にKZ Zepp Yokohamaで行われていた無観客ライブを「METALIVE 2021 STREAMING」として配信。数量限定の特典付きチケットには、発売中止となった『METAATEM』が付属した。なお病気療養中の高橋に代わり、サポートドラマーとして白根賢一が参加している[30]。
2022年(令和4年)
7月19日、『METAATEM』のリリースを発表。2016年12月3日に開催された「WINTER LIVE 2016」東京公演を収録したBlu-rayを付属し、Deluxue Editionとして一般発売される(公式通販サイト限定でCD単体も発売)[31][32]。また「Wife」のMV(short edit)の公開、各種ストリーミングでの先行配信もアナウンスされた。
2023年(令和5年)
1月11日、高橋幸宏死去。70歳没。
作品
シングル
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タイトル |
発売日 |
規格品番 |
収録曲 |
備考
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FlyingDog / Victor Entertainment
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1st
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Split Spirit
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2014年9月3日
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デジタル・ダウンロード 『攻殻機動隊 新劇場版 O.S.T. by Cornelius』収録
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WARNER MUSIC JAPAN
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2nd
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環境と心理
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2020年7月24日
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WPDH-10713
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デジタル・ダウンロード
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2020年10月30日
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全4曲
SIDE A
- 環境と心理 / Environmental
- 環境と心理 / Environmental(Radio Version)
SIDE B
- 環境と心理 / Environmental(Instrumental)
- Metallisch
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カセットテープ(2000本限定)[33]
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3rd
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The Paramedics
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2021年6月25日
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デジタル・ダウンロード
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4th
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Wife
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2022年7月20日
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デジタル・ダウンロード
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アルバム
# |
タイトル |
発売日 |
規格品番 |
収録曲 |
備考
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Virgin Music / UNIVERSAL MUSIC
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ライブ
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TECHNO RECITAL / 高橋幸宏 & METAFIVE |
2014年7月23日 |
初回限定盤:TYCT-69022 通常盤:TYCT-60043
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全16曲
- META
- CUE
- BALLET
- NOW AND THEN
- LAY MY LOVE
- RADIO
- RADIOACTIVIST
- DON’T THINK TWICE, IT’S ALL RIGHT
- I NEED YOU
- EVERYBODY HAD A HARD YEAR
- TURN TURN
- STILL WALKING TO THE BEAT
- 中国女
- DISPOSABLE LOVE
- DRIP DRY EYES
- SOMETHING IN THE AIR
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オリコン最高43位、登場回数2週
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WARNER MUSIC JAPAN
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1st
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META |
2016年1月13日 |
WPCL-12294
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全12曲
- Don't Move
- Luv U Tokio
- Maisie's Avenue
- Albore
- Gravetrippin'
- Anodyne
- Disaster Baby
- Radio (META version)
- W.G.S.F.
- Split Spirit (META version)
- Whiteout
- Threads
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オリコン最高13位、登場回数26週
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1st Mini Album
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METAHALF |
2016年11月9日 |
WPCL-12456
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全5曲
- Musical Chairs
- Chemical
- Egochin
- Peach Pie
- Submarine
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オリコン最高12位、登場回数8週
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2017年4月26日 |
WPJL-10040
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全6曲
SIDE A
- Marine
- Submarine
- Chemical
SIDE B
- Musical Chairs
- Peach Pie
- Egochin
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アナログ盤
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2nd
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METAATEM |
2021年8月11日→発売中止 →11月20日配信予定のMETALIVE 2021 LIVE STREAMINGの特典として発表 |
WPCL-13260
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全12曲
- Full Metallisch
- The Paramedics
- By The End Of The World/世界の終わりまで
- Ain't No Fun
- 環境と心理
- May Day
- Wife
- The Haunted
- In Sorrow
- Snappy
- Communicator
- See You Again
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WPJL-10136/7
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アナログ盤 2枚組
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METAATEM (Deluxe Edition) |
2022年9月14日 |
WPCL-31992(CD+Blu-ray Disc) WPJL-10136(アナログ2枚組)
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全12曲
CD アナログ
- Full Metallisch
- The Paramedics
- By The End Of The World/世界の終わりまで
- Ain't No Fun
- 環境と心理
- May Day
- Wife
- The Haunted
- In Sorrow
- Snappy
- Communicator
- See You Again
Blu-ray Disc
「WINTER LIVE 2016」@Zepp DiverCity Tokyo公演
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2nd AlbumにBlu-rayを添付、Deluxe Editionとして発売予定 CDのみはワーナーミュージック・ストア限定
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映像作品
- 『METALIVE』Blu-ray+CD(2016年8月17日)
参加映像
- 『攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE / 新劇場版 Music Clips : music by Cornelius』(2015年6月24日)
参加作品
- 『攻殻機動隊 新劇場版 O.S.T. by Cornelius』(2015年6月17日)※「Split Spirit」収録
- TOWA TEI『CUTE』(2015年7月29日)
脚注
出典
関連項目
- TESTSET - 2021年フジロックフェスティバルに出演した砂原・LEO・白根・永井によるバンド。
外部リンク
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シングル・EP |
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スタジオ・アルバム |
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その他のアルバム |
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オリジナル・ サウンドトラック |
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映像作品 |
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VINYL |
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参加・ プロデュースユニット | |
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関連項目 | |
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カテゴリ |