第11回衆議院議員総選挙(だい11かいしゅうぎいんぎいんそうせんきょ)は、1912年(明治45年)5月15日に日本で行われた帝国議会(衆議院)議員の総選挙である。
概説
この選挙から沖縄県に初めて選挙区が設定された[1](先島諸島は不適用)。
選挙データ
内閣
解散日
- 1912年(明治45年)5月15日
公示日
投票日
改選数
選挙制度
- 大選挙区制(一部1人区制)
- 制限投票
- 直接国税10円以上納税の満25歳以上の男性
- 有権者 1,506,143
選挙結果
投票率
- 89.58%(前回比4.29%)
党派別獲得議席
- 総裁=西園寺公望、幹事長=野田卯太郎
議員
当選者
立憲政友会 立憲国民党 中央倶楽部 中立
※北海道の「○○等」は○○の周辺の複数の支庁管内を示す。
補欠当選等
立憲政友会 立憲国民党 中央倶楽部 無所属団・立憲同志会 亦政会・中正会 中立
年 |
月日 |
選挙区 |
選出 |
新旧別 |
当選者 |
所属党派 |
欠員 |
所属党派 |
欠員事由
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1912
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6.18
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静岡県郡部
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繰上補充
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新
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小泉策太郎
|
立憲政友会
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鈴木辰次郎
|
立憲政友会
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1912.6.5辞職
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7.26
|
三重県郡部
|
新
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加賀卯之吉
|
中央倶楽部
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梅原亀七
|
中立
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1912.7.2辞職
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8.15
|
宮崎県
|
新
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瀬戸山清彦
|
立憲政友会
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塚本常弥
|
立憲政友会
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1912.7.31死去
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11.20
|
静岡県郡部
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元
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青地雄太郎
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立憲国民党
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大橋頼摸
|
立憲政友会
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1912.11.5死去
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11.27
|
広島県郡部
|
元
|
望月圭介
|
立憲政友会
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桑原伊十郎
|
中央倶楽部
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1912.11.13辞職
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12.10
|
新
|
山道襄一
|
中央俱楽部
|
湯浅凡平
|
立憲政友会
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1912.12.4辞職
|
12.12
|
千葉県
|
元
|
関和知
|
立憲国民党
|
松元剛吉
|
中立
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1912.11.27辞職
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12.14
|
大阪市
|
元
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石橋為之助
|
中立
|
中橋徳五郎
|
中立
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1912.12.2辞職
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12.18
|
愛媛県郡部
|
元
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村松恒一郎
|
立憲国民党
|
成田栄信
|
立憲政友会
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1912.12.10選挙法違反
|
12.20
|
愛知県郡部
|
元
|
福岡精一
|
立憲政友会
|
徳倉六兵衛
|
立憲政友会
|
1912.12.5選挙法違反
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12.21
|
神奈川県郡部
|
元
|
福井準造
|
立憲政友会
|
長谷川豊吉
|
中立
|
1912.12.10選挙法違反
|
1913
|
1.6
|
愛知県郡部
|
元
|
三浦逸平
|
立憲国民党
|
河村寛裕
|
立憲政友会
|
1912.12.19選挙法違反
|
2.3
|
神奈川県郡部
|
元
|
神藤才一
|
中立
|
石渡秀吉
|
中立
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1913.1.27選挙法違反
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2.8
|
大分県
|
元
|
三浦覚一
|
立憲政友会
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秋本豊之進
|
中立
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1913.1.28選挙法違反
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2.22
|
富山県郡部
|
新
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田中清文
|
立憲国民党
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広瀬鎮之
|
立憲政友会
|
1913.2.17選挙法違反
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2.28
|
兵庫県郡部
|
元
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水野正巳
|
立憲国民党
|
柴崎鹿之助
|
無所属団
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1913.2.20選挙法違反
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5.10
|
群馬県郡部
|
元
|
中島祐八
|
立憲国民党
|
細野次郎
|
亦政会
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1913.5.1辞職
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佐賀県郡部
|
新
|
長谷川敬一郎
|
立憲政友会
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八坂甚八
|
無所属団
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1913.5.3辞職
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5.20
|
長野県郡部
|
元
|
小川平吉
|
立憲政友会
|
山田禎三郎
|
無所属団
|
1913.5.14辞職
|
5.22
|
三重県郡部
|
新
|
松本宗吾
|
立憲政友会
|
岡八
|
無所属団
|
1913.5.9辞職
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12.5
|
群馬県郡部
|
補欠選挙
|
元
|
高津仲次郎
|
立憲政友会
|
中島祐八
|
立憲国民党
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1913.11.14死去
|
12.26
|
山形県郡部
|
新
|
熊谷直太
|
立憲政友会
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斎藤三郎右衛門
|
立憲国民党
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1913.12.3死去
|
1914
|
2.9
|
佐賀県郡部
|
新
|
西英太郎
|
立憲同志会
|
松田正久
|
立憲政友会
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1914.1.19叙男爵
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4.22
|
鹿児島県郡部
|
新
|
床次竹二郎
|
立憲政友会
|
長谷場純孝
|
立憲政友会
|
1914.3.15死去
|
4.27
|
函館外 三支庁管内
|
新
|
園田実徳
|
立憲政友会
|
内山吉太
|
立憲政友会
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1914.3.26辞職
|
5.5
|
岐阜県郡部
|
新
|
坂口拙三
|
立憲同志会
|
大野亀三郎
|
立憲同志会
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1914.4.7死去
|
5.21
|
東京市
|
新
|
片桐酉次郎
|
中正会
|
中島行孝
|
中正会
|
1914.5.1死去
|
6.16
|
熊本県郡部
|
新
|
平山岩彦
|
立憲同志会
|
守山又三
|
立憲同志会
|
1914.5.30辞職
|
7.23
|
岡山県郡部
|
新
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犬飼源太郎
|
立憲国民党
|
坂本金弥
|
立憲同志会
|
1914.6.26辞職
|
8.30
|
沖縄県
|
新
|
護得久朝惟
|
立憲政友会
|
高嶺朝教
|
立憲政友会
|
1914.8.1辞職
|
11.11
|
福岡市
|
新
|
安川敬一郎
|
中立
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鶴原定吉
|
立憲政友会
|
1914.10.26辞職
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11.15
|
札幌区
|
新
|
松田学
|
立憲同志会
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浅羽靖
|
立憲同志会
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1914.10.22死去
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11.18
|
埼玉県
|
新
|
長島隆二
|
立憲同志会
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田中左司馬
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立憲国民党
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1914.10.16死去
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11.30
|
山梨県郡部
|
新
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宇佐美一宝
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立憲同志会
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手塚正次
|
立憲政友会
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1914.11.7辞職
|
出典:衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 院内会派編衆議院の部』大蔵省印刷局、1990年。
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初当選
- 計176名
- 立憲政友会
-
- 90名
- 立憲国民党
-
- 42名
- 中央俱楽部
-
- 5名
- 中立
-
- 39名
返り咲き・復帰
- 計30名
- 立憲政友会
-
- 16名
- 立憲国民党
-
- 5名
- 中央俱楽部
-
- 5名
- 中立
-
- 4名
引退・不出馬・落選
- 計200名
- 立憲政友会
-
- 111名
- 立憲国民党
-
- 47名
- 中央倶楽部
-
- 28名
- 中立
-
- 14名
脚注
注釈
出典
参考文献
- 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 院内会派編衆議院の部』大蔵省印刷局、1990年。
関連項目
日本の国政選挙・国民投票 |
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- 合:合併選挙(参議院議員通常選挙と合併した補欠選挙)が実施された年
- 再:再選挙が実施された年
- 未:補欠選挙が予定されたが、実施されたなかった年
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