『ゴータムカ経』[1](ゴータムカきょう、巴: Ghoṭamukha-sutta, ゴータムカ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第94経。『瞿哆牟伽経』(ぐたむかきょう)[2]とも。
長老ウデーナが、婆羅門ゴータムカ(瞿哆牟伽)に仏法を説く。
構成
登場人物
場面設定
ある時、長老ウデーナはバーラーナシーのケーミヤにあるマンゴー林に滞在していた。
そこに婆羅門ゴータムカが訪れ、正しい比丘について問いかけ、ウデーナは、人の四分類・二分類、十善戒、六根・六境、四禅、三明、三漏などについて説く。
ゴータムカは法悦し、三宝への帰依を誓う。そして、パータリプッタに、後に「ゴータムキー講堂」と呼ばれることになる講堂を建設し、僧伽に寄進する。
日本語訳
- 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典3』(第11巻上) 大蔵出版
- 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)中分五十経篇II』 片山一良訳 大蔵出版
- 『原始仏典 中部経典3』(第6巻) 中村元監修 春秋社
脚注・出典
- ^ 『パーリ仏典』片山
- ^ 『南伝大蔵経』、『原始仏典』中村
関連項目