大森 元貴(おおもり もとき、1996年〈平成8年〉9月14日 - )は、日本の歌手[1]、シンガーソングライター、ギタリスト、作詞家、作曲家、編曲家。ロックバンドMrs. GREEN APPLEのメンバーで、ボーカル・ギターを担当。東京都西東京市出身。
来歴
2013年、Mrs. GREEN APPLEを結成。2021年1月19日、YouTubeチャンネルを開設。2月18日にソロデビューを発表し[2]、同月24日に1stデジタルEP『French』でソロデビュー[3]。8月6日には2ndデジタルEP『Midnight』を発売[4]。9月15日、初の著書となる絵本『メメント・モリ』(文:大森元貴、絵:大谷たらふ)を発売[5]。2024年1月20日、突発性難聴の診断を受けたことを公表[6]。なお、活動は継続するとしている。同年12月14日と15日に『メメント・モリ』の朗読劇が、埼玉・ところざわサクラタウンで開催された。上白石萌音が出演し、鈴木勝秀が脚本・演出、大嶋吾郎が音楽監督を務めた[7][8]。
人物
MONGOL800の影響で、小学6年生の時にエピフォンのベースを購入し、謝恩会で目立ちたいという動機から同級生と先生で「1733(ワンセブンダブルスリー)」を結成する。このバンドで初のオリジナル曲とMONGOL800のコピー曲を披露した[9]。その後、コードなども学びたいと思い、ギターを始めた。家におもちゃのギターがあったため、楽器屋に持っていき、弦の張り替えから覚え、無名メーカーのレスポールタイプのギターを購入する。当時の楽曲制作は独学だったが、ベースから音楽活動を始めた経験を生かし、コード進行から作り出したという。オリジナル楽曲の制作の他、RADWIMPSやONE OK ROCKのコピーをしていた[9]。
中学1年生の時、独学でDTMを始める。当時について大森は「打ち込みの概念を理解しておらず、手探りで試行錯誤していた」と語っており、オーディオインターフェースの存在を認知しておらずギターを録音する方法が分からなかったり、MIDIコントローラーの存在も認知していなかったため電子ピアノに入っているドラムの音色を鳴らして、スピーカーにマイクを近づけてリズムを録音していた[9]。
Mrs. GREEN APPLEを結成するまで、DAWはApple社製のGarageBandを使用[9]。結成以後は、同社製のLogic Pro Xと、アビッド・テクノロジー社製のPro Toolsを使用している[10]。
デモ音源の制作は、トラックメイクが先、メロディと歌詞が後というスタイル。メロディと歌詞は「同時に降りてくる」という。完成形を意図して制作することはなく、入れたい言葉や母音のはまり具合をイメージと照らし合わせながら、作詞と同時にメロディを歌唱して録音している。「録音が済んだ頃には、もう他人の曲みたいな感じ」。アレンジと楽器の録音は同時進行。ギターから作り始めることは皆無に等しい。YouTubeなどの試聴サイトで、曲の冒頭部から30秒くらいしか聴いてもらえない場合を想定し、「サビまでの30秒を待たせるくらいなら、Aメロから掴みにいきたい」ので、イントロのアレンジから制作をはじめる。サビを最初につくることは少ない[10]。
楽譜が「書けないし、読めない」ので自身がパソコンで作曲したものを、藤澤と若井が耳で聞いて音を探っている[11]。
趣味・特技は、絵を描くこととバレーボール。愛着の湧かない食べ物はトマト。嫌いな食べ物はいちご。りんごアレルギーである[注 1]。
交友関係
使用ギター
高校1年生の頃に、アルバイトで貯めたお金で購入したフェンダー・テレキャスター(Fender 50th Anniversary Telecaster)をメインで使用している。大森曰く、「音の立ち上がりが太く迫力がある。アルペジオだったりバッキングだったり、いろいろなプレイにちゃんと寄り添ってくれるオールマイティな楽器」として評価している[17]。
ディスコグラフィ
EP
参加作品
配信日
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タイトル
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アーティスト
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収録アルバム
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2020年3月4日
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103 feat. motoki ohmori
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KERENMI
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1
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タイアップ
楽曲提供
ゲーム音楽
書籍
受賞歴
- 2022年12月9日、Billboard JAPANが発表した2022年の年間ランキングにおいて、作詞家チャート「Top Lyricists」と作曲家チャート「Top Composers」にて、それぞれ9位を獲得した[21][22]。
- 2023年12月8日、Billboard JAPANが発表した2023年の年間ランキングにおいて、作詞家チャート「Top Lyricists」と作曲家チャート「Top Composers」にて、それぞれ1位を獲得した[23][24]。
- 2024年6月7日、Billboard JAPANが発表した2024年上半期ランキングにおいて、作詞家チャート「Top Lyricists」と作曲家チャート「Top Composers」にて、それぞれ1位を獲得した[25][26]。2023年の年間ランキングに引き続き、2度目の1位獲得となった。
- 2024年12月6日、Billboard JAPANが発表した2024年の年間ランキングにおいて、作詞家チャート「Top Lyricists」と作曲家チャート「Top Composers」にて、それぞれ1位を獲得した[27][28]。5冠達成で、2年連続の年間1位獲得となった。
出演
テレビ
映画
アニメ
ラジオ
YouTube
CM
Webドラマ
脚注
注釈
- ^ 2023年7月30日放送分の日本テレビ『ニノさん』にて、大森自ら公表。
- ^ 2020年7月14日から9月1日は欠席。9月8日より大森のみ出演。
- ^ 毎週火曜日23:08 - 23:25に放送。なお、開始から2020年3月は毎週水曜 23:13 - 23:30に放送。
出典
関連項目
外部リンク