義太夫節(ぎだゆうぶし)とは、江戸時代前期、大坂の竹本義太夫がはじめた浄瑠璃の一種。略して義太夫(ぎだゆう)ともいう。国の重要無形文化財。
17世紀末に成立し、播磨節、嘉太夫節、小唄などを融合した豪快で華麗な曲節が特徴。近代では豊竹山城少掾が芸格を広めた(山城風)。人形浄瑠璃の伴奏に、またそれを元にした歌舞伎の義太夫狂言(丸本歌舞伎)の伴奏に用いられる。なお、浄瑠璃は義太夫節のことであるという説明が往々にして見られるが、これは誤りである。義太夫節はあくまでも浄瑠璃の一流派であって、同一のものではない。
近松門左衛門の作品[1]。
他の作者の作品。
この分野での研究は、まだ緒に就いたばかりである[2]。現在、文楽(人形浄瑠璃)と歌舞伎の義太夫節[3]は、人的に別の流れである。
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