福井新聞(ふくいしんぶん)は、福井県で発行している県域新聞。株式会社福井新聞社が発行する朝刊専売紙である。
発行部数は17万5256部(2020年10月時点[1])で、福井県内での普及率は約63%[2]。
沿革
支社・支局
現在の支社・支局
過去の支社・支局
- 福井中央支局(福井新聞まんなかプラザ) - 福井市中央一丁目9番23号
- 三国支社 - 坂井市三国町覚善8字60番地1
関連企業
- 福井新聞折りこみセンター
- 福井新聞PRセンター
- 福井新聞販売センター
- 福井新聞印刷センター
- fuプロダクション - タブロイド紙『月刊fu』の発行、福井商工会議所が発行・運営(西日本旅客鉄道〈JR西日本〉福井営業支店が協力)する『福井旅の体験手帖 ふくのね』[20]の編集業務
紙面割
題字には、横棒が一本多い「新」の本字( / 𣂺)を使用している。
地域面
2021年4月より、地域面の題字を各地域在住の小中学生が揮毫している。そのため、福井市は「ふくい市」、嶺北は「れい北」などと学年によって表記ゆれが出ている。
コラム・社説
1面コラムは「越山若水」、社説は「論説」となっている。
番組表
2020年10月1日付より嶺北・嶺南で分けていたテレビ面を統一した。なお、2021年4月13日発行分より、これまで別刷りとなっていた「第2テレビ欄」が廃止され最終面と中面での掲載となっている。
最終面
中面
日曜日にはNHK-FM・FM福井の週間番組表も掲載される(FMの週間番組表が掲載されているのは北陸地方では福井新聞のみ)。
- テレビ(地上波・BS)
- ラジオ
- その他(ケーブルテレビ・CS放送)
定期刊行物など
- 現在
- 月刊fu - 毎月第4火曜日に発行のタブロイド紙で新聞購読者に折込で配布される。また、県内主要書店でも発売している。
- 過去
- おとな日 - 毎月第2・第4土曜日に発行。
- 福悠人 - 奇数月の第3火曜日に福井県すこやか長寿財団の機関紙として発行。
- 週刊も・ぎ・た・てBanana - 毎週木曜日に発行(フルカラー8ページ)。福井市・坂井市・あわら市・吉田郡・越前市・越前町の本紙に折り込まれたほか、福井市中心部では未購読世帯にポスティングもされた。
電子版
2011年10月4日に、有料サービス「福井新聞電子版」の運用を開始し、2013年に「福井新聞D刊」(ふくいしんぶんディーかん)としてリニューアル。開始当初は4つのサービスだったが、2018年6月にスマートフォンなどで紙面閲覧ができる「福井新聞D刊」と、速報記事などが閲覧できる「福井新聞fast」(ふくいしんぶんファスト)にサービスを再編した(後者は紙面閲覧ができない)。
「福井新聞D刊」では、パソコン、スマートフォン(Android・iPhone、専用アプリもあり)、iPadなどのタブレットで福井新聞の紙面閲覧が可能。「D刊」向けのオリジナル記事や写真も配信される。詳細は福井新聞D刊総合案内を参照。
北陸地方の地方紙においては、富山県の北日本新聞では「webun」(ウェブン)という電子版の運用を行っているが、当初はスマートフォンなどへの紙面配信は行っていなかった(現在は閲覧が可能)。一方、北國新聞・富山新聞はスマートフォン向けの有料サイトを開設していたが、前述のサイトを廃止し電子版運用を2021年2月1日から開始した(名称は「北國新聞デジタル」「富山新聞デジタル」)。
JURACA
JURACA(ジュラカ)は、福井新聞社と福井銀行が共同運営する電子マネーカード。2016年4月1日にサービスを開始した[18]。福井銀行が発行するクレジットカード「iicaJCBカード」に紐付けするサービスで、前払い式のnanacoと後払い式のQUICPayの2種類の電子マネーが搭載される[18]。なお、JURACA単体での発行は行っておらず、「iicaJCBカード」の新規申し込みまたは同カードの所有が条件となっている。サービスなどの詳細は、JURACAホームページを参照。
2019年には福井鉄道・東芝インフラシステムズと共同で福井鉄道福武線の福井城址大名町駅と清明駅において、JURACAを利用したICカード決済の実証実験を行った[22][23][24]。またこれとは別に、福井鉄道とえちぜん鉄道の一部の有人駅では、窓口の営業時間内に限りJURACAに紐付けされたnanacoとQUICPayでの決済が可能となっている(JURACAのみは決済不可。電車・バスの車内での決済も不可)[25][26]。
関連放送事業者
関連番組・コーナー
- 福井新聞ニュース
- 福井新聞TODAY・カレントリーふくい
福井エフエム放送の平日朝のローカルワイド番組『Life Is』で放送されていたコーナー。いずれも福井新聞による企画コーナーで、前者は福井県内と日本全国の今日の予定を紹介、後者は福井新聞のウェブサイト「福井新聞ONLINE」のアクセスランキング(当初は1週間の記事紹介)と記者によるニュース解説となっていたが、後者は2019年3月で終了。前者は同年6月で『Life Is』が終了した以降も継続している[27]。
CM出演者
その他
- 本社に輪転機を持っており、深夜に印刷している様子を見学する企画がある[要出典]。
- 1979年、「ふるさと福井80選」主催(福井新聞社創刊80周年記念事業)。
- 1984年、「ふるさと福井85選」主催(福井新聞社創刊85周年記念事業)。
- 五木寛之作の小説『親鸞 激動篇』(第二部)及び『親鸞 完結篇』(第三部)を連載。ただし『親鸞』(第一部)は掲載されなかった。なお同作は、競合紙の日刊県民福井では三部ともに連載。
- シンボルマークは、グラフィックデザイナー塚本哲のデザインである[要出典]。
- 沖縄タイムスと共同で、原発と基地のニュースを発信する「フクナワ」を運用している[29]。
- 2024年3月16日、北陸新幹線が敦賀駅まで延伸開業したことに伴い、福井県内の新幹線新駅から1番列車が発車する度に「速報」として号外を発行。1日で計4回発行された[30]。
脚注
注釈
出典
参考文献
- 『福井を伝えて一世紀 福井新聞百年史』福井新聞社、2020年3月27日。
- 『福井を伝えて一世紀 福井新聞百年史 資料 年表』福井新聞社、2020年3月27日。
- 『福井新聞120周年記念 福井から伝える20年のあゆみ 2000〜2019』福井新聞社、2020年6月。
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
福井新聞に関連するカテゴリがあります。
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CSチャンネル1 | |
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旧加盟局 | |
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関連新聞・スポーツ新聞社9 | |
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関連項目 | |
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脚注
1加盟局が運営・出資する衛星放送(CSチャンネル) 2旧TBSは2009年に現TBSに放送免許を譲渡。 3旧CBCは2014年に現CBCに放送免許を譲渡。 4OTV大阪テレビ放送は後にABCに吸収。OTV閉局当時はJNNが未発足であったが便宜的に記述。 5旧RKBは2016年に現RKBに放送免許を譲渡。 6旧MBSは2017年に現MBSに放送免許を譲渡。 7旧RSKは2019年に現RSKに放送免許を譲渡。 8旧BSNは2023年に現BSNに放送免許を譲渡。 9母体新聞社及び加盟局と友好関係のある新聞社。 10JNN系列局はないが、友好関係がある新聞社(過去に系列局を置く計画があったが、断念した)。 11TBSラジオなどが加盟するラジオネットワーク。 12旧称・TBSカンガルー災害募金。
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地上波 フルネット局 26局 | |
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地上波 クロスネット局 2局 | |
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BSデジタル | |
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CSチャンネル4 | |
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過去のCSチャンネル | |
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旧加盟局7 | |
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関連新聞・スポーツ新聞・夕刊新聞社9 | |
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関連項目 | |
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脚注
1NNN/NNSとの提携関係あり。 2NNN/NNSとのクロスネット局であるが、NNN・FNNのみの加盟と記述してある資料あり。 3NNN・ANNとのクロスネット局であるが、ANNには報道部門のみの参加。 4加盟局が運営・出資する衛星放送(CSチャンネル)。 5現在のJ SPORTS。フジテレビは2009年9月まで出資。 62009年4月30日で閉局。 7太字はFNN・FNS双方に加盟。細字はFNSのみに加盟。 8旧フジテレビは2008年10月に現フジテレビに放送免許を譲渡(会社分割方式)。 9母体新聞社及び加盟局と友好関係のある新聞社。
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