靱本町線(うつぼほんまちせん)は、大阪市の川口町停留場 - 谷町三丁目停留場間を結んでいた大阪市電の軌道路線である。
路線概要
- 起点:川口町停留場
- 終点:谷町三丁目停留場
- 営業キロ:3.3km
- 軌間:1,435mm
- 電化方式:直流600V
沿革
- 1913年(大正2年)
- 2月21日:大阪市電の第三期線として、茂左衛門橋停留場駅 - 靱南通停留場(初代)間(1.1km)が開業。
- 5月6日:江ノ子島停留場 - 茂左衛門橋停留場間(0.2km)、靱南通停留場(初代) - 谷町三丁目停留場間(1.8km)が延伸開業。
- 7月2日:靱南通停留場(初代)を信濃橋停留場に改称。
- 7月8日:川口町停留場 - 江ノ子島停留場間(0.2km)が延伸開業し、全線開業。
- 1913年(大正2年) - 1915年(大正4年):本町一丁目停留場が開業。
- 1923年(大正12年) - 1924年(大正13年)
- 内本町停留場を内本町二丁目停留場に改称。
- 内本町一丁目停留場が開業。
- 1927年(昭和2年)1月10日:江ノ子島停留場を廃止。
- 1944年(昭和19年)6月1日:戦時体制下で終日急行運転実施のため、茂左衛門橋停留場、太郎助橋停留場、本町三丁目停留場、本町一丁目停留場、内本町一丁目停留場を廃止。
- 1945年(昭和20年)3月13日 - 7月1日:戦災のため全線休止。
- 1947年(昭和20年)4月1日:運行再開。
- 1951年(昭和26年)7月15日:茂左衛門橋停留場、靱南通停留場(2代、もとの太郎助橋停留場)が復活。
- 1952年(昭和27年)
- 5月1日:本町三丁目停留場が復活。
- 12月1日:本町一丁目停留場、内本町一丁目停留場が復活。
- 1961年(昭和36年)6月1日
- 茂左衛門橋停留場を靱本町四丁目停留場に改称。
- 靱南通停留場を靱本町停留場に改称。
- 1964年(昭和39年)10月1日:全線廃止。
駅一覧
停留場名 |
読み |
キロ程 |
接続路線
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川口町停留場 |
かわぐちちょう |
0.0 |
大阪市電:九条中之島線、土佐堀南岸線
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靭本町四丁目停留場 |
うつぼほんまちよんちょうめ |
0.4 |
|
岡崎橋停留場 |
おかざきばし |
0.7 |
大阪市電:桜川中之島線
|
靱本町停留場 |
うつぼほんまち |
1.1 |
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信濃橋停留場 |
しなのばし |
1.5 |
大阪市電:南北線
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本町四丁目停留場 |
ほんまちよんちょうめ |
1.7 |
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本町三丁目停留場 |
ほんまちさんちょうめ |
1.9 |
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本町二丁目停留場 |
ほんまちにちょうめ |
2.2 |
大阪市電:堺筋線
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本町一丁目停留場 |
ほんまちいっちょうめ |
2.4 |
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内本町二丁目停留場 |
うちほんまちにちょうめ |
2.7 |
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内本町一丁目停留場 |
うちほんまちいっちょうめ |
2.9 |
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谷町三丁目停留場 |
たにまちさんちょうめ |
3.3 |
大阪市電:谷町寝屋川線、谷町線(1944年5月31日まで)
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廃駅
- 江ノ子島駅(川口町停留場 - 茂左衛門橋駅間):1927年(昭和2年)1月10日廃止。キロ程0.2km。
系統
18号系統・19号系統が走っていた。
参考文献
関連項目