株式会社Vernalossom(ヴァーナロッサム、英文社名:Vernalossom Co.,Ltd.)は、東京都千代田区に本社を置く芸能プロダクションである。旧社名は株式会社AKS。
芸能プロダクションの経営ほか、音楽・映像ソフトの企画・制作・製造・販売、音楽出版、映画の企画・制作、アイドルグッズの販売なども手掛けている。AKB48グループに含まれる日本国外の8グループの運営を行う。
旧社名の株式会社AKSは、AKB48の主要創設者である秋元康(Akimoto)・窪田康志(Kubota)・芝幸太郎(Shiba)の頭文字を由来とする。
AKB48メンバーは当初「劇場所属」というスタンスを取っており、マネジメント業務は株式会社office48に委託していた[3]。しかし、今後見込まれる更なる人数の増加やそれに伴うメンバー個々のマネジメントへの負担[4]、劇場公演楽曲のリリース希望の声などの問題を解消すべく、新たにAKB48の運営管理を一括で行える会社が必要不可欠となり、AKSは設立された。
AKB48[注 1]・HKT48・NGT48のオーディションに合格した際、最初に所属するマネジメント会社(所属事務所)であった[注 2][注 3]。その後、大手芸能プロダクション等へ所属事務所を移籍するケースもあった。コンセプトは「平凡な少女が、夢を追いながらAKB48として活動し、事務所が決まり、スターになっていくというプロセスを歩むという芸能界の最も夢のある部分を見せる」とのこと。
SKE48メンバーらの株式会社ピタゴラス・プロモーションからAKSへの転籍(2011年11月1日付け)については、「AKB48と運営管理会社を同じくすることによって、知名度と認知度のさらなる飛躍を目指すことが目的である」と発表された[5]。2018年11月には、株式会社KeyHolderがSKE48事業の承継に向けた基本合意書をAKSと締結することを発表し、同年12月27日に事業譲渡契約締結を行い、株式会社KeyHolderが設立した子会社の株式会社SKEが2019年3月1日に事業を承継し再びAKSを離れた(ただし、AKSはSKEの株式20%保有。同年7月1日に株式会社ゼストに社名変更)[6][7][8][9]。著作権表示はピタゴラス・プロモーション時代は (©SKE48) 、SKE時代は (©SKE) となっている。
NMB48の運営については、一時期AKSが行っていたが、2019年6月1日付けで元の運営会社であるKYORAKU吉本.ホールディングス株式会社に戻った。NMB48の管理業務は、株式会社Showtitle(吉本興業の子会社。本社は東京に置かれているが、事務局は大阪に置かれている)が行っている。その経緯から、メンバーの宣材写真が映る場合、AKS所属グループは著作権表示が (©AKS) であるのに対し、NMB48は運営会社の名称ではなくグループ名の (©NMB48あるいは©NMB) となっている。STU48に関してもAKSではなく、新設された株式会社STUが運営管理しており[10]、著作権表示は (©STU) となっている[11]。
AKB48 OFFICIAL CAFE & SHOPSは、フィールズ株式会社と共同で運営していたが、2019年末をもって営業店舗がなくなった。
2020年4月1日、社名を株式会社AKSから株式会社Vernalossomに変更した。
2023年4月1日、すべての事業を子会社である株式会社Superballに譲渡した。
2006年(平成18年)
2007年(平成19年)
2008年(平成20年)
2009年(平成21年)
2010年(平成22年)
2011年(平成23年)
2012年(平成24年)
2015年(平成27年)
2016年(平成28年)
2017年(平成29年)
2018年(平成30年)
2019年(平成31年、令和元年)
2020年(令和2年)
2021年(令和3年)
2023年(令和5年)
運営管理
グループ間兼任メンバーについては、「本籍」グループのメンバーとして扱う。
現役メンバーは2020年4月1日時点での所属グループ、元メンバーは最終所属グループで整理した。劇場所属(office48にマネジメント業務を委託していた時代)から正式に芸能事務所としてのAKS所属へと移行する際に、他の芸能事務所へ移籍した者は除く。
その他の移籍
※2012年3月31日にSDN48全メンバーが卒業したことに伴い、AKSに所属していたメンバーは全員退所した。
※印を付したメンバーはかつてピタゴラス・プロモーションに所属していた。
所属は移籍当時のもの。
AKSはレコードレーベルとしても機能しており、AKB48がメジャーデビュー前にシングルを2作発売したほか、原則としてNMB48・STU48を除く日本国内各グループのコンサートなどの映像作品(DVD・Blu-ray)や劇場公演のアルバムなどを発売している。
日本レコード協会の正会員ではないためインディーズレーベル扱いとなっているが、2012年まで株式会社ソニー・ミュージックディストリビューション(現 株式会社ソニー・ミュージックマーケティング)、同年からエイベックス・エンタテインメント株式会社(旧 エイベックス・マーケティング株式会社 → エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社)に販売委託している。
錦通レコーズ(にしきどおりレコーズ)は、松村香織がソロデビューシングル「マツムラブ!」をリリースしたレーベル。松村のソロデビュー時に「謎のインディーズレーベル[52]」として紹介された社内レーベルである[53]。
★は継続中。
ほか[75][76][77][78]
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マジジョテッペンブルース
ここにいたこと
SDN48 1st Stage「誘惑のガーター」
楽曲一覧