株式会社えふえむ・エヌ・ワンは、石川県野々市市の全域[2]、白山市ならびに金沢市の各一部地域[2]を放送区域として超短波放送(FM放送)を行っている特定地上基幹放送事業者である。同一の愛称でコミュニティ放送(コミュニティFM)を行っているが、北國新聞の番組表などではFM-N1と表記される場合がある。
金沢工業大学が中心となって設立された第三セクターのコミュニティFM局で[1]、石川県内かつ北陸地方(新潟県を除く)で初めて開局した[2][5]。金沢工業大学の扇が丘キャンパス28号館が本社演奏所・送信所となっており[6]、日本で初めてとなる大学構内で放送を行うFMラジオ局として開局した[2]。
放送形態は、5時開始起点で日曜日深夜を除き24時間放送で[注 1][6]、深夜の時間帯(月曜日から金曜日は24:00以降、土曜・日曜日は23:00以降)は自主制作番組の再放送に割り当てしている。自主制作番組に力を入れており、自主制作率は放送エリアがほぼ重複するラジオかなざわを上回る。また、北陸地方で初めてインターネットラジオでの配信を2008年(平成20年)6月16日から行っている[4]。
特徴として、収録番組の比率が比較的高く、平日の朝7時の枠、ならびに週末や年末年始はほぼすべてが収録番組となる。2019年4月の番組改編で土曜・日曜のほとんどの時間帯が再放送に変更されている。また、長時間のローカルワイド番組の放送は行われていない。演奏楽曲として、いわゆる演歌と呼ばれるものは流さない[注 2]。曲は最初から最後までかけるということが局是である[注 3][7]。
開局当初は一部時間帯でPCM Z-SKYの再送信を、時期は不明だが程なくJ-WAVEの再送信に切り替えてしばらく行っていたが、2009年4月1日をもって廃止となりほぼ100%自主制作となった[8]。J-WAVEの再送信を行うコミュニティFMが多いが、同局が全国で初めて再送信を始めたのがきっかけとなり、全国に広まっていったものである[8]。
開局当初から、一部の時間帯でJ-WAVEの番組を再送信していた。また、日曜深夜については2005年3月まではJ-WAVEの『J's Journal』や音楽セレクション番組を放送していた(J's Journal終了から2009年9月まではこの時間は放送休止枠だったが2009年10月からは自主制作枠となっている)。しかし、2008年6月にサイマルラジオを開始するにあたり[4]、J-WAVEの番組はサイマル放送できないため、2009年4月1日をもってJ-WAVEの再送信を終了した[8]。これにより石川県内においてJ-WAVE再送信局がなくなった。
2022年10月時点。現在の番組の詳細は、公式サイトの週間番組表などを参照。◎印は再放送が設定されている番組。
曜日記載のないものはすべて月曜日から金曜日までの放送。
ほか
2005年12月27日に開局10周年を迎え、特別番組が放送された。
えふえむ・エヌ・ワンには、スタジオが6つあり[6]、いずれも頭文字がアルファベットの「S」となっている[12]。
SimulRadioの使用プレーヤーは唯一独自のプレーヤーを用いている(かつては他局同様、Windows Media Playerを用いていた)。2010年4月からはiPhoneにおいてもサイマル放送を実施しており、スマートフォンのアプリケーション(iPhone・Android端末)でも聴取可能。また、以前はUstreamでも配信を実施していたが、権利上曲が流せないため、無音のスタジオが配信されていた。
AMラジオ局・FMラジオ局の欄の網掛の凡例■…JRN/NRN系クロスネット局、■…JFN系コミュニティFMの欄の凡例J…J-WAVE配信局
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