大阪市電築港車庫(おおさかしでん ちっこうしゃこ)は、かつて大阪府大阪市港区港晴4丁目にあった大阪市電の車庫。
概要
1920年(大正9年)4月に着工し、1921年(大正10年)3月に、当時の大阪市西区八幡屋町(現在の大阪府大阪市港区港晴4丁目)に開設された。
築港線と安治川築港線とが合流する地点(千舟橋駅付近)にあり、両線に挟まれる形で8棟から構成され、単車にして250両収容可能であった。
しかし、1945年(昭和20年)6月1日にアメリカ軍戦闘機B29による空襲を受けて全焼し、そのまま廃止された。戦災復旧されることなく廃止された大阪市電の車庫は、この築港車庫が唯一である。
関連項目