北國新聞(ほっこくしんぶん)は、石川県金沢市に本社を置く株式会社北國新聞社が発行する地方紙である。
朝夕刊ともに発行しており、全国ニュースは共同通信社[6] と時事通信社から記事の供給を受けている[要出典]。
2022年の発行部数は、富山新聞を含め朝刊31万7039部(日本ABC協会調べ、2022年7月-12月)。一方、富山県内でのシェアは地元紙の北日本新聞や読売新聞に押されて1割程度に留まっている[7]。
関連・友好法人などとして、富山新聞(富山市)[注 2]、テレビ金沢、金沢ケーブル(ケーブルテレビ)、ネスク(インターネットプロバイダ)、エフエム石川(FMラジオ局)、ラジオかなざわ、ラジオななお、ラジオこまつ、ラジオたかおか(コミュニティFM局)の各種系列メディアを持つ[注 3]。2005年以降は、社主・嵯峨家の追放からテレビ金沢開局などの経緯で希薄となっていた北陸放送との関係を取り戻している(2007年より、当社社長(現・会長)・主筆の飛田秀一が取締役に就任)[要出典]。
県内で競合する北陸中日新聞および、富山県の北日本新聞や福井県の福井新聞など近隣の県域紙(京都新聞、岐阜新聞、信濃毎日新聞など)は読者からSNSで情報提供を受け付ける形式の調査報道のコーナーを開設し、西日本新聞社を幹事社とする「JODパートナーシップ」を通じた記事交換を行っているが[8][9]、北國新聞では調査報道には消極的で、このような企画は当初から参加していない。
石川県の民間放送局とは1985年から1992年まで、対立していた時期があった(北陸朝日放送・北陸放送を参照)。かつて国民の祝日の発行号では、富山新聞とともに題字近くに「祝日には国旗を掲げましょう」の表記があった[10]。
また、戦時中は戦災に遭った福井新聞の印刷を代行し、敗戦後もマリノニー輪転機や活字を贈るなど、再建の支援を行っていた[32]。
『北國毎日』時代を除き、『ほっこく新聞』と名乗り続けているが、この『ほっこく』の題字は、時代により変遷をくり返してきた。
創刊期から『北國毎日』になるまでは、横に長いデザインの文字で『北國新聞』と表記されていた。 題字を戻した1950年以降少なくとも1953年までは、『北国新聞』と行書風な書体で書かれた新字体の題字を採用していた。紙面の上部に表示されるタイトルも、52~53年の2年間に限り『The Hokkoku Shimbun』と英語表記であった。
それ以降は『北國新聞』と新聞書体風の文字で表記された。
1980年~1990年までは『北国新聞』と新字体で表記された(新字体表記となった際に、新の字の偏も“立+未”から“立+木”に変更された)。
1950年から1990年までは、題字の下に表記される発行社名や、本文中に登場する社名も『北国新聞社』と表記していた。
1991年1月1日以来、題字も本文中の表記も『北國新聞』と旧字体に統一され(ただし、新の字の偏は1980年からの“立+木”を継続)、現在に至っている[26]。『北國新聞社』の『社』も、この年からは旧字体(示+土)で表記している。題字は書道家の横西霞亭によるもの。
2007年より中央競馬において冠レース「北國新聞杯」[注 6][35] が新設される。地方競馬では金沢競馬場で重賞・北國王冠を実施しているが、中央競馬では初めて。第1回が行われた2007年11月25日の北國新聞には、レースの開催が京都競馬場のカラー写真とともに1面に掲載されていた。また、中央競馬の重賞レース開催日には出馬表がスポーツ面に掲載される(GI開催日には前日発売のオッズ表も掲載)。
白山市の白山制作センターでは、日本経済新聞、北陸中日新聞(富山県向け)、中日スポーツ(石川・富山両県向け)、聖教新聞、公明新聞の受託印刷を行っている(詳細はショセキの項を参照)[11]。
フランス・ナンシー市に本社を置くレスト・レピュブリカン社、中国・蘇州市の蘇州日報社、ブラジル・サンパウロ市のニッケイ新聞社と姉妹紙提携し、記事や記者の交換を通じて交流などを行っているほか、ロシア国営のタス通信社(モスクワ市)と報道協定を結んでいる。
将棋の棋王戦の主催紙の一つであり、特に五番勝負ではそのうちの1局を担当するのが恒例である(2018年までは第2局、2019年は第1局)。以前は金沢市内のホテルなどで対局を実施していたが、2009年からは北國新聞会館が使われるようになった(例外あり)[36]。また囲碁の碁聖戦も新聞囲碁連盟加盟であり、挑戦手合五番勝負ではそのうちの1局を担当するのが恒例。
これまで、世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)が主催するイベントの模様を紹介する記事をたびたび掲載している。2016年には、同教会が主催するイベント「世界平和統一家庭連合の集い 世界が家族になっていく」を北國新聞社が後援した[37]。
金沢ケーブルの筆頭株主であり、同局および加賀ケーブルテレビ(金沢ケーブルの連結子会社)で「北國新聞ニュース・プラス」を放送していることもあって、第2テレビ欄は1ページのうちケーブルテレビ・CS放送の番組表が半分以上を占めている。
一方で、ラジオ局は自ら出資しているコミュニティFM局の掲載を優先し、石川県内の系列外コミュニティ放送局であるえふえむ・エヌ・ワンおよびFMかほくの番組表は掲載していなかったが、2009年4月1日から掲載されることになった(なお、北陸中日新聞では北國新聞が掲載していなかった頃から前述の2局とラジオかなざわを一緒に地域版に掲載している)。朝刊は2020年4月30日でKNBラジオ・FBCラジオの掲載を廃止し、隣県のテレビ・ラジオ欄は掲載されていない(夕刊はKNBラジオが掲載されている)。
NHKはNHK金沢放送局の番組。
ほぼ全番組が掲載されているものを記載する。すべて4分の1サイズ掲載。2023年3月1日から、みもの・ききもの欄は掲載されていない。2022年頃からBS11・Bs12・BSアニマックス・J SPORTS(1から4)・放送大学、2023年3月1日からBS松竹東急・BSよしもとの番組表掲載を中止した。また、BSJapanextの番組表は掲載されていない。
かつては北國新聞のウェブサイトで関連企業を掲載していたが、現在は以下の法人の掲載はすべて削除されている。
いずれもテレビ金沢の番組。読売新聞とともに番組協力。
当新聞社本社屋上にはコミュニティ放送局であるラジオかなざわの送信所が置かれている。
1正式なクロスネット局ながら、NNNフルネット局(NNNのニュース番組は全て同時ネットのため)、ANNには報道部門のみ参加。2FNN/FNSとのクロスネット局(資料によってはNNN、FNNのみの加盟と記述してあるものもある)。3FNN/FNS、ANN(報道部門のみ加盟)とのクロスネット局、NNSには非加盟。4加盟局が運営・出資する衛星放送(CSチャンネル)。2024年現在では日本テレビのみが運営・出資している。51996年10月1日開局、2000年9月30日閉局。6太字はNNN・NNS双方に加盟。細字はNNNのみに加盟。7旧NTVは2012年に現NTVに放送免許を譲渡。8加盟当時はSKT静岡県民放送。9CTV開局後はNNSのみダブルクロス。10母体新聞社及び加盟局と友好関係のある新聞社。
BS-TBS 6(2K) / BS-TBS 4K
1加盟局が運営・出資する衛星放送(CSチャンネル)2旧TBSは2009年に現TBSに放送免許を譲渡。3旧CBCは2014年に現CBCに放送免許を譲渡。4OTV大阪テレビ放送は後にABCに吸収。OTV閉局当時はJNNが未発足であったが便宜的に記述。5旧RKBは2016年に現RKBに放送免許を譲渡。6旧MBSは2017年に現MBSに放送免許を譲渡。7旧RSKは2019年に現RSKに放送免許を譲渡。8旧BSNは2023年に現BSNに放送免許を譲渡。9母体新聞社及び加盟局と友好関係のある新聞社。10JNN系列局はないが、友好関係がある新聞社(過去に系列局を置く計画があったが、断念した)。11TBSラジオなどが加盟するラジオネットワーク。12旧称・TBSカンガルー災害募金。
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