ユニバーサルミュージック合同会社 (Universal Music LLC)は、日本 のレコード会社 。ユニバーサル ミュージック グループ の日本法人で、ユニバーサルミュージックジャパン (Universal Music Japan)としても知られる。
概要
日本に拠点を置く外資 系レコード会社の中では最大手でなお且つ、国内最古参の日本コロムビア に次いで非常に長い歴史を有する日本のレコード会社(2024年9月現在の時点で旧日本ポリドール蓄音機商會 時代から通算して創業97年 )であり、多種多様なアーティストが所属する。基本的に外資系でありながら役員 に実績のある生え抜き社員を登用するなど、民族系同業他社と同等の経営体制となっている。
日本法人は前身のポリグラム 系(ただしポリスター とトーラス 等は除く)3レーベルとユニバーサルビクター(MCAレコード) を2000年 に経営統合させており、ユニバーサル ミュージック グループ が保有するロック 、カントリー 、クラシック 、ジャズ といった洋楽に加え、J-POP ・演歌 (歌謡曲 を含む)の音源・アーティストを多く擁している。2012年には親会社によるEMI 買収に伴い、同業大手のEMIミュージック・ジャパン を吸収し、事業規模を拡大している。
邦楽・J-POP に関しては前身のポリグラムで当時石坂敬一 が社長に就任したのち、同一資本下で独立した制作部門・レーベルを複数設け、グループ内で切磋琢磨させてヒット作を生み出すことを狙いとしており、A&R に注力している。現法人発足後は同業のビクターエンタテインメント 同様、社内カンパニー 制を採り入れて制作部門が独立した組織となっているものの、ソニー・ミュージックエンタテインメント (SMEJ)やワーナーミュージック・ジャパン 、エイベックス とは異なり、事業分野別の分社化は行っていない。
「ユニバーサル」「UNIVERSAL」及びそのロゴマークである地球儀マークを冠するソフト会社としては、NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン (旧:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン ← ジェネオン・エンタテインメント ← パイオニアLDC ← レーザーディスク社)も存在するが、こちらはコムキャスト / NBCユニバーサル 傘下で、2024年 3月 現在、両社に直接の資本関係はない。ただし、VHS/BD/DVD等の起動時に登場する地球儀のBGMについてはかつて提携していた名残のせいか同一のBGMを使用している[ 注釈 1] 。
沿革
1927年 (昭和 2年)5月30日 - 阿南正茂が「株式會社日本ポリドール蓄音器商會 」(-にほんポリドールちくおんきしょうかい)を設立。ドイツ・グラモフォン 傘下のポリドール・レコードの、国内で販売を開始。
1942年 (昭和17年)3月 - 戦時中の外国語使用禁止の風潮 を先取りし、社名を「大東亞蓄音器株式會社 」(だいとうあちくおんき-)に変更。ブランド名については、邦楽部門を大東亜レコードに変更したものの、洋楽部門は引き続きポリドール・レコードを使用した。
1943年 (昭和18年)12月 - 社名を「大東亞航空工業株式會社 」(だいとうあこうくうこうぎょう-)に変更する(時期は諸説あり)。
1950年 (昭和25年)4月 - 日本ポリドール蓄音器商會が「ポリドール蓄音器株式会社」に社名変更。
1953年 (昭和28年)4月1日 - 「日本ポリドール株式会社」が、ポリドール・レコード(イギリス) と富士電機製造 の出資で設立される。
1956年 (昭和31年) - 日本ポリドールが「日本グラモフォン株式会社」に社名変更。
1962年 (昭和37年) - ドイツ・グラモフォン とフィリップス・レコード(フォノグラム) (オランダ)が、それぞれの出資母体であるシーメンス とフィリップス の下で提携し、DGG/PPIグループ(グラモフォン・フィリップスグループ)を結成。
1966年 (昭和41年) - 日本ビクターレコード事業部(現:ビクターエンタテインメント )内にフィリップス事業部が作られ、日本に於いて「フィリップス」レーベルでの邦楽流行歌 の制作が開始される。
1969年 (昭和44年) - 目黒区 大橋 に日本グラモフォンの自社ビル( - 2002年)が完成。
1970年 (昭和45年)6月1日 - オランダ・フィリップス、日本ビクター (現:JVCケンウッド )および松下電器産業(現:パナソニックホールディングス )の三社合弁で「日本フォノグラム株式会社 」が設立され、日本ビクターから独立。業務開始は同年6月21日 [ 1] 。
1971年 (昭和46年) - シーメンスとフィリップスは折半出資でポリグラム を設立し、DGG/PPIグループのレコード会社を傘下に入れ、レコード事業を統合させる。
11月 - 日本グラモフォンが「ポリドール株式会社 」に社名変更。
1972年 (昭和47年) - フォノグラムがポリドール・レコードを子会社化し、ポリグラム傘下に入る。
1990年 (平成 2年)4月20日 - ポリグラム の日本事業統括法人として「ポリグラム株式会社 」を創立。
1992年 (平成4年)12月 - ポリドール株式会社、日本フォノグラム株式会社の管理・輸入・商品管理部門をポリグラム株式会社 へ移管。
1993年 (平成5年)
2月 - ポリドール株式会社内のb.gramレーベルを、ビーイング と共同出資の上B-Gram RECORDS として法人化。この年、ZARD のヒットで過去最大の売上を記録。
12月 - ポリドール株式会社、日本フォノグラム株式会社の開発本部・営業本部・クラシック本部が、邦楽制作部門を残しポリグラム株式会社へ移管。
1994年 (平成6年)11月 - 東芝EMI(後のEMIミュージック・ジャパン )取締役の石坂敬一 が、ポリグラムから引き抜き を受け移籍、代表取締役 社長 に就任。
1995年 (平成7年)
3月 - 日本フォノグラムがマーキュリー・ミュージックエンタテインメント 株式会社(英略称:MME)に社名変更。松田聖子 ら専属アーティストの開拓を活発化。
ポリドール出身の多賀英典 が興したキティグループ の「株式会社キティエンタープライズ」(旧:キティレコード)および音楽制作部門の「株式会社キティミュージックコーポレーション」がポリグラム株式会社の資本下に入る。キティミュージックコーポレーションは「ポリグラム・ミュージック・ジャパン株式会社 」に社名変更。
ポリドール出身の五十嵐泰弘が興した「トーラスレコード 」がポリグラム株式会社の資本下に入る。後の1997年に社名を「ニュートーラス」に変更。
1998年 (平成10年)11月 - ポリグラムの親会社であるフィリップスが、ポリグラムの株式全てをMCA (現:NBCユニバーサル の一部)の親会社であったシーグラム に売却。アメリカではMCAレコード ・ポリグラムが経営統合したことに伴い12月に「ユニバーサルミュージック 」発足。ポリグラムのクラシックレーベルは徐々にユニバーサルへ変更される。
1999年 (平成11年)
7月 - ポリグラム株式会社が「ユニバーサルミュージック株式会社 」に社名変更。
12月 - ニュートーラスがユニバーサルミュージック株式会社に吸収合併される形で解散。
2000年 (平成12年)
2月 - 東京国税局 の税務調査で、ユニバーサルミュージック株式会社とポリドール株式会社の二社で約250億円の申告漏れが発覚し、約100億円の追徴課税 に応じたことが報じられる。両社はモータウン 買収時に、米国の投資組合にポリグラムの外国法人と共同出資しているが、モータウンの事業利益は最小出資者である米国法人が実質独占しているにもかかわらず、日本法人はのれん 取得費用の損金を自社利益と打ち消すよう毎年計上することで節税 を図ったとされる(移転価格税制 )。
8月 - ユニバーサルビクター(MCAレコード)と経営統合するとともに、ユニバーサルミュージック発足時のレーベル・部門別に社内カンパニー制 を導入。「ポリドール」(ポリドール株式会社の営業・制作事業をユニバーサルミュージック株式会社に移管)、「ユニバーサル」(ユニバーサルビクターの邦楽部門)、「キティ・エンタープライズ」、「MME」、「ユニバーサル・インターナショナル」(ポリグラムおよびMCAの洋楽・クラシック部門)等をそれぞれ発足する。
9月 - 社内カンパニーのキティエンタープライズがMMEに吸収され、キティMMEとなる。
新レーベル「Def Jam Japan 」を設置。
2001年 (平成13年)7月 - ユニバーサル、ポリドールの同レーベルの制作クレジットを「ユニバーサルポリドール」と二重に変更する。
2002年 (平成14年)6月 - 本社を目黒区大橋から港区 の青山一丁目駅 の近くに完成した新社屋に移転。同月末 、邦楽制作部門の社内カンパニーであるユニバーサル、ポリドール、キティMMEの3レーベルを統合・集約し、「ユニバーサルJ 」(UNIVERSAL J)に一新する。
2003年 (平成15年)12月 - ビクターエンタテインメント との販売委託契約、業務提携を解消。2004年 1月 より自社販売を再開。
2004年 (平成16年)
1月 - ユニバーサルJよりキティMMEの流れを汲む社内カンパニー「ユニバーサルシグマ(UNIVERSAL SIGMA) 」を設置。Def Jam Japanはユニバーサルシグマのサブレーベルとなる。同じくユニバーサルシグマのサブレーベルとして、「Island(アイランド) 」、「Kitty Mercury(キティ・マーキュリー) 」を設置。
6月 - ユニバーサルシグマのサブレーベルとして、「A&M 」が設置された[ 2] 。
2007年 (平成19年)1月 - ユニバーサルJから主に旧ポリドール系の制作・宣伝スタッフにより、社内カンパニー 「ナユタウェイヴレコーズ(NAYUTAWAVE RECORDS) 」を分裂する形で設置。
2008年 (平成20年)1月 - 社内カンパニーの「USMジャパン」を改組し、「ユニバーサルストラテジックマーケティングジャパン 」を発足[ 3] 。
2009年 (平成21年)
1月1日 - 株式会社 から合同会社 に組織変更。
1月1日 - ユニバーサル・インターナショナル内のサブレーベルとして、「Delicious Deli Records(デリシャス・デリ・レコード) 」が設置された[ 4] 。
11月 - 小池一彦 がCEO 兼社長に就任。
2010年 (平成22年)4月20日 - ユニバーサルシグマのサブレーベルとして、「UNIVERSAL SIGMA SATELLITE(ユニバーサルシグマサテライト) 」が設置された[ 5] 。
2011年 (平成23年)
1月1日 - ユニバーサル・インターナショナルのサブレーベルとして、「area azzurra 」が設置された[ 6] 。
6月 - CM のサウンドロゴ を導入。
2012年 (平成24年)
2013年 (平成25年)
1月15日 - 小池CEO兼社長がEMIミュージック・ジャパンの代表取締役社長兼CEOを兼務する[ 9] 。
4月1日 - EMIミュージック・ジャパンを吸収合併する形で経営統合し、邦楽部門は「EMI Records Japan 」として運営を開始する[ 10] 。これにより、赤坂Bizタワー 内にあったEMIミュージック・ジャパンの本社オフィスは同社の赤坂オフィス(本社ビルは青山オフィス)となる。また、EMI Records Japanのサブレーベルとして、「EMI Records Japan EMI J 」と「EMI Records Japan EMI R 」が設置された[ 11] 。
9月 - 同年の2月7日 に、 親会社が所有していたEMIレコードの主要部門であるパーロフォン・レーベル・グループ をワーナー・ミュージック・グループ へ売却したことに伴い[ 12] 、日本でのEMIクラシックス(旧EMIミュージック・ジャパン 原盤を除く)や欧州のEMI(ビートルズ を除く)の販売権が、ワーナーミュージック・ジャパン へ移行する。
10月2日 - 同社のレーベル「EMI Records Japan」の規格品番が、旧東芝EMI時代から長年に渡り使用されていたTO (TOCT、TOCP等、邦楽アーティストの場合、マキシ・シングルまたはアルバムだとTOCTから始まる)からTY (TYCT、TYCI、TYCN、TYCP等、同じく邦楽アーティストのマキシ・シングル、アルバムはTYCTから始まる、かつてはユーメックス が使用していた)に変更される。
2014年 (平成26年)
1月1日 - 副社長として邦楽部門を統括していた藤倉尚が社長兼最高経営責任者(CEO)に就任[ 13] 。前CEO兼社長の小池一彦 は代表権の無い会長に就任した。NAYUTAWAVE RECORDSとEMI Records Japan EMI Jを統合し「EMI Records 」が発足、EMI Records Japan EMI Rは「EMI R」とする[ 14] 。
2月5日 - エムティーアイ との共同出資により株式会社ZERO-A が設立。
4月15日 - EMI RとDelicious Deli Recordsを統合して「Virgin Music 」が発足し[ 注釈 2] 、直下に「Virgin Records」と「Delicious Deli Records」を置く[ 15] 。
5月 - EMI Recordsの規格品番がUPに統一され、これより、「TY 」は、Virgin Records専用となった。
2017年 (平成29年)
1月1日 - Virgin Musicが直下レーベルであるDelicious Deli Records及びVirgin Recordsの業務を吸収し、両レーベルはVirgin Musicに統合された[ 16] 。
2018年 (平成30年)
2019年 (平成31年)3月31日 - 子会社のZERO-Aの活動を終了。
2020年 (令和 2年)
1月 - 会社ロゴを『UNIVERSAL MUSIC 』から米国ユニバーサルミュージックと同じく『UNIVERSAL MUSIC GROUP 』に変更し、同時期に、CMのサウンドロゴを一新した[ 20] 。
映像事業として「EASTWORLD ENTERTAINMENT」始動。
3月 - 演歌・歌謡曲レーベル「Prime Music」を「Lighthouse Music」(ライトハウス・ミュージック)として発足。直下に旧EMI系の「EXPRESS」と「Sakurastar Records」を置く[ 21] 。
2021年 (令和3年)
2023年 (令和5年)
2024年 (令和6年)
設立母体
レーベル
現在、ユニバーサルミュージックは、ジャンル別に以下のレーベルからそれぞれ商品を発売している。本項目では、メディアなどが使用している代表的な読み方を記述する。以下に記す規格品番 はコンパクトディスク (12cm CD)の場合。DVDやブルーレイディスク (BD)など他媒体の場合は3文字目の"C"の部分が変わる。
邦楽
Polydor Records
2023年にユニバーサルJから分割された(実質的なポリドールの復活)。
2002年6月にユニバーサル(旧ユニバーサルビクター)とポリドールとキティMMEを吸収・分割した後、ユニバーサルやポリドールの流れを汲む。
規格品番はUPCH 、POCS (2015年以降の福山雅治 の作品のみ。制作をアミューズ 、発売元と販売元を同社が各々担当。2000年以降の作品ではUUCH が割り振られている)。
Perfume Records - Perfume のプライベートレーベル。規格品番はUPCP 。
ASSE!! Records - HY のプライベートレーベル。
歌姫レコード - 中森明菜 のプライベートレーベル。2014年にユニバーサルシグマから移管。
UJ
2023年にユニバーサルJから分割された。Project K&P、Over The Topの2レーベルとTravis Japan 専用の部署であるProject TJが集約される[ 30] 。規格品番はUPCJ 、UPCA (Aぇ! group の作品のみ)。
Project K&P - 2018年設立[ 31] 。2024年にJohnny's Universe から改称[ 32] 。SMILE-UP. (旧:ジャニーズ事務所 )とユニバーサルミュージックによって共同で運営されているKing & Prince のプライベートレーベル。2022年までユニバーサルJ傘下のレーベルだった。
Over The Top - 2020年発足。2024年にTop J Records から改称[ 33] 。Timelesz のプライベートレーベル(SMILE-UP.とユニバーサルミュージックの共同運営)。SMILE-UP.のグループ会社であるグルーヴ・ミュージックカンパニー(旧:ジャニーズ・ミュージックカンパニー)がレーベルの母体であり、同社が作品の原盤権および著作権を管理している。規格品番はJMCT (2020年〜2023年)→OVCT (2024年〜)。
Project TJ - 2022年設立。2024年にTJ Project から改称[ 32] 。Travis Japanが契約しているアメリカのレーベルCapitol Records と連携を図るための部署とされている。規格品番はUPCC 。
ユニバーサルシグマ
2004年にユニバーサルJから分割された。かつて存在した邦楽セクション旧キティMMEの流れを汲む。
規格品番はUMCK 。
Virgin Music
規格品番はTYCT 及びUICV 。
EMI RとDelicious Deli Recordsが併合されて設立された(EMI RはVirgin Recordsに引き継がれ、両レーベルとも2016年末までVirgin Music直下のレーベルとして存続していた)。
EMI Records
規格品番はUPCH 。
EMIミュージック・ジャパン時代に存在していたCapitol Music の吸収に伴い改組したEMI Records Japan EMI Jと、旧ポリドールの流れを汲むNAYUTAWAVE RECORDSが併合されて設立された。
統合前の主力レーベルだった『EMI 』の名と同レーベルの基盤を残したものである。
Mrs. GREEN APPLE (ソロとしての大森元貴 を含む)や、松任谷由実 などが所属している。
EASTWORLD
Mercury Tokyo
holo-n - ホロライブ とEMI Recordsの共同運営レーベル[ 28] 。
USMジャパン
USM JAPAN(ユー・エス・エム・ジャパン) - インターナショナルの邦楽部門。森山直太朗 、柴咲コウ などが所属。その他は、主にコンピレーション・旧譜の発売が中心。規格品番はUPCY (旧譜の再発、コンピレーション盤中心)、UICZ (新譜中心)。
Lighthouse Music
演歌・歌謡曲などの「大人ミュージック」レーベル。2020年3月「Prime Music」より改称。規格品番はUPCY 。
Sakurastar Records - 旧EMI系。旧東芝EMI時代まで存在していた東芝レコードレーベルの後継となる演歌・歌謡曲専門レーベル。坂本冬美 らが所属。
EXPRESS - 旧EMI系。
BE-U
2022年年発足。SKY-HI 主宰の芸能事務所「BMSG 」との共同レーベル[ 35] 。所属アーティストはMAZZEL とREIKO 。規格品番はUMCB 。
UNIVERSAL MUSIC IST
2022年発足。ISTエンターテインメント とユニバーサルミュージックの共同レーベル。THE BOYZ のプライベートレーベル。規格品番はUCCS 。
販売委託・受託レーベル
自己保有の作品を他社に販売(流通)委託しているもの
他社保有の作品でユニバーサルミュージックとして販売(流通)を請け負っている(受託している)もの
販売受託終了レーベル
過去に存在・提携したレーベル
洋楽
クラシック・ジャズ
UNIVERSAL CLASSICS & JAZZ(ユニバーサル・クラシックス・アンド・ジャズ)
UNIVERSAL CLASSICS(ユニバーサル・クラシックス)
UNIVERSAL JAZZ(ユニバーサル・ジャズ)
UCJジャパン - 2008年設立。「ユニバーサル クラシックス&ジャズ」 の国内制作専門 となる下部レーベル。国内外を問わず従来の音楽ジャンルにとらわれない日本企画による制作に特化し、日本発の音楽作品を世界市場へ向けて積極的に発表していくことを目標に掲げたレーベル[ 39] 。
音楽レーベル以外の事業
ユニバーサル・ミュージック・パブリッシング合同会社
ユニバーサル・ミュージック・パブリッシング・グループ の日本法人。国内外の楽曲の音楽著作権を管理する音楽出版事業 を行う。社長はジョニー・トンプソン[ 40] [ 41] 。
ユニバーサル ミュージックアーティスツ合同会社
ユニバーサル ミュージック ジャパン傘下の芸能事務所 。日本のアーティスト及びタレント並びにスポーツ選手らのマネジメントを行う。社長は楮本昌裕。
株式会社オフィスオーガスタ
ユニバーサル ミュージック ジャパン傘下の芸能事務所。2016年12月28日より、ユニバーサル ミュージック ジャパンに全株式を譲渡し戦略的提携を締結している。
DRC合同会社
オフィスオーガスタとユニバーサル ミュージック ジャパンが共同出資し、2020年1月1日にセブンダイヤルズからDRCへと組織変更。社長は小泉直也。ユニバーサル ミュージック ジャパンの子会社としてアーティストのグッズの企画および製作する、オーディオ機器 を中心としたオリジナルブランド「TOoKA BASE」と、アパレル を中心に音楽ライフスタイルを提案するブランド「Porcupine Records」を展開した[ 42] 。他、ファンクラブ運営、ECサイト運営、ウェブ・デザインなどのマーチャンダイジング事業を行う。
UNIVERSAL MUSIC CREATIVE
ユニバーサル ミュージック ジャパンが保有する有形無形の社内資産を活用し、他社のマーケティング活動やブランド価値の向上のために社内の各部署を横断してソリューションを提案する法人向けの事業部門。2023年1月1日にDRC内のUMG FOR BRANDSに統合され廃止[ 43] 。
UNIVERSAL D
ユニバーサル ミュージック ジャパン内の受託販売部門。ポリグラム時代から、小規模レーベルやインディーズ レーベルの全国委託販売を積極的に手がけている。
VMLAS Japan
インディーズ・レーベル・アーティストの販売や宣伝、広告、流通などを支援する、ユニバーサル ミュージック グループ 傘下の流通業者「Virgin Music Label & Artist Services(ヴァージンミュージックレーベル&アーティストサービス)」の国内部門。国内レーベルであるVirgin Music とは別に独立運営される。
ポリドール映像販売会社
ユニバーサルミュージック(旧ポリドールK.K. 系)内のビデオソフト 企画・発売部門。名称に販売会社とあるが法人格 はなく、ユニバーサルミュージック内に置かれた部門である。テレビ番組 (NHK・TBS系で制作された作品および旧作のテレビアニメ が多い)、映画 、お笑い などのオリジナルビデオ など、ミュージックビデオ ではないソフトを取り扱う。ポリドールK.K.時代からポリグラム 株式会社が販売元であったため、「PolyGram Video 」のロゴが使われた。ポリグラムが現社名へ変更後はユニバーサルミュージックとしてのUNIVERSALロゴを使用している。
1990年代にはキッズステーション で、タッチ など旧作テレビアニメのビデオソフトを通信販売 する60秒のテレビCMを放映していた。これはキティ・フィルム の母体であったキティ・エンタープライズが1995年にポリグラム 傘下となり、販売元がポリグラム映像販売会社(ポリグラムK.K.)へ移行した関係による。一方、キティ・エンタープライズから切り離された本業のキティ・フィルムは映像ソフト会社としてファイブ・エース (5-ACE)を別に有していたため、現在もキティ・フィルムがビデオ化権利を保有する作品は同社から発売されている。
日本ではNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン (旧ジェネオン、パイオニアLDC)が発足すると、同じUNIVERSALロゴを使用してビデオソフトを発売しているため、規格番号や記載されている発売元社名を確認する方法でしか見分けがつかない為に販売現場では取り間違えなどのトラブルを起こすこともあった。但し、ユニバーサル映画が100周年を記に地球儀のロゴマークを新しく改定して以降、旧ロゴを未だに使うユニバーサルミュージックと見分けがつくようになった。
開発本部
通販やパートワークなど特販ルートに向けた制作・販売および新規サービスの開発を行う部門。
在籍アーティスト
この節は更新が必要とされています。 この節には古い情報が掲載されています。編集の際に新しい情報を記事に
反映 させてください。反映後、このタグは除去してください。
(2023年5月 )
所属年は東芝EMI → EMIミュージック・ジャパン 所属時のものも含む。
邦楽アーティスト
Polydor Records
UJ
ユニバーサルシグマ
EMI Records
Virgin Music
e-SUM RECORDS
USMジャパン
UNIVERSAL MUSIC IST
UNIVERSAL GEAR
椎名慶治 (2017年〜)
鶴 (2017年〜)
長渕剛 (2015年〜)(EMI Recordsから異動)
Lighthouse Music
UNIVERSAL MUSIC
UNIVERSAL INTERNATIONAL
KARA (2010年〜2015年、2022年〜)(International 2、活動休止前はユニバーサルシグマ → EMI Recordsに所属)
MAZZEL (2023年〜)(BE-U)
REIKO (2023年〜)(BE-U)
クラシック&ジャズ アーティスト
ユニバーサル・ジャズ
ユニバーサル・クラシックス
旧所属アーティスト
→ZERO-Aのアーティストについては「
ZERO-A 」を参照
コンピレーションアルバム・サウンドトラック
邦楽コンピレーションアルバム・サウンドトラック
発売日
タイトル
規格品番
2007年06月20日
PURE LOVE
UICZ-8026
2008年01月23日
PURE LOVEII~winter romance~
UICZ-8035
2008年07月09日
ナツウタ
UICZ-1298
2008年07月30日 2009年03月25日
歌鬼(GA-KI)~阿久悠 トリビュート~
UPCH-20095
2009年02月04日
歌鬼2~阿久悠vs.フォーク~
UPCH-20142 UPCH-20144
2010年02月17日
着ラブ
UICZ-8069
2010年07月14日
歌鬼3 ~ 阿久悠 × 青春のハーモニー ~
UPCH-20201
2011年05月04日
着ラブ2
UICZ-8084
2011年05月18日
PURE LOVE III ~forever dreamin’~
UICZ-8086
2018年06月06日
hide TRIBUTE IMPULSE
UPCH-2162
洋楽コンピレーションアルバム・サウンドトラック
発売日
タイトル
規格品番
2001年05月23日
WOMAN
UICZ-1006/7
2002年03月21日
WOMAN 3
UICZ-1049/50
2003年09月21日
WOMAN 5
UICZ-1090/1
2003年11月12日
ホット・ジョイント-ヒップホップ・パーフェクト・セレクション-
UICZ-1100
2004年01月21日
Queens~The Most Brilliant Woman~
UICZ-4092
2004年12月22日
ホット・ジョイント 2
UICZ-1134
2005年05月25日
ストリート・ヴァイブス
UICZ-3040
2005年07月21日
ストリート・ヴァイブス2
UICZ-1165
2005年09月07日
ストリート・ヴァイブス3
UICZ-3052
2005年09月14日
WOMAN 7
UICZ-1172/3
2005年10月05日
渋谷ランキング
UICZ-1178
2005年11月30日
ストリート・ヴァイブス~ノン-ストップ・ミックス
UICZ-3055
2005年12月07日
ホット・ジョイント 3
UICZ-1186
2006年04月05日
渋谷ランキング2
UICZ-1209
2006年06月28日
ストリート・ヴァイブス2006
UICZ-3069
2006年10月25日
渋谷ランキング3
UICZ-1233
2006年11月22日
ストリート・ヴァイブス2006 ウィンター・ヴァージョン
UICZ-3081
2007年01月31日
ストリート・ヴァイブス 2007 レゲトン・ペルフェクト
UICZ-3083
2007年10月24日
WOMAN IX~プレシャス・ビューティー~
UICZ-1269/70
2009年03月04日
WOMAN スイートテン・ダイヤモンド
UICZ-1312
2010年02月17日
着ラブ 洋楽うたヒッツ
UICZ-1342
2010年06月02日
ビューティフル・ウーマン
UICZ-1350
2010年12月01日
ワッツ・アップ! グレイテスト・ヒッツDVD
UIBZ-1027
2010年12月01日
ワッツ・アップ! ザ・グレイテスト・ヒッツ
UICZ-1361
2011年09月07日
たけしとジャズ
UICZ-1421
2011年12月07日
ワッツ・アップ! 2012
UICZ-1427
2012年06月13日
ワッツ・アップ! ダンス ザ・グレイテスト・ヒッツ
UICZ-1439
2012年12月05日
WOMAN 11
UICZ-1462/3
2013年01月01日
ワッツ・アップ! ザ・グレイテストヒッツ2013
UICZ-1465
2013年06月19日
ワッツ・アップ!ダンス ザ・グレイテスト・ヒッツII
UICZ-1473
2013年10月30日
V.I.P. ホット・R&B/ヒップホップ/ダンス・トラックス 10TH ANNIVERSARY BEST
TYCP-60051
2013年11月13日
メロウ・ヴォーカル-WOMAN-
TYCP-60089
2013年12月25日
ワッツ・アップ!ザ・ベスト 10周年記念盤
UICZ-1517
2014年03月26日
ジャズ・ウーマン-リラックス・タイム
TYCJ-60053
2014年04月23日
ダンスホール・ラヴァーズ カヴァーズ・ベストII
TYCP-60108
2014年06月11日
ワッツ・アップ!ダンス ザ・グレイテスト・ヒッツIII
UICZ-1553
2014年10月15日
WOMAN 12
UICZ-1562/3
2014年12月24日
ワッツ・アップ!ザ・ベスト~ザ・グレイテストR&Bヒッツ!
UICZ-1579
2015年07月01日
ワッツ・アップ! ザ・ベスト・ミックス
UICZ-1601
2015年10月21日
ナチュラル・ウーマン
UCCU-1500
2015年12月02日
ワッツ・アップ! ウルトラ・ヒッツ
UICZ-1613
2016年06月29日
ワッツ・アップ!クレイジー・パーティー・ミックス
UICZ-1631
2016年11月30日
ワッツ・アップ! パーティーメガヒッツ
UICZ-1647
備考
脚注
注釈
^ NBCユニバーサルは後ろの部分を使用しているのに対し、ユニバーサルミュージックは冒頭の部分を使用している。
^ 厳密にはEMIミュージック・ジャパンに存在していたレーベルの復活である。
^ 2018年1月3日に旧譜51タイトルが再発売されているが、大半のシングルや映像作品全カタログはソニーとの原盤供給契約満了時に生産中止となっている。またオーガスタレコードから発売された元ちとせ の作品、kōkuaのシングル「Progress 」は、原盤権がオフィスオーガスタからアリオラジャパンへ移管されており、アリオラジャパンのカタログとして2024年7月現在も残されている。
^ 所属レーベルは米国のCapitol Records 。
^ ソロ作品のリリースは2008年から。
^ EMIミュージック・ジャパン在籍時代は「Utada」名義で洋楽部門に所属していたが、活動休止中の2013年、吸収合併を受けて邦楽部門に加入したため、現在の名義に統一。
^ 2012年度後半以降には業務提携先・アニプレックス からもリリース。
^ ザ・ハイロウズとしての事実上の最終リリースであるベスト盤はBMG JAPAN(現:Ariola Japan)より発売。
^ かつては日本コロムビア にも委託していた。
出典
関連項目
以下、かつての姉妹企業
外部リンク
統括会社 連結子会社 レーベル 旧レーベル アルバム コンテンツ イベント スクール 関連会社 旧系列会社 関連項目
カテゴリ
主要企業 旧主要企業
芝浦製作所
田中製造所
東京芝浦電気
東京電気
東京白熱電燈球製造
白熱舎
傘下企業 旧傘下企業 出資先企業 経営者 事件 関連項目
カテゴリ
メジャーレコードレーベル
主要レーベル その他のレーベル 関連項目