この項目では、フジテレビ系列のテレビ局である「株式会社仙台放送」について説明しています。設立当初「仙台放送株式会社」であったラジオ局については「東北放送 」をご覧ください。
茂ヶ崎送信所(旧本社跡地)
株式会社仙台放送 (せんだいほうそう、英 : Sendai Television Incorporated )は、宮城県 を放送対象地域 とするテレビジョン放送 事業 を行っている特定地上基幹放送事業者 である。フジ・メディア・ホールディングス の連結子会社 。
概要
略称は、計画段階ではその時点の英文社名「Sendai Television Broadcasting Corp. 」の頭文字を取ったSBCだったが既に信越放送 が使用していたために、仙台 親局のコールサイン「JOOX-DTV 」の後ろ2文字であるOX (過去にOXTとの略称使用例あり)[ 注釈 1] になった(ウェブサイトのドメイン名 も「ox-tv.co.jp」である)。
フジネットワーク系列局であり、東北地方における基幹局 を担っている。地元企業では七十七銀行 との関係が深く、設立にはフジテレビ や産業経済新聞社 (産経新聞 )などフジサンケイグループ が積極的に関与した。リモコンキーID はキー局のフジテレビ・準キー局の関西テレビ 等と同じ「8 」で、フジテレビとは仙台親局の物理チャンネルも21ch で同じ。
2016年(平成 28年)12月20日付で、フジ・メディア・ホールディングス (FMH)が関連会社2社の保有する株式を取得し、仙台放送を連結子会社 化した。在京キー局を子会社に置く認定放送持株会社 による系列局の子会社化は、仙台放送が全国初の事例である[ 4] [ 5] 。
キャッチコピー は、2017年(平成29年)の開局55周年を記念して制定された「かける。仙台放送 」。2016年(平成28年)までは「8゛まるよ!(はじまるよ) 仙台放送 」が使われていた。また2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災 以降は、「ともに 仙台放送 」のキャッチコピー が使われている。
仙台市 青葉区 に本社、演奏所 を置く唯一の民放テレビ局でもある。以前は東日本放送 (khb) も同区双葉ケ丘に本社、演奏所を置いていたが、2021年(令和 3年)9月に太白区 長町に移転した。青葉区内には、このほか当社とつながりが深いエフエム仙台 (Date fm)、NHK仙台放送局 、コミュニティFM局 の仙台シティエフエム (RADIO 3)がある。
沿革
ネットワークの移り変わり
事業所一覧
かつて東京支社が入居していた七十七銀座ビル
かつて存在した施設
かつては古川市 (現在の大崎市 )、気仙沼市 、石巻市 、またFNNの一員としてロサンゼルス にも支局を開設していた。
交通アクセス
鉄道
路線バス
なお、移転前にあった仙台市営バスの「仙台放送前」バス停は「茂ヶ崎」に変更されている。現在の「仙台放送前」バス停は当初は「東日本放送前」で、KHBが双葉ヶ丘に移転し、仙台放送が現社屋に移転するまでは「農学部前」として運用されていた。当該路線は仙台市営バスが主体の路線(宮城交通は1日数本)であったが、社屋完成と共に仙台市営バスは宮城学院線から撤退した。奇しくも、撤退後にバス停が「仙台放送前」に変更された。
関連会社
ロゴマーク
初代ロゴ
仙台放送の旧ロゴと旧社章の"12 "(仙台放送のアナログチャンネル番号)マークのデザインは、フジテレビ、ニッポン放送 の旧社章・ロゴの作者である亀倉雄策 が手掛けた。亀倉は、同じ宮城県を放送エリアとする東北放送 (TBC)の旧社章・ロゴマークも手掛けている。12マークは、ステレオ放送・二ヶ国語放送表記時の字幕スーパーにも手を加えた形で採用。
1992年(平成4年)10月1日、開局30周年を機に社章・ロゴが変更。現在使用している社章・ロゴは、ニッポン放送の関連会社であるニッポン放送プロジェクト によって製作された。"仙台放送"の"台 "と"放 "の部分がコールサイン"JOOX-(D)TV"とそれに因む略称"OX"の"O "と"X "に見えるのが特徴。
イメージキャラクター
現在のキャラクターは「JUNI (ジュニ)」。2002年(平成14年)10月に開局40周年を先駆けて登場した。イメージは、コールサインJOOXの「ox」が雄牛から、名前は仙台本社(親局)のチャンネル番号 にあたる "12" から採用されている。頭に牛の角を生やした男の子である。
2003年(平成15年)から放送開始と終了にはアニメーションでストーリーが組まれている。全7話中、第1話から第5話まで使用。第1・3話は放送開始時に、第2・4・5話は放送終了時にそれぞれ使われた。
地上波デジタル放送開始にあたっては、追加装甲を付けて「デジJUNI」に変身している。
「JUNI」の誕生以前は、開局30周年を契機に誕生した「あそ坊」が存在した。
イメージソング
かつて、『仙台放送の歌』というイメージソングがあり、1985年 (昭和60年)9月までオープニングに使用されていた[ 14] 。作詞は石郷岡剛、作曲はいずみたく が手掛け、歌は北野路子が担当していた。2007年 (平成19年)に発売されたCD2枚組セット『懐かしのせんだいCM大百科』に収録されている[ 15] 。
情報カメラ設置場所
黄色い手帳
資本構成
企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:[ 16] [ 12] [ 17] [ 18] [ 19] [ 20]
2021年12月10日
資本金
発行済株式総数
株主数
200,000,000円
400,000株
7
過去の資本構成
1978年3月31日
資本金
授権資本
1株
発行済株式総数
株主数
2億円
4億円
500円
400,000株
8
株主
株式数
比率
福田英雄
37,000株
9.25%
志村義久[ 注釈 9]
31,000株
7.75%
愛澤尚太郎 [ 注釈 10]
31,000株
7.75%
阿部清五郎[ 注釈 11]
30,000株
7.50%
青山昇司[ 注釈 12]
29,000株
7.25%
小島宣夫[ 注釈 12]
26,000株
6.50%
早川種三 [ 注釈 13]
21,600株
5.40%
宮城県
20,000株
5.00%
七十七銀行
20,000株
5.00%
振興相互銀行
20,000株
5.00%
鈴木地所
20,000株
5.00%
東洋刃物
20,000株
5.00%
東日本興業
20,000株
5.00%
槇田久生
20,000株
5.00%
1992年3月31日
資本金
授権資本
1株
発行済株式総数
株主数
2億円
4億円
500円
400,000株
19
2003年3月31日
資本金
発行済株式総数
株主数
2億円
400,000株
13
2015年3月31日
資本金
発行済株式総数
株主数
2億円
400,000株
10
主なテレビ番組
2024年7月現在。
自社制作
一部地域ネット
県域放送
特別番組
再放送枠
イッキ見!!テレビ!(月曜 - 金曜 13:50 - 15:45)
フジテレビ系列遅れネット番組
制作局の表記のない番組はフジテレビ 制作。
テレビ東京系列番組
制作局の表記のない番組はテレビ東京 制作。
その他
終了した番組
自社制作
全国ネット
JCBクラシック (毎年6月初旬ごろ開催、3日目後半と最終日は仙台放送制作の全国ネット。例年1日目、2日目は宮城県ローカル放送で3日目前半は宮城・東海ローカルだったが、2006年は1日目、2日目は放送なし、3日目前半は宮城のみローカルとなった、大会自体2007年をもって終了)※HD
脳テレ〜あたまの取扱説明書(トリセツ)〜 (2008年 - 2011年、毎年6月)※FNS全国ネット(2007年に終了した『JCBクラシック 』最終日中継の枠が充てられていた。2011年は東日本大震災 の影響で10月に放送が延期された)
すっきり!脳トラベル (2012年6月3日)※FNS全国ネット
mashup!音王MUSIO → mashup!音王MUSIO neo ※HD
ローカルニュース
バラエテイ・情報番組
サタマガ→サタデーマガジンα
スーパーSAT →スーパーSATマイルド
ルック!202
2時ですOXです
夕やけTV編集局
ほっとチャンネル
CATCH
VEGALCIO!
OXあさ一番
かみすぎトーク
みやぎ土曜スタジオ(宮城県広報番組、1970年4月 - 1983年3月)
朝のメッセージ(宮城県広報番組、1983年4月 - 1995年3月)
みやぎあるものさがし(宮城県広報番組、1995年4月 - 1999年3月)
キラキラふくし探検隊(宮城県広報番組、月2回放送、1995年4月 - 1999年3月)
りん!(宮城県広報番組、1999年4月 - 2001年3月)
情報マガジンみやぎ(宮城県広報番組、月2回放送、2001年4月 - 2003年3月)
たきたて!みやぎDON(宮城県広報番組、月2回放送、2003年4月 - 2005年3月)
私のレポート(仙台市広報番組、開始時期不明 - 1975年3月)
60万人の広場(仙台市広報番組、1975年4月 - 1981年3月)
70万人の広場(仙台市広報番組、1981年4月 - 1986年6月)
さわやかレーダー仙台(仙台市広報番組、1986年7月 - 1995年3月)
定禅寺家の人々 (仙台市広報番組、1999年4月 - 2006年9月)
仙台まち劇場 (仙台市広報番組)
ライブ!
速報スポルたん! (2006年4月 - 2007年1月)
輝け★アプリの星(2007年11月10日 - 2008年2月9日)
情報ライブ
Life+ ※HD
とうほく食文化応援団
しゃれおつ部(2012年7月7日 - 7月28日)
テレビで学べる スマート・エイジング教室
仙台放送開局45周年記念特別番組 リサーチャーズ・地震予知の探究者たち(2007年10月19日)
当番組放送に合わせて地震防災情報に関するポータルサイト、大地震に備える[1] を開設。
AKB48の牛舌GIRLS
杜の都どっきり協会
春夏旬鮭 みやぎ銀ざけproject
こどものじかん JUNIチャンネル
ともに、希望を!
永野のわっしゃ!
ゴールデンタイム の番組
深夜番組
好きやねん→空飛ぶ○月のペンギン
幸せのキットショー
夜は変ホ短調
TOPCAT
M☆KIDS
マンデースポーツ(月1回)
ドラマニア倶楽部
オガッタ!?
モンスターライフ
ブロックネット番組
以下東北電力 提供
新・サンデートーク - 草柳大蔵 が20年に亘ってホストを務めた対談番組。東北各県にネットしていた。
今、きらめいて - 草柳が監修を務めたドキュメンタリー番組。東北各県およびBSN新潟放送 (JNN系列局)にネットしていた。
ぼくらの時代 (地井武男 をナビゲーターに、毎回1人の人に密着したドキュメンタリー。月1回、東北および新潟のFNS系列局6局および青森テレビ(JNN系列局)で放送されていた。
情熱エンジン (東日本大震災の影響で打ち切り)
スカパー! 向け制作番組
Jリーグ中継 ・モンテディオ山形 主管試合(2007年分)
山形県 では1997年4月1日に山形テレビ (1993年4月1日にANN 系列へ移行)以来4年ぶりのFNS系列となる新局、さくらんぼテレビが開局したが、さくらんぼテレビは当時スポーツ中継を全国放送するだけの放送設備を充分備えていなかったこともあり、OXが制作。2008年以降は山形テレビが制作を受託。
一部地域ネット
フジテレビ系列遅れネット番組
このほか、テレビ静岡 制作のプロダクション人力舎 のタレントが出演する一連の番組(『トバ子シリーズ 』など)はかなり時期が遅れたものの一通り放送された。
テレビ東京系列番組(東京12チャンネル時代も含む)
制作局の表記のない番組はテレビ東京制作。
アニメ
その他
その他の番組
日本テレビ系列 番組
全国独立放送協議会 の番組
このほか、『イヌゴエ 』、『ネコナデ 』など東名阪ネット6 などが制作している一連の動物ドラマが放送されていた。
海外ドラマ
その他
ミヤギテレビ開局前に放送されていた日本テレビ系の番組
○はミヤギテレビ開局後移行された番組。
東日本放送開局前に放送されていたテレビ朝日系の番組
アナウンサー
仙台放送のアナウンサーには長らく宮城県出身者がいない時期が続いたが、2022年に宮城県出身者が30年ぶりに採用された。
男性
1993年 佐藤拓雄 (2024年4月 - 報道部兼任)
1996年 金澤聡 (2024年4月 - アナウンス部長)
2017年 下山由城 (秋田朝日放送 から移籍)
2019年 堤勇高
女性
異動したアナウンサー
過去に在籍したアナウンサー
※はアナウンス部長経験者。●は故人。
男性
1966年
山崎正 ●( - 1969年、中京テレビ →地元局のNETテレビ/テレビ朝日 へ移籍。のちフリーアナウンサー、相撲ジャーナリストとして活動。2023年6月に死去[ 23] )
柴山光由 ※( - 2004年定年退職、旧姓:伊藤)
1970年
1972年
1975年
浅見博幸 ( - 2015年11月定年退職、フリーアナウンサーへ転身)
1987年
柳沢剛 ※( - 2007年に制作部に異動後、2010年に現場復帰 - 2017年2月、2017年3月広報部に再異動、2023年8月定年退職、現立憲民主党 衆議院議員)
1990年
下田恒幸 ( - 2005年、フリーアナウンサーへ転身)
2002年
2006年
2008年
広瀬修一 ( - 2015年3月、フリーアナウンサーへ転身)
2011年
稲垣龍太郎 ( - 2018年3月、2018年報道部へ異動、2019年3月退職)
2015年
入社年度不明
女性
1977年
1980年
1984年
長谷部真理子 ( - 1991年、旧姓:塚原、退職後は当局でもネットしていたフジテレビ制作の報道番組に出演)
1989年
1990年
1991年
1992年
1994年
柳生聡子 ( - 2002年、現:フリーアナウンサー、さとう音楽事務所所属)
1996年
岡田友香 ( - 2006年、現:フリーアナウンサー)
1998年
1999年
2002年
2003年
2005年
2012年
2013年
関連人物
送信所
大年寺山・茂ヶ崎送信所 (旧本社・放送センター)
デジタル
フジテレビ系列のリモコンキーID地図 地図上で赤く塗られている地域の局がID8である。
コールサイン - JOOX-DTV
コールネーム - せんだいほうそうデジタルテレビジョン
リモコンキーID - 8
仙台 21ch 3k W (実効輻射電力 30kW)
200Wユニット並列×18で余裕がある。そのため電力増幅器が1台故障しても自動利得制御 により定格出力で運用可。冷却は空冷式。前面に作動情報を表示させるカラーディスプレイがつく。グッドデザイン賞 受賞。
取り付けたい場所にエフエム仙台 (Date FM)の送信アンテナ(双ループ4段)があることから同場所に張り出すようなスキューアンテナ4D7段を採用(同じフジテレビ系列局の関西テレビ放送 の生駒山 親局もデジタル放送ではスキューアンテナを採用している)。
STL(送受信機)はNEC 製を採用。パラボラアンテナはアナログ波と共用するが、将来的には災害時のことを考え光回線の使用も視野に入れる。
中継局
アナログ
2012年3月31日運用終了時点のもの。
※東鳴子局は開局当初は鳴子局と同じ11chで送信していた。(他の在仙VHF局も鳴子局と同一chだった。 1987年12月23日移設に伴い、UHF帯に変更。)
廃止されたテレビ中継局(地上アナログ放送)
東日本大震災による番組編成
脚注
注釈
出典
外部リンク
地上波 フルネット局 26局地上波 クロスネット局 2局 BSデジタル CSチャンネル 4 過去のCSチャンネル 旧加盟局7 国内支局 関連新聞・スポーツ新聞・夕刊新聞社9 関連項目
脚注
1 NNN /NNS との提携関係あり。2 NNN/NNSとのクロスネット局であるが、NNN・FNNのみの加盟と記述してある資料あり。3 NNN・ANN とのクロスネット局であるが、ANNには報道部門のみの参加。4 加盟局が運営・出資する衛星放送 (CSチャンネル)。5 現在のJ SPORTS 。フジテレビは2009年9月まで出資。6 2009年 4月30日 で閉局。7 太字はFNN・FNS双方に加盟。細字はFNSのみに加盟。8 旧フジテレビは2008年 10月に現フジテレビに放送免許を譲渡(会社分割方式)。9 母体新聞社及び加盟局と友好関係のある新聞社。
過去
地上波 フルネット局 28局 (正式なクロスネット局であるFBCを含む)地上波 クロスネット局 (FBCを除く) 2局 BSデジタル CSチャンネル 4 旧加盟局6 国内支局 未開局の放送局 関連新聞・スポーツ新聞社10 関連項目
脚注
1 正式なクロスネット局ながら、NNNフルネット局(NNNのニュース番組は全て同時ネットのため)、ANN には報道部門のみ参加。2 FNN /FNS とのクロスネット局(資料によってはNNN、FNNのみの加盟と記述してあるものもある)。3 FNN/FNS、ANN(報道部門のみ加盟)とのクロスネット局、NNSには非加盟。4 加盟局が運営・出資する衛星放送 (CSチャンネル)。2025年現在では日本テレビのみが運営・出資している。5 1996年 10月1日 開局、2000年 9月30日 閉局。6 太字はNNN・NNS双方に加盟。細字はNNNのみに加盟。7 旧NTVは2012年に現NTVに放送免許を譲渡。8 加盟当時はSKT静岡県民放送。9 CTV開局後はNNSのみダブルクロス。10 母体新聞社及び加盟局と友好関係のある新聞社。