三国町(みくにちょう)は、かつて福井県坂井郡にあった町。
九頭竜川の河口周辺に位置していた。かつては北前船の拠点であり、現代では越前がにやアマエビなどの水揚げや、東尋坊で有名な港町であった。港付近の狭い路地には昔ながらの町並みがあり、その北の東尋坊、雄島、越前松島と景勝が続く海岸はもとより、各種の娯楽施設や祭事などがあり観光に訪れる人が多い。2005年(平成17年)国勢調査による平均年齢は44.8歳。
2006年(平成18年)3月20日、坂井郡に属する他町と合併して坂井市となった。
地理
福井市の北西側に位置し、日本海に面していた。
隣接していた市町村
歴史
沿革
行政
町長
- 坂本憲男(1998年 - 2006年)
- 名村忠治(1897年 - 1903年、1912年 - 1913年)[2]
姉妹都市・提携都市
経済
産業
臨海部にはテクノポート福井が立地し[3]、化学工業が盛ん。観光関連の就業者も非常に多い。
- 産業人口(2005年国勢調査)
- 第一次産業 990人
- 第二次産業 3,765人
- 第三次産業 7,512人
港湾
農業
稲作は南東部の平地を中心に行われているが町全体的には起伏が多く、南部海岸近くは砂丘となっており水捌けのいい地面に適したラッキョウ、スイカなどの露地栽培、北部の丘陵地は畑作や畜産が目立つほか、出荷向けの芝生を生産しながらその一部を利用し遊園地を経営している企業もある。
漁業
日本海中央部まで向かう甘エビの底引き網漁以外ではズワイガニ、カレイ、ハタハタなど沿岸漁業中心。また海岸付近でサザエ、ワカメ、ウニ、アワビなどの素潜り漁が行われている。冬に5mを越す高波が海岸へ押し寄せるため定置網漁や養殖は行われていない。
商業施設
交通
港湾
鉄道路線
バス路線
- 京福バス
- 三国駅を拠点に町内および福井市海岸北部へ向かう各路線、福井駅と三国駅を結ぶ2路線、芦原温泉駅から町内を循環あるいは三国駅とを結ぶ路線のほか、土曜・日曜・祝日には東尋坊と永平寺(永平寺町)を結ぶ快速バスを運行。
道路
学校教育
高等学校
中学校
小学校
社会教育
文化施設
スポーツ施設
娯楽
- 三国座 - 映画館。
- 港劇場 - 映画館。
- みくに東映劇場 - 今新にあった映画館[5]。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
名所・旧跡
観光スポット
祭事・催事
三国町が舞台となった映像作品
出身有名人
脚注
注釈
- ^ 出典の坂井市の資料には「人口(外国人登録人口を含む人数)」と記されている。なお、後年分の資料では「住民基本台帳人口」と記載。
- ^ 三国町郷土資料館(1981年開館)の愛称は「龍翔館」、のちに「みくに龍翔館」(1991年愛称変更)[4]。
出典
参考文献
関連項目
外部リンク