長崎県の「しま」(対馬、壱岐、五島、新上五島、小値賀、宇久、的山大島)を佐世保校、シーボルト校に次ぐ“第3のキャンパス”として位置づけ、学生が主体的・実践的に学ぶPBL学習法(project based learning 課題解決型学習法)を導入するとともに、「しま」での体験を通じてグローバルな視点を持ちローカルな視点で地域課題に取り組むことができる人材の育成を目的とした教育プログラムとして「しまなび」プログラムを行っている。元々は2013年(平成25年)に文部科学省の「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」で採択されたプロジェクトが発端となったもので、事業終了後、2015年から全学必修科目として継続させており、新入生全員が履修している[3]。まず、学生を5~10人ほどの班に編成し、PBLによるフィールドワーク計画の作成を行う。その後、「しま」で4泊5日のフィールドワークを実施し、まとめ・発表会へと繋げていく。優秀なプロジェクトは大学と「しま」を中継で結び、大規模な全体発表会で報告する。高校までの受け身の学習から大学の能動的な学習へと転換させ、2年次以降の専門科目での深い学びに繋げていくのも狙いの1つである。